折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

第35回彩林展(ブログのご縁)

2024年11月25日 | 彩林展

「こんにちは!」案内ハガキに使用・Hさんの作品



「栄の街」Iさんの作品(優しい夕焼けの色が写真では出なくて・・・)




「愛しい人」Kさんの作品



「ロワール地方」Wさんの作品

作品は全て和紙(書道用の薄い紙・楮紙)で描いた後で裏打ちしています。


24日彩林展は無事閉会することが出来ました。会場までお出かけいただいた方、遠くからブログで応援して頂いた方も有難うございました。今回は会期中雨に降られることも無く過ごせたのも有難い事でした。
彩林展は毎年秋に開催していますが、来年秋にはギャラリーのある愛知県芸術文化センターで3年に1度のトリエンナーレ展が開かれる予定で一般は利用できず、私たちの展覧会は2026年の年明け頃になりそうです。






会場の受付に座っていると色々な方が来られて驚くことも度々。何か話をされそうなご様子に「絵を描かれますか?」と聞けば「今向こうのギャラリーの展覧会に出しとるんですわ」と。どんな絵か尋ねるとスマホを取り出して保存してあるご自分の絵を見せて下さるのですが、絵が出てくるまで少しばかり時間がかかるもののスマホの画像はビックリするほど精密なサグラダファミリアのボールペン画でした。あまりに細かい絵にお年を伺うと「94です」と。94歳でこの細かい絵を描かれるだけでなくスマホを使って保存したり編集したりと…まぁそちらの方に驚きました。

それから会場で出会った方の中には「ブログ見てますよ」と言われる方が数人いらして、その方達のブログも教えていただきました。ブログは見ていただいていてもお会いするのは初めてで「有難うございます」から始まるブログの話。一緒に来てくださったその方のご友人方は「ブログでの知り合い・・・そう言う時代なのねぇ」と。ホントそういう時代なのです。
新しいお知り合いのおかげでgooブログしか知らなかったのにでAmeba、JUGEMなど色々なブログがあることも知りました。どの方のブログもご自分の絵をアップされていて充実した内容でした。若者だけではなくシニアさん達の情報もネットの中で飛び交っている・・・そういう時代にほとんど分からないままでも何とか私も乗り遅れずに居られることも嬉しいことでした。

会場のある12階には2つのギャラリーがあり、お隣はボールペンで描く曼荼羅と水彩画の展示でした。主宰者の方は「「新しい手法なので皆さんに知っていただきたいのですが、この会場は来場者が少なくてね」と。確かにそこが最大の難点で、今回の「彩林展」の入場者も6日間で452人でした。もちろんただ多ければ良いというわけではないですし、静かな会場でゆっくり見ていただきお話しできるという事は利点でもあると思っています。
40年近く前、彩林会を立ち上げられた早川日出男先生が気に入られてこのギャラリーが出来て以来ここで開催されてきた「彩林展」です。2026年新春またこの会場で展覧会を開催したいと思っています。



いただいた花・会場は生花禁止なので家で楽しませていただいています。

第35回彩林展はここまで、ありがとございました。


第35回彩林展(会場での出会い)

2024年11月22日 | 彩林展

「時雨の後 嵐山」私の作品ー4
昨年12月に訪れた嵐山、朝9時前の渡月橋はまだ人も少なく、時雨が止むと山には霧が沸き上がる雄大な眺めでした。乗るはずだったバスを見送って川岸でのスケッチをもとに描きました。どうしても画面に背景が写り込む…。



「上高地」私の作品ー5 
ハガキサイズ5枚
 












展覧会3日目、4日目も穏やかな晴天でした。
21日は午前午後とも会場当番なので早めに会場に行き10時に部屋が開けばあの人この人と次々と・・・多くの方とお話しできました。


丁度会場が静かになった時 ↑この絵の前で男性が立ち止まられたので話しかけると「ここへ最近行ってきました」と。「いつ頃?」と聞けば「10月の終わりごろ休暇村のツアーで行ったんです」と。あまりに同じような話なのでよく聞けば私が参加した同じツアーの参加者の方でした。たった11人のツアーだったのにお互いに顔の記憶が無くて「あの時道の真ん中で絵を描いていた人?」「そうです」と私。「線を描く色鉛筆を教えていただいた方ですよね」と私が言えば「あなたでしたか」といろいろな思い出がつながりました。1泊2日のツアーでしたから同じテーブルで3度は食事をしたはずなのですが、記憶がないなんて自分でも驚きでした。
その方は私のこのブログも見られたことがあるとか「最近はしばらく見てないですけど」と。展覧会も今回だけでなく以前も来ていただいていたそうです。それなら会場で何度かお会いしていたのかもしれません。今日もし絵の前で声を掛けなければ気づかずそのまま過ぎたでしょう。「今度また休暇村で会いましょう」とお別れしましたが何とも不思議なご縁にびっくりでした。







