折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

バスツアーは天気を選べない(2)

2022年08月27日 | 北陸の旅

マキノ メタセコイア並木



雨の敦賀を後にバスは山道を走って琵琶湖の西岸、滋賀県マキノへ。
一度は見たかったマキノのメタセコイア並木をバスはあっけなく通り抜け、並木の横にある果樹園でブドウ狩り。
バスを降りて、帰りのバスに乗るまでなんとか雨は降らずにいてくれました。

ブドウ狩りは60分間採って食べ放題。お土産用にも切り取れば1キロ1600円で持ち帰れます。1キロは大きな房なら2房、中くらいなら3房のようです。今ブドウ狩りに解放されていたのは「紅伊豆」「竜宝」の2品種、どちらも大粒な薄緑から熟すと紅がかった紫へ、甘い中に少し酸味があるのが美味しかった。どちらも似た感じでしたが「竜宝」に少し酸味があったかなとは思いますが、房に掛けられた袋の下から覗いて初めて見たブドウ。どれが良いやら早いのかもわからずに切り取ったので、酸味を感じたのは早すぎたのかもしれません。ブドウ園のベンチで採ったばかりのブドウの房ごと抱えてパクパク・・・超贅沢!2種類とも食べたいので私は小ぶりの房を選んで食べました。大きな房を抱えた方は、2種類食べられたかしら。




ブドウ「紅伊豆」


ブドウ園


早めにブドウ園を出て少しでもメタセコイア並木のスケッチがしたいと思っていました。
農業公園マキノピックランドを走る県道沿いに植えられたメタセコイア、真っ直ぐな道に2・4キロにわたって並ぶ500本は壮観です。他の方のブログにも四季折々の姿が紹介されていて、いつか私も行ってみたいと思っていた風景を目の前にしてどう描いたらよいのか戸惑ってばかりの私。頭上では今年初めてのツクツクボウシ。この頃は家の近くで聞くことはないので懐かしい鳴き声です。そしてぽつりと雨、2枚目は早めに切り上げてバスに戻りました。
またいつか違った季節に是非と思っています。が、JR東海道線、JR北陸本線、JR湖西線と乗り継いでマキノから高島市のコミニティバスに乗れば行けないことはないけれど・・・これはなかなか大変そう。でも、いつか!




メタセコイア並木の向こうはブルーベリー園

マキノを出発して後は名古屋へ。
琵琶湖畔の色づき始めた水田、山に湧き上がる雲、雲の間から時々現れる伊吹山と車窓からは魅力的な風景が続きます。が、隣の席の女性はおしゃべりが好き。「だまっているなんてつまらないでしょう」とお菓子を取り出しては勧めながらおしゃべり。返事に疲れて寝たふりしていれば本当に眠くなってしまうし・・・。コロナ禍だからと断っても勧められて家まで持って帰ったお菓子はチョコレート、せんべい、するめ、ジャーキーといろいろありました。ツアーの目的はそれぞれ違うのでこれも仕方がないと思うより仕方がない。
途中休憩の養老SAから猛烈な雨と稲光、その雨も名古屋駅に着いた頃には止んでいて、無事濡れずに帰宅できました。

ツアーは日にちが決まっているのでお天気は選べないし、行く場所も行った先の時間も選べない。それでもツアーを選ぶのは自分では行くことが難しい場所だったり、料金がお値打ちだったりするからです。今回の参加費は5千円。ブドウ狩りも含んだ料金なので、いろいろ思うに任せないことはあってもまたツアーに参加したくなるのです。

帰ってから3日間くらいは、コロナに感染していないかちょっと不安でもあります。27日現在まだ何ともありませんが・・・。

「ツアーは天気を選べない」はこれで終わります。




バスツアーは天気を選べない(1)

2022年08月26日 | 北陸の旅



日本海さかな街




8月25日にバスツアーに参加しました。20年近く前、1万円で葬儀会館の会員になり会報が送られてきていましたが、ほとんど見ることも無かったのになぜか目についた旅行のお知らせ、敦賀レンガ倉庫、マキノのメタセコイア並木とあり以前から行きたい場所だったので申し込んだのです。それもすっかり忘れていましたが・・・。申し込みの第1希望日は26日でしたが、なぜか第2希望の25日になりました。

