千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

ポークパイハットの作り方

2020-10-22 08:33:20 | ぺスドクさんの世界
レザーで色々なアイテムを製作して
いますが、今回はハットの作り方を
ちょっとだけご紹介したいと思います。





こんな形の帽子を【ポークパイ】
言い、昔からある形ですね。


~~参照~~
イギリスの料理「ポークパイ」に
見た目が似ている事からつけられた
名前のハットです。
見た目の特徴としては、お皿にのった
ポークパイのように、トップは平らで
円筒形の形をしていて、そのまわりを
お皿のように少し上向きとなったツバが
周りをぐるりと囲んでいます。

19世紀頃から愛用されてきたと言われ
ていて、1900年後半には、スカ、パンク
ネオモッズなどのミュージシャンに被られ
人気が出たとされています。


私のイメージとしては1960年代の
アメリカのマフィアが被ってる
感じですかね

色々な素材で作られていますが
冬になると私もレザーハットを
被っています。

私が製作しているポークパイハットを
そのまま小さくしてぺスドクさんの
アイテムとして製作しています。






まず、革をカットしたら裏返す時に
かさばる場所や縫う所を薄く漉きます。

クラウン(長方形の物)を基準として
穴をあけていきます。

トップ(丸い物)もグルットと穴を
あけておきます。




お互いに裏返した状態で
トップの穴を拾いながらクラウンに
穴をあけて縫っていきます。

こうする事で外径と内径の穴が
揃います。
駒合わせ縫い等で用いられる
技法ですね。





穴の数が同じだと歪みや隙間が
できずに綺麗に縫う事ができます。

最初に漉いた事がここで効いてきます。
漉いた幅で綺麗な形がストレスなく
形成できます。







最後にツバとクラウンを合体させます。
ここも微妙に穴の位置がずれるので
確認しながら穴をあけていきます。

縫い終わったら再度、綺麗に
形成して完成となります。

実際に人が被る物はもう少し
やる事があるのですが、ぺスドクさんの
ハットはこれで完成です

難しい所は〇のカットですね。
手断ちだとガタガタになり易いので
抜き型をお薦めします。
ここさえクリアできれば比較的
簡単に製作できるので作ってみて
下さいね

基準の型紙ができてしまえば
サイズ変更や種類等も簡単に
増やせますよ

色々なドールのサイズに合った
サイズも作れるので覚えておくと
便利かもしれませんね











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     南柏ビル 605
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定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp

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