楽しい話もあれば、古い友人のご主人がいらして「女房は手術後で来られなくて」とか、別の友人のお姉さんからは「妹は車いす生活になって出かけるのが難しくて」とか悲しいお話も続きました。
帰られる方達と「元気で!また来年ね」とかわす言葉は毎年同じでも今まで以上に願いながらになりました。

また次に続きます。

第35回彩林展 (搬入と1日目)

2024年11月20日 | 彩林展

「彩林展」会場入り口


愛知芸術文化センター12階 窓の外には屋上庭園と街のビル群が広がります



「おんたけ休暇村」私の作品ー1
10月下旬に1泊2日で出かけた休暇村でのスケッチをもとにF6くらいの和紙に描きました



「中山道大妻籠宿」私の作品ー2
この絵もおんたけ休暇村に出かけた時に立ち寄った大妻籠宿のスケッチがもとです



「晩秋 祇王寺」私の作品ー3
昨年12月晩秋の京都を1人旅した時の風景です。ここは平家物語に登場する「祇王」が平清盛の寵愛を失って母と妹と共に出家し入寺した悲恋の尼寺。奥嵯峨の木立の中の小さな草庵がとても印象的でした





11月18日は彩林展の搬入日でした。同じ会場で何度も展覧会を開いてきたので会員5名全員での飾り付けは役割などは決めなくてもそれぞれ出来ることをする。お仲間のご主人のお1人が毎回高い位置のフックの取り付けやライトの設定などをしてくださって大助かりです。1人3点から6点出品、私は5点の出品。並べ終わって見回して「今回もいい感じねぇ」と褒めあって、これが趣味の会の良い所だと思っています。



19日は展覧会初日。寒いけれど快晴♪
私は午後からの会場当番なのでお昼頃に会場へ。お1人ずつゆっくりお話しできないほど懐かしい方達が次々来ていただけて、うれしい初日でした。なかでもお身体の不調で何年もお会いしていなかった方が杖をつきながらも来ていただけて大感激!案内ハガキなど出してもかえってご迷惑ではとためらっていたのですが、お顔を見てここ数年の出来事を伺って、安心しました。展覧会は1年に1度お互いに無事を確かめ合える機会でもあります。




他の作品はまた次回に。

第35回墨・水彩 彩林展のお知らせ

2024年11月11日 | 彩林展


「こんにちは!」は今年DM当番のHさんの作品





同好会の年に1度の「彩林展」を11月19日から開催、今日はそのお知らせです。お近くの方でお時間があればお立ち寄りいただければ嬉しいです。会場は愛知県芸術文化センター12階、屋上庭園に面していて展覧会場としては珍しく外の光が入り明るい雰囲気なのですが、場所が皆さんにあまり知られていなくて来場者が少ないことが唯一の難点です。同じ建物内の10階で「相国寺展」も27日まで開かれています。ここに展示されている雪舟、若冲、等伯などの数々…引き込まれ圧倒された方達が12階まで来ていただければ私たちの絵にホッと肩の力を抜いて帰って頂ける気もするのですが・・・。

彩林会の主宰早川日出男先生が亡くなられて20年、同好会として「彩林展」を引き継いで今回で35回になりました。会員5名は月に2回集まり少し描いて後はお喋りの会です。
どうぞよろしくお願いいたします。






私が使用している用紙は因州産和紙(楮こうぞ)の半切。この半切をまた三分の一にして(ほぼF6号くらい)墨と透明水彩で描いています。この一包みで100枚、三分の一に切ればば300枚に。


何枚描いても思うようにはならず、上はボツになった絵・・・それでも展覧会が近づけば描いたうちの何枚かを表具屋さんで裏打ちして完成。


昨日裏打ちが出来上がり額に入れてみました。これが今の私の精一杯。縦の小さな絵はハガキサイズ5枚。

展覧会が始まりましたら会場風景などまたご報告させていただきます。


「彩林展」最終日

2023年10月22日 | 彩林展

日が暮れると・・・



「花梨の家族」Wさんの作品


「ゆらゆらと」Hさんの作品


「一本の桜(岩手山)」Kさんの作品


「辛」Iさんの作品


17日から始まった「彩林展」は今日まで、1週間がもう終わりなの…という速さで過ぎました。
自宅の狭い空間から広い会場へ、自分の絵を別の目で見られるのも展覧会の良い所。1週間見ているうちに気が付かなかった欠点もちょっとは良い所にも気が付いて、次にはまた少しでも良い絵がと思えることは楽しいことです。結果は・・・まだまだ次もその次も有るはずですから。