25日は朝からどんより曇って予報は降ったりやんだり。行った先でも予報通り強い雨、時々はやんだりと。帰りの名神高速から名古屋へ向かう道中は豪雨となって雷鳴がとどろく中をノロノロ進み、でも無事名古屋駅で解散するころには雨がやんでいたのは大助かりでした。私が行くツアーは雨が多い気がします。今回も第一希望の26日なら敦賀もマキノも晴なのですから、なんだかねぇなのです。


名古屋駅7:30分発・・・岐阜で毛皮工房見学(販売所)・・・日本さかな街(昼食)・・・敦賀赤レンガ倉庫・・・マキノ(ブドウ狩りとメタセコイア並木)・・・名古屋駅6時過ぎ解散

名古屋駅を出発して先ず岐阜県の毛皮工房へ、ツアーならこれも仕方のない事。高価な毛皮や絨毯、十数万円の健康ネックレス、こうした高額商品をツアー中に買うかしら?と思っていたら、磁気ネックレスを買っている方があったので買う方はいるのです。バスの隣席の方も以前買ったとか。「効果ありました?」と聞くと「効果はね~。すぐ落としてしまってね」ですって。






昼食は福井県敦賀にある「日本海さかな街」で自由昼食。何度も来ているという方は「個々の店舗が少なくなって活気がなくなったね」と。長いコロナの影響は広くて深いようです。カニやホッケ、甘えびなど同じような品が並ぶ店、名物の焼き鯖や焼き鯖寿司の店、これみんな売れるのかしらと思うほど、時間が早いとはいえお客さんは少ない。
私はバスで配られたチラシにある「バス旅限定」ランチ1000円にしました。観光地でこのお値段なら、お値打ちかもです。食べ終わっても時間はあるし、お土産も買う気がないしで空き店舗の椅子でちょっとスケッチしたのが見出しの絵です。




「うにいくらのせ豪快丼」味噌汁もありました、写ってませんが・・・


お昼を食べてからバスで港へ。
いつか敦賀港とレンガ倉庫を見たいと思っていました。昼食の時からの強い雨が降る中レンガ倉庫を外から眺めて港へ(皆さんは中のお土産屋さんやジオラマ見学)。立ち止まってスケッチもままならないほどの雨でした。できれば少し離れた「敦賀ムゼウム」へも行きたかったのですが、自由時間内に戻って来る自信がなくてやめました。1920年敦賀港から上陸したポーランド孤児や、1940年「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の「人道の港」の歴史を伝える資料館です。



敦賀港

歩道の印

レンガ倉庫(思っていたより小さかった)





また次回に続きます。

おみやげは想い出

2019年01月20日 | 北陸の旅
 コハクチョウのいる水田 

旅の楽しみは色々あるのですが、行き先を決めて出かけるまでのワクワク感。
旅先では風景を見ているだけで楽しい。
冬枯れの景色も山の色、畑の色もそれぞれに美しいし遠くに雪山でも見えたら最高!
バスの中からでも良い風景を見かければいつか来てみようとメモします。
私は節約旅行が多いので美味しいものを食べる機会はあまりないのですが、知らない土地は
見ているだけで興味津々です。
その上どこかで絵を描く場所はないかしらと思うとキョロキョロ歩くのも楽しみ。


  柴山潟



現地でスケッチできれば良いのですが、スケッチが出来なくても歩いて見た分だけ想い出は
残ります。
今日の絵は写真を見ながらハガキに描きました。
ブログにもアップするようになってちょっと力が入り過ぎるかとも思います・・・が。


柴山潟と日本海を繋ぐ水路



地元の方との話も面白いです。
少し青空が見えたので「晴れてきましたね」と言ったら地元の方が「この雲では今日は雨だね」と。
「雪にならないかしら」と聞くと「これは雨の雲だ、雪の雲はこんな風ではない」と。
お話のとおりこの絵の時だけの朝焼けで後はほとんど雨でした。

少しだけ朝焼け


旅のお土産は何枚かのスケッチと写真と想い出。
膝をさすりながらまだまだ楽しんでいます。

コハクチョウを見に北陸へ(2)

