我が家生まれのクマゼミの殻
夏とはいえ猛暑続きでは外にも出られず日中は部屋に籠っています。
エアコンを付けてない部屋の窓を開けて網戸にしていたら、クマゼミが網戸に止まって ワシワシワシ ジャージャージャーと大音量。いい加減にしてよと内側から弾くと黙って飛んでいきました。蝉なのだから木に止まって鳴いて欲しい。
朝8時半ごろ玄関を出ると白木の柱にクマゼミが止まって産卵中。蝉の下の方7~8センチほどの間にはすでに新しい産み跡があるので、だいぶ前からいるようです。ゆっくり観察させてもらいました。
卵を産み付けながら上に移動する
白矢印の所に黒い産卵管があり斜めに差し込んで錐のように穴をあけて産み付ける(玄関の柱なのに)
お腹から下を震わせながら一か所に数分かけて産卵 私が見つけてから30分ほどは続いていました
右側が今年の跡
左側が何年か前の跡
↑ こんな穴を開けて蝉になるのはいつかしら?
見出しの絵の抜け殻はお腹の中央にある足の付け根におへそのような出っ張りがあるのでクマゼミ、アブラゼミには出っ張りが無いということですが・・・庭で見つかったのは全てクマちゃんでした。なのでアブラゼミの殻のおへその有無はまだ未確認
ネット情報ではクマゼミは枯れた木や草の幹に卵を産む。ひとつの穴に10個ほど、1度に100個くらい生むらしい。この卵は来年の梅雨時に孵化して地面に降りて木の根の汁など吸って過ごすのだそうです。と言うことはたまに(年末くらいですが)柱を束子でこすって水拭きする時は・・・どうなっているのでしょう。そっとそーっと洗わないといけないのかも。ただ、産み付けられたのは柱の北側だけで日の照り付ける南側や雨がかかりやすい西には産み付けられていないので、産卵場所の北側だけはそのままにしておけば良さそうです。
そっと見守って、たくさん羽化してワシワシ ワア〜シワシと鳴かれたら困るのですけど・・・。
卵を産み付けられたすぐ脇の地面には蝉が出てきた大きな穴が開いています。柱から孵化した蝉の子供が地面に降りても小さく狭い庭しかありません。庭の隣はコンクリートで固めたマンションですし庭の前はセメントを流した車庫。わが家で生まれた子達は20㎡くらいの地面をよりどころに何年か過ごすしかない。ご近所さんの大きなお庭ではなく小さなわが家の庭を選んでくれたのですからせめて木を絶やさないように、やたらに薬剤を撒かないようにしなくちゃと思っています。