会場では修学旅行から帰って休日だった孫ちゃんがお土産を持ってきてくれたし、昨年はご病気で来ていただけなかった方が「もうすっかり良くなって」とお顔を見せていただけてホッとしたり、いつもご夫妻で来ていただく方、にぎやかなグループの方との再会も普段の暮らしでは味わえない時間でした。その中で中学の同期の方からブロ友さんの「くーばあちゃん」さんの消息をお聞きできたことも嬉しいことでした。病状や入院先など詳しくは話されませんでしたが「今は入院されている」とのことでした。療養されていることが分かっただけでも少しは安心しました。早いご回復をお祈りしたいと思います。

これから最終日の会場へ、夕方には搬出。
何にでも終わりはあるのだとちょっぴり寂しくなる日でもあります。

展覧会が始まって

2023年10月19日 | 彩林展

案内ハガキ用の絵「土曜日の朝 東京駅」
12月初めの土曜日の朝、東京駅丸の内側は人通りもなく静かでした


「五箇山二月」
バスツアーで出かけた富山県五箇山、期待通りの雪でした


「五箇山への道」


「隅田川・吾妻橋」
今年3月桜の東京、浅草の人混みに疲れて隅田川でスケッチ


「開田晩秋」
昨年迷って出品見送った作品です


「はな」 ハガキサイズ

以上6点が私の出品作



10月17日から「第34回彩林展」が始まり今日で半分過ぎました。明日は雨のようですが、今までは毎日気持ちの良いお天気続きでした。16日の搬入から毎日会場に通い色々な方達とお話ししながら展覧会を楽しんでいます。その中にはいつも来ていただいているブログのお仲間もいらして本当にご縁に感謝です。ただ、その中にくーばあちゃんさんがおられないのがとても寂しいのです…どうされておられるのでしょうか、今年2月13日以来ブログの更新も無くて・・・。

2004年に彩林会主宰の先生が亡くなられてからは同好会となってそれぞれ好きなように好きなものを発表しています。先日のNHKの朝ドラ「ブギウギ」の台詞に「やめたらそこで終わりや、才能が無くても続けることが一番大切」と。いつまでたってもいい絵は描けなくてもワクワクしながら描いて展示して、続けて来て良かったと思っています。



会場入り口


右手の陰になっている建物が展覧会場のある愛知芸術文化センター


この頃は会場当番の後に他の展覧会を見に行く体力が無くなったので明日は他の展覧会を見てたまった用を足して・・・会場に行かずに休養日です。



「第34回 彩林展」のお知らせ

2023年10月07日 | 彩林展

        ↑「土曜日の朝 東京駅」






「彩林展」は1年に1度の同好会展です。平成16年に主宰されていた先生が亡くなられた後同好会となり、20人ほどいた仲間は3人にまで減りましたが現在は5名です。先生が始められた「彩林会」の第1回展からずっと続いて今回が第34回、私は何時から参加したのかよく分からないのですが、10回展の頃には参加していた気がしますからもう25回も参加していることになります。
展覧会場は愛知県芸術文化センター開館以来ずっと変わりません。
会の5名がそれぞれ5点ずつ出品。案内ハガキの絵の当番は6点。毎回案内ハガキの絵は順番に担当して今年は私。

案内ハガキの絵「土曜日の朝 東京駅」は久し振りに東京駅に着いた朝8時過ぎの風景です。駅の外に出ると人がいないのに驚いて「東京駅なのに・・・」と。通勤客がいない土曜日の朝だったせいだと思っています。おかげで歩道に椅子を置いてスケッチ、駅の形に四苦八苦した思いでの朝です。この絵は和紙に家で描きました。


お近くの方で街へお出かけの時にでもお時間があればお出かけくださいませ。
遠くの方は、展覧会が始まりましたら出品作などアップしたいと思いますので、ご覧いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。



「彩林展」無事閉会しました

2022年10月24日 | 彩林展

展覧会場のある芸術文化センター10階展望室より
最終日16:47



10月18日から開催の「彩林展」は23日無事閉会しました。ご来場いただいたブロ友さん、遠くから応援して頂いたブロ友さんも有難うございました。今回は会期を通して良い天気にも恵まれ、街中も会場もかなりコロナ以前に戻ってきたような明るい雰囲気でした。