2019年01月19日 | 北陸の旅


「部屋の窓から」ハガキ 


片山津の宿の部屋はその昔は華やかだったろうと思わせる造りでした。
天井、襖も凝った造りで次の間への入り口は茶室のように手掛け金具の無い趣のある襖でした。
全体に古びた感じですが障子と畳は新しく畳の香りが気持ちよかった。
大きな部屋の真ん中に夜具が一組・・・なんともったいない・・・

窓から眺められる柴山潟と浮御堂を何枚かスケッチできました。



二日目の早朝は低く垂れこめた雲と雨、ほんの一時青空がのぞき雲を薄紅に染めたのにあっという間にまた雨。
朝食を済ませて12時のチェックアウト迄に帰る予定で雨の中湖畔公園へ。
傘をさしてゆっくりトボトボ20分ほど、見晴らしの良いはずの公園には雨宿りする場所がなくて鴨が騒いで
いるのを眺めて帰りました。


チェックアウトして荷物を預けて昨日のコハクチョウの水田を目指してまた出発。
途中にある日帰り温泉総湯の二階にある見晴らしの良いカフェは定休日、お昼は何処で。
また傘さしてゆっくり水田へ。膝が痛いと同じ距離でも遠く感じます。





この日も水田には沢山コハクチョウが集まっていました。
私が近づけば警戒するので遠くから眺めて、ちょうど雨がやんだのでスケッチ開始。
遠くの雪山の裾が見え隠れして雨に沈んだ風景の中を時折舞上がるコハクチョウの白が夢のよう。
数羽の群れが旋回しているのは警戒しているのでしょうか。
遅れてやって来たのか10羽ほどの群れが飛んできては水田に降りていきます。
見とれてばかりいると急な風とみぞれが降り出して私は大慌てで片付けて。
「グググハハハ グエグエハハハ・・・」コハクチョウの笑い声が響きます。

帰り道のパン屋さんのパンと隣のカフェでコーヒーをいただきながら昼食。
ネットで見た通りどちらの店も感じが良くて美味しくて隣のパン屋さんのパンは持ち込みOKなのです。
やまない雨の中、膝はだんだん痛くなり、たどり着いた宿のロビーで出発までの一時間余り座っていました。
少しでも時間があれば歩き回りたい私なのに残念な事。


「夜」 


帰りのバスが名古屋駅に着いてすぐタクシーで帰宅。
翌朝一番で整形外科に行き検査と注射と薬とで少し歩けるようになりました。
原因は加齢と体重増加、軟骨のすり減りです。
旅のお土産はへっぴり腰の伝い歩き。
早くなんとかしないとね・・・

コハクチョウを見に北陸へ

2019年01月18日 | 北陸の旅
部屋の窓から柴山潟 ハガキ



北陸へコハクチョウを見に行きました。
行き先は石川県片山津温泉、宿は湯快リゾート。
新聞広告で見つけた往復バス無料で1泊2食7500円に惹かれて申し込みました。
ここは1名1室でも同料金なのが有難くてまたも一人旅。名古屋駅から北陸まで大型バスに乗客は半分ほどでした。
何日か前の予報では雪になっていましたが、2日とも雨やみぞれが降ったり止んだりでちょっと残念。
数日前の三連休は晴天続きで白山が良く見えたとか、私にはいつも顔を見せてくれない白山でした。


絵のお仲間から片山津温泉近くの田んぼでコハクチョウが見られると聞いていたのでいつか見てみたいと思っていました。
2時過ぎに宿のチェックインをすませて、スケッチ用具と傘を持って出発。
片山津温泉は何度目かなのでおよそ様子が分かります。
柴山潟沿いの遊歩道を歩きたかったのですが風雨が強くて街を抜けて行きました。
バブルの名残のような大きな旅館が立ち並んで中には閉めたままの宿も。季節外れとは言え寂しい温泉街です。

街を抜けて田んぼに出ると向こうの方に点々と白いもの、時にはふわりと舞い上がってコハクチョウです。
舗装もされていない道を行くとしきりに鳴き声が聞こえてきて私は近づいてよく見たい。
歩いて行くとかなり離れているのに群れが向こうに移動してゆきます。私が止まれば止まるのですが首を高く持ち上げて
甲高い鳴き声は警戒している様子です。仕方がないので離れた所から見ることに。
遠くからでもこの鳥はほんとにコハクチョウかと思うほど大きな鳥です。
中には首から上が灰色の鳥も混ざっているのはまだ若鳥かな。
水を張った田んぼに集まってグエグエグエとおしゃべりしながらエサを拾っているようです。

