退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#935:大平洋上空より

2017-11-15 10:35:10 | アメリカ便り
まもなくアメリカ大陸の上空に入ると思います。
毎年2、3回大平洋横断をしていると言っても、やはり、地球ほぼ半周の旅は辛い。
特に右も左も前も後ろも席がみんな人でうまっているときは。

と書いて、今度はダラス空港から書いています。
セントルイス行きが出発するまで、4時間ほど待ち時間があります。

アメリカ生活40年、冠婚葬祭経験が父親の葬式と兄の結婚式だけという私が、無事母親の葬式挙げることができたのは、友達、いつの間にか私のお友達となった母友レイちゃん、親戚のおかげと思っています。
本当に全て(マイナー事件がありましたが)がこと無く無事終えることができました。
13日にアメリカに帰る私のことを考えて、母は葬式の時間を考えて2日に亡くなってくれたと思います。
娘のいない時に死んだら“誰が私の葬式を挙げてくれるんだ”という思いが、この2年ほど、母の最大の恐怖だったと思います。
だから、私が帰国す度、母は“お前のいる間に葬式を挙げてほしい“、と言ったものです。
”死ななきゃ葬式あげられないでしょう“と私は薄情に言い返しましたが。
約束を守って、思い残すことはないです。
”できる時にできることをして後悔なし“が私の信条なので。

でも未だに母が死んだということが、よく理解できていない感じがします。
母がいないということは、会えないということは、、、
父が亡くなった時も2年かかりました。
ある日、娘とレストランに行った時、急に”アル中オヤジがいなくなった“という事が現実味を増したのです。
娘の前で初めて泣きました。
母が亡くなってどのくらいの時間が必要となるか、理解するのに。

ハブグレジュンタのマミー