久しぶりに会場でお会いする同級生の中には益々元気な方がある一方で、体調が心配になる方、お孫さんに手を引かれてやっと出かけられたという方と80歳を境に活力の差が大きくなったようです。「元気でいてね。また来年会いましょうね」と言う挨拶にも実感がこもるようになりました。



Wさんの「ご馳走さま」

今回の展覧会から新しく会員になられたWさんは新しくと言っても20年前には会員でいらして再加入された方です。今回初めて彩林展に来られたという年配の方がWさんのトウモロコシとサツマイモの絵の前で「この絵は早川先生の絵をよく受け継いでおられますね」と言われました。先生は18年前に亡くなられているのでそれ以前の事をよくご存じのようでした。その話をWさんにすると「そうね。あの絵は20年位前にまだ先生がいらした時に描いて置いていたものなの」とのこと。ふらりと会場に来られてすぐに「先生の絵によく似ている」と言われたことに驚きながら会を続けていた私たちが自由と言うよりは好き勝手に描くようになり先生の絵の良さを忘れていたことに気付かされた気がしました。
見たままを描く「写実」ではなく、そのものの意味や本質を描く「写意」を求められた先生の教えをもう一度考えてみようと思えた展覧会になりました。


Iさんの「華」


Kさんの「覚王山給水塔」


Hさんの「凛として」

展覧会が半分過ぎました

2022年10月21日 | 彩林展
会場入り口



窓からは金木犀が満開の屋上庭園も見られて



庭園から会場を見ると・・・

18日に彩林展が始まって昨日で3日過ぎました。毎朝9:50の開室時間前に会場前のロビーに出かけると隣の部屋の方がいつも早く来られています。愛知県芸術文化センター12階にはG室とH室の2部屋の展示室があり、お隣H室は名古屋造形大学卒業の方たちのグループ展。いつもなら私たちの展示しているG室で開催されていたのだとか。同じ部屋の希望が2組となり抽選でG室は私たちに決定。私たちの会のIさんは今までこうした抽選で負けたことのない強運の方、「いつもここで今年の運を使い果たしてるのよ」と言われても彩林会には強い味方です。彩林会を主宰されていた早川日男先生が芸術文化センターが開館以来12階のG展示室を好まれていたので亡くなられて18年たった今も同じ会場で開催しています。

前半3日間は2時過ぎまで会場にいて、懐かしい方たちにお会いしてお話しすることができました。ここ3年は同窓会も中止でしたから会うきっかけが無いままだった同級生とも「元気だった~」「変わらないねぇ」と言い合えるだけでも展覧会はいいなと思います。
名古屋市内にお住いのブロ友さんにも来ていただけました。今まで何度も展覧会場でお会いしているのにマスク姿はなかなかお顔が結びつかなくて、しばらくしてからやっと「くーばあちゃん・・・?」「あっ、え~っと・・・mariaさん?」と失礼することが多かったです。
展覧会はあと半分、珍しく会期中は好天続きのようです。楽しく過ごしたいと思っています。


※ コメント欄お休み中です


第33回 彩林展 開催 

2022年10月19日 | 彩林展

「Kちゃん」
ハガキサイズ4枚



「第33回墨・水彩 彩林展」が10月18日から愛知県芸術文化センター12階G室で始まりました。
同好会5名で1人5~6点ずつ出品。

17日の搬入はあいにくの雨でしたが会員と世話役さんのご主人とで1時間ほどで飾り付け終了、皆さん慣れて至極順調。
初日の18日は快晴!朝から大勢の方にお出かけいただき「開催出来てよかったね~」と会場はコロナ禍以前に戻ったようでした。
私以外の会員の方は仕事を持っておられるので一番時間のある私は23日の最終日までできるだけ会場へ。ただ以前ほどの体力がなくなって午後には早めに帰るようにするつもりです。それでも疲れると気持ちの余裕がなさそうでブログアップは・・・できれば、と言うことになりそうです。


私の出品作
風景はほぼ6号サイズ。

並べてみると私は同じような絵ばかり描いているなぁと反省点ばかり見えてきました。
この気持ちを忘れずに次回に生かせると良いのですが・・・。
額をスマホで撮ると周囲や私の影が写り込んでしまいました。
これも何とかきれいに撮れるように工夫したいものだと思っています。




「白川郷」


「京都四条大橋」


「雪のあと」


「皇居東御苑の林」





※ コメント欄も閉じさせていただいています

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