 二日目の白鳥の田んぼ F3 



ここは晴れれば白山を背景に大空を舞う白鳥が見られるのが写真の方に人気があるとか。雨のせいか誰もいなくて風景丸ごと
独り占めで眺めてきました。
帰りがけに犬の散歩の男性に出会い「白鳥のいる時間は」と聞くと「だいたい10時くらいから夕方までが多いね。
日が暮れる頃にはどこかへ帰ってくよ。2月の終わりころまでだけどね」と。
ここだけでなく柴山潟の周辺の何ヶ所かに集まっているそうです。




冬枯の風景の中の真っ白いコハクチョウ、白い鳥っていいです。声は可愛いとは言い難いですが。
雨のあぜ道で風もあってはスケッチはできずに宿へ向かいました。
膝が痛くなってきてトボトボ歩き途中の足湯で休憩。ここにもだ~れもいなかった

翌日の宿を出るバスは15:40発、もう一度ゆっくり見に行こうと思いました。

年の瀬のミステリーツアー いろいろ

2018年12月28日 | 北陸の旅
  「安宅港口」

今日の絵は写真からハガキに描きました



旅行が大好きです!なぜ好きなのか?
ブロ友さんのコメントに「非日常」とありました。
確かに見るもの聞くもの食べるものいつもと違ってワクワクします。変化の少ない暮らしの中で
たまに旅に出て非日常に出会うのは別の人になったような気がします。
そこでスケッチしてブログにアップすればどこかで誰かに見ていただける。
誰か・・・不確かなことだけれどただ描いてお仕舞だった以前より良く描くようになったと
思います。旅の楽しさもずっと増した気がします。



  「山中温泉 渓流沿いの道」


私はひとりで参加したミステリーバスツアー。5名の方が1人参加でした。
男性は1名だけ、とても静かな方でいつもカメラと三脚を手に何でも撮影。お歳は私と同じくらい?
1人参加の女性は4名、穏やかなお顔の優しそうな方とお話しすると86歳ですって!
お友達が亡くなったり身体の不調の方ばかりで一緒には出掛けられなくなっての1人参加だそうです。
私よりも10歳年上、こんなに元気にひとりでもツアーに参加できるのは素晴らしい。
私もあと10年はがんばれそうと思いました。
バスで隣の席の方は60代前半かな?お住まいは清須市、私が先日行ったばかりの街です。
私が出かけた喫茶店はちょくちょく利用されるお店だとか。ちょっとご縁がある気がしました。


 「安宅関 日本海」


バスは満席の44名で添乗員さんは助手席。
皆さん旅慣れておられるのか集合5分前にはバスに戻られて、ほとんど順調な旅でした。
順調だった中で一度だけ前の席の数人だけが「えっ~」と思うことが有ったのですが、何人かが
「あら」というと添乗歴18年という添乗員さんは、サラリと適当に説明して特に騒がれることもなく
過ぎました。ベテラン添乗員さんは汗をふきふき、助手席で連絡やら調べ物やらしながら時々案内や
歴史も紹介して、雑談も・・順調に行って当たり前の大変なお仕事。
年末年始は四国への旅に添乗されるとか・・・まぁ~!

たった二日間の旅なのに帰りのバスの窓から名古屋駅のビルの灯りが見えると「名古屋だ」と
ホッとした気持ちになりました。そして家に帰ればよく眠れます。
そんなに安らげる家なのにまたすぐに次は何処へなどと思い始めるのです。
北陸は雪だとか‥・雪もいいなぁ・・・お正月の準備もしなければ・・・


年の瀬のミステリーツアー 2-2

2018年12月27日 | 北陸の旅
  鶴仙渓 あやとり橋 F2



ツアー2日目も晴れ!
この時期は日暮れが早くて日の出が遅い。7時の朝食の窓からやっと薄紅に染まる雲が見えました。
バイキングの朝食はいつだって食べ過ぎ。和食中心のつもりがあれもこれもと手が伸びる。

