本日午後7時から開催された第2回大田市民会館の「耐震補強計画」検討会に参加しました。
第1回目は所用により参加できませんでしたので、初めての参加になります。
今回は約30名ほどの参加者があり、以下に記載する内容で検討会が進行されました。
まず、挨拶等の開会行事の後、全体会と分散会の2部構成で検討が進められました。
1.全体会 : テーマ「会館・文化ホールの実態について」
教育部長を進行役に、アドバイザーとして雲南市加茂文化ホール「ラメール」の陰山義弘氏と大田市民会館主任の林 明弘氏を
迎えて、質問に各氏が答える形式で、「施設の概要」「これまでの改修の有無や規模」「ホール利用状況」「利用の内容」
「全体予算や事業予算」「地元もしくは近隣の他施設との連携やすみ分け」等の応答がありました。
その後、参加者からの質疑応答があり、この全体会を参照しながら、次の分散会に移ることとしました。
2.分散会 : テーマ「市民会館に望まれる施設利用、芸術文化活動などのあり方について」
全体を3つのグループに分けて、検討テーマに沿い、どういった施設が必要か、どういった文化活動をするための
施設なのかといったことを、ハードありきではなく、ソフト面からハードのあり方を模索する考え方でスタートしました。
第1回の開催時に決定した検討会の申し合わせ事項「検討会での個人意見は外に持ち出さず、個人・団体を特定する
報道は当事者の了解なく行わないよう要請する」により詳しい意見のやり取りは差し控えさせていただきまが、
補強に留めるべき、新築すべきという賛否両論がありました。
諸条件が全くなかったとすれば、ほぼ全員の方が新築のほうが望ましいと考えているような気がします。
しかしながら、①これからの人口推移と財政状況 ②完成まで要する日数の二つの問題がこの賛否両論の中で
大きくネックになっているようです。
私は、これも申し合わせ事項「市民会館、市職員は説明するが意見は述べず、意見も求めないこととする」と同等の
立場であると考えますのでグループの中で皆様の意見を聞かせていただくに留めました。
3.分散会の報告
分散会の意見をまとめ、各グループごとに発表をして、検討会は終了いたしました。
今後の開催予定は市のHPでの予定と少し変更になり以下の通りです。
第3回予定 1月20日(木)
第4回予定 2月 1日(火) いずれも午後7時、市民会館2階第1会議室にて
資料として第1回の検討会の分散会取りまとめ表が添付されていましたので以下記載しておきます。
以後の検討会の参考にしてください。
◎第1回大田市民会館の「耐震補強計画」検討会の分散会取りまとめ表
日時:平成22年12月22日(水)午後7時~9時30分(検討会全体)
場所:大田市民会館 2階第1会議室
分散会テーマ:新築・補強のそれぞれのメリット・デメリット
分散会の状況:参加者26名が8~9人編成の3つのグループに分かれ、付箋(ポストイット)を使って、
意見をグループ毎にまとめていく方法(KJ法)により進行。全体会では、各分散会の報告書のコピーを配布し、
分散会毎に発表した。
主な意見(各分散会の意見のまとめ)
新築のメリット
・文化興隆の拠点となり、芸術文化活動が活性化する
・機能アップなど、時代に対応した施設となる
・県央の中核都市にふさわしい施設ができる
・青少年ホームの代替施設になる
新築のデメリット
・5年間利用できないので、その間、文化交流が停滞する
・建設費が高額になる
補強のメリット
・利用できない期間が短い
・建設費が新築に比べて少ない
・機能アップが図れる
・安心して施設が使える
補強のデメリット
・補強後の耐用年数が短い
・補強工事の割には高額である
・機能が十分でない
・外観が悪くなる
・補強でも使用できない期間がある
その他の意見
財政面で新築と補強を比較したものが見たい
新築の規模は現市民会館程度を想定したものか
使えない期間が短くならないか
新築の場合の5年間のスケジュールは
文化施設の状況、稼働状況は(市内、市外)
今後の市民会館周辺の施設の取り壊しなどの予定は
大田市民会館はとても使いやすい施設である
この検討会は、本当に新築を考える余地があるのか(単にガス抜きではないのか)
代替え施設をどうすればいいのか
このチャンスを活かし、大田市の目玉を作る