折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

クマゼミの産卵

2024年07月30日 | 動物、魚

我が家生まれのクマゼミの殻



夏とはいえ猛暑続きでは外にも出られず日中は部屋に籠っています。
エアコンを付けてない部屋の窓を開けて網戸にしていたら、クマゼミが網戸に止まって ワシワシワシ ジャージャージャーと大音量。いい加減にしてよと内側から弾くと黙って飛んでいきました。蝉なのだから木に止まって鳴いて欲しい。

朝8時半ごろ玄関を出ると白木の柱にクマゼミが止まって産卵中。蝉の下の方7~8センチほどの間にはすでに新しい産み跡があるので、だいぶ前からいるようです。ゆっくり観察させてもらいました。



卵を産み付けながら上に移動する


白矢印の所に黒い産卵管があり斜めに差し込んで錐のように穴をあけて産み付ける(玄関の柱なのに)
お腹から下を震わせながら一か所に数分かけて産卵 私が見つけてから30分ほどは続いていました


右側が今年の跡
左側が何年か前の跡


↑ こんな穴を開けて蝉になるのはいつかしら?
見出しの絵の抜け殻はお腹の中央にある足の付け根におへそのような出っ張りがあるのでクマゼミ、アブラゼミには出っ張りが無いということですが・・・庭で見つかったのは全てクマちゃんでした。なのでアブラゼミの殻のおへその有無はまだ未確認



ネット情報ではクマゼミは枯れた木や草の幹に卵を産む。ひとつの穴に10個ほど、1度に100個くらい生むらしい。この卵は来年の梅雨時に孵化して地面に降りて木の根の汁など吸って過ごすのだそうです。と言うことはたまに(年末くらいですが)柱を束子でこすって水拭きする時は・・・どうなっているのでしょう。そっとそーっと洗わないといけないのかも。ただ、産み付けられたのは柱の北側だけで日の照り付ける南側や雨がかかりやすい西には産み付けられていないので、産卵場所の北側だけはそのままにしておけば良さそうです。

そっと見守って、たくさん羽化してワシワシ ワア〜シワシと鳴かれたら困るのですけど・・・。
卵を産み付けられたすぐ脇の地面には蝉が出てきた大きな穴が開いています。柱から孵化した蝉の子供が地面に降りても小さく狭い庭しかありません。庭の隣はコンクリートで固めたマンションですし庭の前はセメントを流した車庫。わが家で生まれた子達は20㎡くらいの地面をよりどころに何年か過ごすしかない。ご近所さんの大きなお庭ではなく小さなわが家の庭を選んでくれたのですからせめて木を絶やさないように、やたらに薬剤を撒かないようにしなくちゃと思っています。
 


ランナーの脚

2024年07月28日 | 名城公園

歩道脇の「ハマユウ」




この頃はかなり真面目に朝散歩を続けています。と言っても膝の状態と相談しながらなので時々休憩も入るし距離も短い。散歩道の途中にあるバス停の椅子で休憩したりブロックに腰かけたりしていると目の前をタッタッタ スタスタスタとテンポよくランナーやウオーキングの人が通過する。ベテランさん達は無理なく自然に脚が動いている感じで後ろ姿のカッコいい人が多いのです。姿勢はいいし締まった脚に無駄がない。家に帰ってシャワーを浴びる時、ポッタポタとたるんだ自分の脚を見てはこの脚ではね・・・と。でも、歩く前よりはましな気もしていますから、歩き続ければもう少しは締まって来るのではと思っています。もちろん朝の散歩道はベテランさんだけではないのでリハビリ中とお見受けする方や手押し車を押しながらと言う方、ご夫婦でのんびりおしゃべりしながら散歩の方もおられます。


今朝5時過ぎの散歩道、いつもはもっとたくさん走っているのですけれど・・・ブログ用の写真をと思ったら人が少なくて・・・(日曜日のせいかも)








昨日の朝はオリンピックの開会式を見るのも途中にして5時に散歩に出かけました。いつものコースを歩いた帰りに信号待ちをしていると「おばさん、おはようございます」と声を掛けられて振り返ると、昨年亡くなった兄の息子(50代半ば?)でした。今までにも何度か早朝ランニング中の彼とすれ違う事はありました。昨日は「名城公園と名古屋城を廻って来た」と10キロ近く走って来たらしい。信号待ちしていても息も上がっていないし話し方も普段通り。信号が変わると「ちゃんと水飲んでね」と言いながらタッタッタッタと軽快に走って行きました。趣味でフルマラソンもトライアスロンにも出場するという彼もやっぱり無駄のない脚でした。