バス出発の9時までにスケッチをしようと山中温泉の名所鶴仙渓遊歩道へ。
勅使河原宏氏デザインの奇妙な形の「あやとりばし」を渡って河原に降りる。
形の良い「こおろぎ橋」や「芭蕉堂」は遠いので泊ったホテルの対岸であやとり橋をスケッチ。
渓流を上手に描けないのはいつものことで時間が気になり早めに切り上げて移動。
昨日の夕方見た街の路地が面白そうだったので出発時間まで温泉町の路地を歩いてきました。


出発して動物と触れ合う場所へ・・・あっ・・・予想通り「月うさぎの里」でした。
ここは片山津温泉へ行くツアーで必ず立ち寄るところ。私はもう何度目かです。
庭に放されているうさぎさんは数年前よりずっと少なくて、以前買って美味しかった昆布も置いて
なかった。うさぎさんを何度か撫でてから道路をはさんで川沿いをスケッチ。


 月うさぎの里の前から F2


次は今回の旅行で一度だけの観光地。石川県小松市にある勧進帳の舞台「安宅関」へ。

 安宅関


安宅関の安宅住吉神社の巫女さんの説明を受けて参拝。
私は海岸に出たくて添乗員さんに声を掛けてサッサと日本海を見に行きました。
晴れた日本海は青々としてブロックに打ち上げる波の白さが美しい。
「不審船、不審な人を見たら110番」という立看板が目の前の風景と現実があまりにも違って複雑。
木立ちの向こうに灯台が見えたので回ってみると安宅港口灯台とありその向こうの梯川からの山並みが
きれいでした。

 安宅港口灯台  ハガキ

九谷焼の売店で昼食。
なんでも鑑定団にも出てくるような九谷焼は素晴らしくてもお値段が・・・・。パス!

次は福井県越前市武生の「むかしまち あるき」へ。
お寺が集まっている寺町のボランティアガイドさんの丁寧な歴史話は聞いてもすぐ忘れるので、
ここでも添乗員さんに断って一人で途中で通り過ぎた「蔵の辻」へ。
白壁の蔵が立ち並び関西から北陸方面への物資の中継基地だったそうです。
集合時間を気にして5分前にはバスに戻ると戻っていたのは数人だけ。
ガイドさんの話が長引いたのでしょう。皆さんはかなり遅れてバスに戻られました。


蔵の辻 F2


めがねの里の前で F2


その後は鯖江市のめがねの里、越前そばの里へ。
日本のメガネの生産の95%が鯖江市だとか、稲田元防衛大臣も鯖江の方でしたね。
観光で立ち寄って検眼してメガネを注文される方があるのにはちょっと驚き。
だからこの店も成り立っているのでしょうけれど。出来上がると後日発送されるそうです。

越前そばの里で試食して年越しそばを買って、夕暮れの北陸道と名神を通って7時過ぎには名古屋駅に
到着。名古屋駅は25日のクリスマスとサラリーマンの帰宅時間とでごった返していて急に現実に
引き戻されてしまいました。
ともかくも元気で無事にスケッチも7枚描いて一泊二日のツアーは終わりました。

年の瀬のミステリーツアー 2-1

2018年12月26日 | 北陸の旅
はたや記念館

年の瀬のクリスマスだというのに一泊二日のミステリーツアーに出かけました。

24日名古屋駅の出発はゆっくり9時30分。
到着する迄行き先の分からないミステリーバスツアーです。
私は1人参加でバスは満席、添乗員さんは助手席でした。
今の時期なら青春18切符を使って自分で組み立てる旅は最高にわくわくしますが、緊張感で疲れます。
その点何も考えないで全てお任せのツアーは気楽なのが好きなのです。

私の出かける日にしては雪の御嶽山、真っ白な中央アルプスが望める快晴。
名古屋を出てから高速道路で北へ向かうので高山かなと思っていたらずっと手前の白鳥で高速を
降りてもう昼食「味の里奥美濃しろとり」で奥美濃豚のうどんすき、暖かくて美味しかった。
私は売店を覗くつもりが無いので外に出て・・・あまり楽しい景色ではないけれどスケッチ。
どうしてドライブインってどこでも景色の良くない所にあるのだろうと思います。

