晴耕雨読

長いサラリーマン生活を終え、悠々自適の生活を楽しんでいる60代
と言ってスタートしたがもう古希を迎えた

八ヶ岳の北横岳(2480m)へハイキング

2010-10-03 | 趣味の仲間
アラ古希野球チームの面々で八ヶ岳の北横岳(標高2480m)へハイキングに行く。
このチームの年間行事として毎年続けているのでもう20年になる。
年齢とともに歩けるコースはおのずと限定され、参加メンバーも年々減少している
昨日は11名でマイクロバスをチャーターして朝5時半に出発する。

曇り勝ちの天気で山の気温が心配だったので、雨合羽、セーターなどを準備して出かけた。
中央高速を走っているうちにその心配は無用となる好天気になり、絶好のハイキング日和となった。
諏訪南インターで降りて9時には蓼科ピラタスロープウエイの山麓駅(1771m)に到着する。
100人乗りの大型ロープウエイで山頂駅(2237m)までわずか7分で到達する。


目の前の坪庭は広大な溶岩大地、比較的平坦で散策にはいいところだ。
さすがにこのくらいの高さになると空気も澄んでいて最高の気持ちになる。
目標の北横岳山頂(2480m)まではここから1時間くらいかけてゆっくりと登る。
体調不良の者もいてごつごつとした溶岩の散乱している登り道はかなりきつかった。

ゆっくりした歩きでも11時頃には山頂に到着、周辺の山々は雲に見え隠れしていた。
ガイド役が一生懸命に山の名前を教えてくれるが、あまり興味がないしすぐ忘れるので申し訳ないが聞き流し。
本当は高山植物も珍しいものがあるようなのだがこちらもまったく無関心でガイドさんには悪いことをした。
山頂での握り飯はうまい、ここは携帯電話の電波も届いていて家庭との会話もできる。


昼ごろには山を降り始めるが、下りは楽であっという間だった。
途中七つ池というのを見たが、少し紅葉が始まって美しい景色を写真に撮ることができた。
また生木と枯れ木が交互に帯状の縞に見える、全国的にも珍しいという縞枯山も見物できた。
本来は野球のためのトレーニングで始めたこの行事だが、今は年に一度の楽しいハイキングとなった。


帰りのバスはカラオケ装置がついていないのでゆっくりできるかと思ったら、アカペラで歌おうと言い出すものがいる。
昔は宴会やコンパというと、カラオケなどなくみんなで手拍子を打ちながら民謡や軍歌を蛮声をあげて歌ったものだった。
いつの間にかカラオケが普及してすっかりと形は変わってしまった。
この日は歌詞を持参した自称司会者の巧みな先導で昔の姿のにぎやかなバス旅行となった。