私にとって脚は格好じゃない、カッコいい方がいいに決まっているけれど、見てくれじゃない・・・。歩ける脚にしなくてはと、自分に言い聞かせてちょっとは頑張っています。

虫除けトンボ

2024年07月24日 | 

ヒルガオ(歩道の植え込みに咲いる)




私が住んでいるのはマンションと民家が並ぶ地区。水たまり等なさそうなのに多分流れの悪い側溝から蚊が湧く。外で立ち話などしていらた大変です。それなのに水田地帯に行くと蚊が少ないことが不思議で、これはきっと農薬のせいだろうと思っていました。しかし自然の中には多種類の虫が多ければボウフラや蚊を捕食するモノたちも多いせいかもと、思うようにもなりました。


少し前の事、友人から虫除けになるという作り物の「オニヤンマ」をいただきました。私は知りませんでしたがテレビなどでも話題になったとかで、娘も「去年買って持ってる」と。ネットには2020年頃の記事にも有るのでかなり前から有るもののようです。羽の端から端まで11・5cm 頭から尾の先まで11cmそしてブローチにしてはちょっと重い。このオニヤンマとても良くできているとは思いますがこれを見て蚊や蜂が逃げるかしら?第一家の周りにオニヤンマなんてほとんど見かけないのですから、蚊にこれが怖いものだと分かるのかしら?と。信じられませんが、折角いただいたのですから庭の草取りする時に胸ポケットに付けてみました。草取りを始めるとすぐブーンと数匹・・・やっぱりね。玩具みたいなトンボに力があるわけがないと思いました。でも、よく見直せば胸に付けていては私が屈めば蚊には気づかれない。で、次の日には帽子のてっぺんに付けてみると・・・いつもより顔の周りに飛んで来る蚊が少ない気がします。手や足は長袖と長ズボンで隠れているので困っていたのは顔回り。これはよさそうな気がしました。子供だましのようでも害がなく蚊が避けてくれるなら有難い事です。これが作りものだと蚊や蜂が気づくまで(気づくかしら?)付けてみようと思い、それ以来10日余りトンボは私の帽子に止まっています。朝散歩の時もそのままなので後ろを歩く人は変な物を付けてと笑っているでしょう。



蚊や蜂に見つけて欲しいからテッペンに付けました



このトンボが有効なら玄関や窓辺に吊るせばと思ってネット通販を見ると、価格は大きく違いまちまち。いったいどれがいいのか・・・迷っています。


昨日の夕、水を撒こうと庭に出たらトンボが低空を上下に不規則な飛び方をしていて、よく見るとトンボの少し前を蚊よりは少し大きなガガンボのような虫が追われるように飛んでいて、じっと目を凝らして見ている間に木の陰に入ってしまい結果は不明。でも、トンボが虫を追いかける姿を目にして、あの玩具のようなトンボでも小さな虫にとっては怖い存在なのかもと思えました。虫を追いかけて満腹になったのか、その後庭のトンボは私の近くの石に止まって休憩。ネットで調べたらムギワラトンボ(シオカラトンボ)の雌のようでした。



石に止まったムギワラトンボのお嬢さん?


蚊も蜂も避けてくれれば庭掃除も随分楽になりますけど・・・そんなにうまくいくかしらと、まだ少しは疑ってはいます。

大相撲の幟(のぼり)

2024年07月20日 | 名古屋城

愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ) 
夏の太陽は雲の中   7/20    5:30



7月18日名古屋も梅雨が明けました。梅雨が明ければ酷暑の名古屋です。20日の朝は雲が広がり気温も湿度も高く空気がどんより、清々しさがありません。梅雨の最中のようでした。


いつものように名古屋市役所の北西を堀に沿って少し行き、左に折れて堀を渡れば三の丸。石垣の向こうに愛知県体育館があります。

石垣に挟まれた道を通り抜けると最初に目に入るのが横綱照ノ富士の幟で、番付通りの順に琴桜、豊昇龍、貴景勝、阿炎、霧島、大の里・・・と立てられています。


体育館の反対側には力士の他に行司さんや呼び出しさんの幟もあることに驚きながら見上げていました。







幟の色もデザインも面白く、家に帰って検索してみると大相撲は伝統ある神事だけに幟にも決まり事が色々ありました。
・幟は縁起ものなので大相撲一場所ごとに新しく染める
・力士名に黒色は使わない(黒星を避ける)
・スポンサー名に赤色は使わない(赤字を出さない)
・右上に書く熨斗には茶色、水色を使わない(勝負に茶々を入れたり水を差さないため)
・四股名は右肩上がりに書く(成績も右肩上がりになるように)
まだまだ他にもありましたが、少しは決まり事を知ってから幟を眺めると楽しみも増えました。