ドライブインの前で

白鳥から九頭竜ダムの脇を通って福井へ。道路わきにはかなりの残雪がありました。
福井なら平泉寺(へいせんじ)へ行きたいなと思っても素通り。

今回のツアーは見学と買い物が多かった。
始めは福井県勝山市「はたや記念館・ゆめおーれ勝山」ここは明治38年から平成10年まで使われて
いた建物を保存活用したもの。絹織物の機屋(はたや)で国の近代化産業遺産に認定されている
そうです。展示してある写真の中で機屋の織子さんが月に2回の休日におしゃれして外出する様子に
女工哀史ではなかったのだと主張しているように見えました。朝5時半の起床から夕方5時半の終業まで
雪の多いこの地方で木造の工場の仕事は楽ではなかったと思えます。この時代はみんなそうだったと
言えばそうなのですが。
ちょっとだけ見て聞いて集合時間まで外から建物をザックリスケッチ。
次はかまぼこ工場へ。
傷ものの蒲鉾は半額でしたが生ものをここから買って帰る気にはならずパクパク試食だけ。

 車窓から遠くに見えるのは白山?


4時20分早めに着いたホテルは石川県山中温泉でした。
夫が元気だったころ何度か来たことが有る思い出の温泉地です。
部屋から渓流を望める眺めも良いツインルーム。
日暮れが早いので温泉にも入らず外へ出ても渓流沿いの日暮れはなお早くてすでに薄暗い。
少し暗くても街の方ならいいだろうと思い「ゆげ街道」と言われる目抜き通りへ歩きました。
でも、暗くなれば寒いし風呂帰りの人が歩いてくるくらいで散歩の雰囲気ではありませんでした。

夕暮れのゆげ街道 

ホテルの夕食はバイキングではなくて丁寧な和食で美味しかった。
賑やかに飲んでいる方達がちょっと羨ましく飲めない私は黙々と食べるだけ。
1人参加(男性1名、女性4名)の5名はテーブルに広い間隔を空けて席を用意してあるのでおしゃべりを
するのは無理な感じでした。
食後はゆっくり温泉に入って(露天風呂は寒かった~)早めに 就寝、
スケッチする時間のない行程でしたが大好きな田舎の風景と時折見える雪山のドライブで一日目が
終わりました。

片山津・はがき絵-1

2016年11月22日 | 北陸の旅



温泉街のむこうは水田や潟に流れ込む動橋川など絵にしたくなる風景が広がります。
スケッチしながら柴山潟を一周して集合場所は「総湯のカフェ」で、ランチ。


日暮れが早い11月、帰りのバスから夕日がきれいでした。
朝日・夕日と楽しめたいい1日。
尽きないおしゃべりも帰りのバスでは途切れがち、ウトウトして
無事名古屋に帰りました。

今日の絵は帰って写真からハガキに描きました。



片山津・柴山潟締切堤防

2016年11月21日 | 北陸の旅
 堤防から

桜並木とサイクリングコースとして整備され、柴山潟と白山を望む「締切堤防」
柴山潟を干拓した時に造られたため「締切堤防」なんて無粋な呼び方です。

干拓地の稲刈りの終わった田にはコハクチョウが集まっていました。
冬になると1000羽にもなるコハクチョウが越冬に訪れるそうです。
堤防からは離れているので白い点の集まりにしか見えませんが、時々舞い上がり
晩秋の景色の中にに白さがきれいでした。
いつか時間がある時近くで見たいものです。

柴山潟周囲の遊歩道は道を横切る蜘蛛の糸が一杯。
あとで調べてみると「飛行蜘蛛」といい秋になり蜘蛛がそれぞれ別れて
旅立つための糸だそうです。
長い糸を飛ばして遠くまで移動する「バルーニング」「雪迎え」などと
呼ばれる季節の営みなのだとか。
べたべたとまとわりつく糸に傘やススキの枝を振り回しながら歩きました。
それでも私の黒い帽子はキラキラと糸だらけ、顔の周りも引っかかているよう。
それだけ自然が豊ということでしょう。




堤防から干拓地と白山 F2  

にほんブログ村ブログパーツ

アクセスランキングにほんブログ村