マキノ メタセコイア並木
雨の敦賀を後にバスは山道を走って琵琶湖の西岸、滋賀県マキノへ。
一度は見たかったマキノのメタセコイア並木をバスはあっけなく通り抜け、並木の横にある果樹園でブドウ狩り。
バスを降りて、帰りのバスに乗るまでなんとか雨は降らずにいてくれました。
ブドウ狩りは60分間採って食べ放題。お土産用にも切り取れば1キロ1600円で持ち帰れます。1キロは大きな房なら2房、中くらいなら3房のようです。今ブドウ狩りに解放されていたのは「紅伊豆」「竜宝」の2品種、どちらも大粒な薄緑から熟すと紅がかった紫へ、甘い中に少し酸味があるのが美味しかった。どちらも似た感じでしたが「竜宝」に少し酸味があったかなとは思いますが、房に掛けられた袋の下から覗いて初めて見たブドウ。どれが良いやら早いのかもわからずに切り取ったので、酸味を感じたのは早すぎたのかもしれません。ブドウ園のベンチで採ったばかりのブドウの房ごと抱えてパクパク・・・超贅沢!2種類とも食べたいので私は小ぶりの房を選んで食べました。大きな房を抱えた方は、2種類食べられたかしら。
ブドウ「紅伊豆」
ブドウ園
早めにブドウ園を出て少しでもメタセコイア並木のスケッチがしたいと思っていました。
農業公園マキノピックランドを走る県道沿いに植えられたメタセコイア、真っ直ぐな道に2・4キロにわたって並ぶ500本は壮観です。他の方のブログにも四季折々の姿が紹介されていて、いつか私も行ってみたいと思っていた風景を目の前にしてどう描いたらよいのか戸惑ってばかりの私。頭上では今年初めてのツクツクボウシ。この頃は家の近くで聞くことはないので懐かしい鳴き声です。そしてぽつりと雨、2枚目は早めに切り上げてバスに戻りました。
またいつか違った季節に是非と思っています。が、JR東海道線、JR北陸本線、JR湖西線と乗り継いでマキノから高島市のコミニティバスに乗れば行けないことはないけれど・・・これはなかなか大変そう。でも、いつか!
メタセコイア並木の向こうはブルーベリー園
マキノを出発して後は名古屋へ。
琵琶湖畔の色づき始めた水田、山に湧き上がる雲、雲の間から時々現れる伊吹山と車窓からは魅力的な風景が続きます。が、隣の席の女性はおしゃべりが好き。「だまっているなんてつまらないでしょう」とお菓子を取り出しては勧めながらおしゃべり。返事に疲れて寝たふりしていれば本当に眠くなってしまうし・・・。コロナ禍だからと断っても勧められて家まで持って帰ったお菓子はチョコレート、せんべい、するめ、ジャーキーといろいろありました。ツアーの目的はそれぞれ違うのでこれも仕方がないと思うより仕方がない。
途中休憩の養老SAから猛烈な雨と稲光、その雨も名古屋駅に着いた頃には止んでいて、無事濡れずに帰宅できました。
ツアーは日にちが決まっているのでお天気は選べないし、行く場所も行った先の時間も選べない。それでもツアーを選ぶのは自分では行くことが難しい場所だったり、料金がお値打ちだったりするからです。今回の参加費は5千円。ブドウ狩りも含んだ料金なので、いろいろ思うに任せないことはあってもまたツアーに参加したくなるのです。
帰ってから3日間くらいは、コロナに感染していないかちょっと不安でもあります。27日現在まだ何ともありませんが・・・。
「ツアーは天気を選べない」はこれで終わります。