愛知県体育館北方900mの名城公園に建設中の新アリーナ


帰り道でお堀沿いの柵に張られたロープにセミの抜け殻が並んでいて、この辺りにも木は沢山あるのになぜここで?と。もっとも暗くなればこの辺りは人通りもなくわざわざ木登りしなくても安心して羽化で来るのかもしれません。





珍しいもの気になるものが有れば立ち止まったりちょっとスケッチ、私の朝散歩は捗りません。



大相撲名古屋場所「土俵祭」

2024年07月13日 | 名古屋城

幟がならぶ(自転車置き場から)


しばらくブログをお休みしていましたが、怠けていただけで元気でした。自分でハッパかけないとズルズル怠けてしまいそうな夏、出来るだけは頑張ろうと思います。

7月14日から大相撲名古屋場所が始まります。その初日の前日に土俵を清める「土俵祭」が行われるとニュースなどで見ていましたが、今年初めて実際に見学させていただきました。



開場を待つ  7/13 8:50


7月13日9時少し前に体育館の前に着くと数十人の列ができていて、時間きっちりと入場開始。ファンクラブなど後援会の方は正面升席へ。その他一般の私たちも入場は無料ですが、席は二階へ上がって正面以外の桝席へ。この升席の間の通路はすれ違えないほど狭いしギシギシして繋ぐ階段にも手すりは無い。観客がいっぱいの時に移動は大変だろうと思いました。




右側が正面



桝席を独り占めして・・・と思ったら、後から来た年配のおじさまが「そこに入れてもらえるかね」と。「どうぞ・・・」。その方は60年余りも土俵祭を見に来ているとかで、ウンチクの色々おしゃべりが止まらない。おしゃべりはオバサンの専売特許だと思っていましたが、今は男女の別は無い時代を実感しました。

次々と見覚えのあるような背広姿の親方さん達が着席されて、10時直前に八角理事長が入場されると呼び出しさんの拍子木で「土俵祭」の開始です。祭りは関係者の神事であり、見学者はただ見ているだけ。理事長はじめ関係者が立ち上がって礼をされても私たちは桝席で足を投げ出したリ胡坐をかいたり。せめて祝詞の時くらいは会場に居る者は姿勢を正しても良いのではないかと思うのですが・・・。

祭主は立行司木村庄之助、力強い祝詞は場所中の安全と、興行の成功、さらには国家安泰、五穀豊穣を祈念するものとか。土俵の俵にはお神酒を注ぎ、四方に祈り、土俵中央の四角の穴には縁起物を沈められたようですが、これは良く見えませんでした。縁起物とは検索すると塩、昆布、するめ、勝栗、洗米、かやの実など。
神事が終われば呼び出しさんが場所の開催を告げる触れ太鼓を打ち鳴らしながら土俵の周りをまわって場外へ。
これで約30分、「土俵祭」は終わりです。






四方に御幣を、お神酒を注ぐ


軍配を持った木村庄之助の力強い祝詞


土俵中央に縁起物を納める(正面でないと手元は見えない)


触れ太鼓が土俵を3回廻る


幟と櫓


愛知県体育館正面


会場の外には親方さんたちの帰る車に手を振る人たちが並んでいました。ほとんど中など見えない車なのに、はて?
会場外に立てられた色鮮やかな幟、まだたたまれたままの幟もあって、明日の初日に向けて作業が続いていました。
名古屋城石垣脇に立てられた高い櫓、ここで打たれる太鼓を聞きたいものと思っていましたが「上り下りが危険なので今は上では打ちません」ですって。残念!

いつも散歩で前を通るこの体育館での大相撲は今年限り、良い思い出になりました。来年は新しいアリーナでの開催です。
明日からはテレビで楽しむことにします。


7月3日 蝉の初鳴き

2024年07月03日 | 

トレニア
     



今朝、庭の草取りをしていたら突然すぐ近くから、大音量のシャシャシャーが降ってきました。今年初の蝉です。今頃ならアブラゼミのはずですが、あの鳴き方はクマゼミではないかと思っているとほんのちょっとで初鳴きは終了。地面から出て来て練習してみただけのようです。ブログを見返すと2020年には7月2日に初鳴きを聞いたとあり、2024年の今年は7月3日、毎年この時期らしい。もっとも子供の頃クマゼミに出会うのはお盆頃からでしたから、これも季節の巡りが変わってきてしまったという事でしょう。

ここ数日の蒸し暑さにさえかなわないなぁと思っているのに、この先に続く酷暑の夏。日中は家籠りばかりになって、外はセミたちの大合唱。夏休みが待ち遠しくて暑さなんて気にならなかった子供の頃が懐かしいです。




庭のアジサイの枝を整理して切った花
鮮やかな空色から変化したこの色も好きです

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