退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#331:まだ続く犬の話。

2014-08-07 23:24:09 | アメリカ便り
昨日の夜、日本から若い友達がやってきました。
なんとその人のお母さんが私とほぼ同年代。
今日はその人を連れてショッピング三昧。
夜は日本レストランで日本食。
久しぶりの大雨で、ぬれながらのショッピング。
この人は、10年ほど前にセントルイスでモンテソリーと言う保育システムを学んでいました。
セントルイス、ニュージャージー合わせて4,5年ほど滞在してから日本に帰り、今は横浜のモンテソリーの保育所に勤めています。
このように、私にはセントルイス滞在を通して、たくさんの日本人と知り合うことができました。
そして、友達関係が長く続いていると言うのがうれしいことです。

さて、またまた犬の話。
ゲーブルの次はスピリットとサチ。
ゲーブルがいなくなって、犬好きの私は、子供ではまかなえない寂しさを感じました。
二人目の息子も元気に育って歩き出した所。
ゲーブルで懲りたので、今回は友達を通して知り合ったブリーダーから犬を紹介してもらいました。
ゲーブルを見て、“この犬は殺してくれ”と言ったブリーダーです。
最初、子犬が欲しくてそこに行ったのですが、ブリーダー曰く、小さい子供がいるなら母親のスピリットのほうが良いとのこと。
そうですかと、2歳になったばかりで、8匹の子犬の母親となった、げっそりとやせて子育てに疲れきった様子のスピリットを家に連れてきました。
かわいそうにスピリットは、低体重でした。

今までの経験で、気づいたことですが犬のブリーダーって、お金に困っている人が多いです。
このブリーダーも、だいぶひどい生活をしていたようです。
あとで、この人の飼っていた犬10匹はフィラリアにかかって全滅したと言うことを知りました。
フィラリアって、蚊を通して感染する病気で、月一回の予防薬を飲ますことによって100%防ぐことができますが、このブリーダーその薬を買うお金がなくて飲ませていなかったそうです。
おまけに、だいぶ後になってその人虫歯が悪化して、心臓が悪くなり、ある日台所で、死んでいたのを近所の人が発見したと知りあいから聞きました。
かわいそうですが、ブリーダーと言う趣味を通したことが、命を縮めた結果となった気がします。

我が家に来たスピリットは、私の手厚い過保護的な世話で、見る見るうちに元気を取り戻しました。
そして後日、スピリットの子犬も1匹(サチ)連れてきたのでした。
スピリットは母性本能100%の犬でした。
“向こうに泣いている子いれば行って涙をなめてやり、こちらに暴れまわっている我飢いれば、静かにしろとパンツを引き摺り下ろす”と言った、犬版、宮沢賢治みたいな賢い静かな犬でした。
ゲーブルとは大違いで、手のかかる子供達のお相手となってくれました。

またまた長くなったので、今日はこの辺で。
なかなか終わりません、私の犬の話。

ハブグレジュンタのマミー