アメリカ師走の2大行事の一つサンクスギビングが終わり、あとはクリスマスだけ。
以前も書きましたが、日本の皆さん、11月下旬から年明けまでアメリカの会社相手ではあまり仕事にならないでしょう。
あっ、それから6月から8月一杯もです。
この時期は子供の夏休み時期で家族で旅行したりするので、家族持ちの人は長期休暇を悪びれもなく取ります。
日本と違ってこちらでは休暇は全部消化して当たり前。
日本みたいに、❝周りに迷惑になるから❞なんて思う人は100%いない。
休暇を取ることは当然の権利なんです。
と言う私も、子供たちと日本で休暇を取るため毎年6月には1か月丸ごと取っていました。
と言っても休暇を取る前と取った後はしばらく地獄が続きましたが。
我が家の今年のサンクスギビングは、過去40年は開催していた我が家でのパーティーもなく、友達の家に呼ばれて非常に楽な日でした。
娘は仕事で来れず、息子も嫁の家に行きました。
キッチンをリモデリングしていた時のサンクスギビングを思い出します。
オーブンは使えないけど2つの大きなターキーはオーブンに入れなくちゃいけないと言うことで、近所のアリッサとキャシーの家のオーブンを借りて料理、と言ってもターキーをオーブンにぶち込んで3,4時間ほど丸焼きにするだけ。
大変でしたが今は良い思い出、とでも言いましょうか。
そして一夜明けた今日は、10時から2時半ぐらいまでグラスアーティストの友達のスタジオセールの下準備のお手伝い。
帰りは賃金としてグラス作品をいただいてきました。
家に帰り晩御飯を食べ終わったところで息子からメールが入り、❝子守に来て❞と。
初めて孫を寝かしつけました、と言っても孫は本を2,3冊読んでクリブに入れると自分で寝てくれるので非常に楽なんです。
私の子供とはえらい違い。
息子夫婦は嫁の高校時代の友達と飲んでいるそうです。
何時に帰って来るかな~。
さて前々回でしたっけ、❝日本には300万人の働かない人がいる❞と言うことでホームレスを無くす案を書きましたが、その他にニートを無くす案も書いてみます。
ニートになる人ってニートができる場所(家)があるからニートでいられると思うんですが。
と言うことはニートでいられる場所(家)を無くせばニートが無くなる、、、かしら?
アメリカでニートの人ってあまり聞かないです。
昨今、家族の住んでいる家に戻る成長した子供達を耳にしますが、この子供達って日本のニートとは違うんです。
ちゃんと働いているけど、最近の物価高、高利子、高額医療費、学生ローンなどの理由で困窮し、親と住んで少しでも出費を減らそうとするのがほとんど。。
家族と住んでいるところは一緒だけど、100%頼る日本のニートとは違うんです。
こちらでは高校生が働くのは珍しくない。
特になが~い3か月と言う夏休みには多くの高校生が働いている。
大学生になったら学費は自分でローンを借りて行く、と言う日本の学生と比べたら雲泥の差があります。
また親もそれが当り前と思っている。
現実的に見て、アメリカに日本版ニートがいないのは子供が家族に頼れないのを承知しているしニートと言う状態/言葉も知らないし、だからにニートなろうと思わない。
以前書いたように80%のアメリカ人はpaycheck to paycheck ですから。
憧れのアメリカが実際の所、❝あこがれて損した!❞国となっているんです。
日本は❝人に迷惑をかけないように❞と教わるけど、❝家族(内輪には)には迷惑をかけても良い❞と言う感覚なんでしょうかね、そしてそれがニートを生んでるんじゃないでしょうか。
話がそれていましたが、やはり日本版ニートは甘えから来ていると思う。
精神的におかしくなってニートになった、なんてことも聞きますが、本当の精神病以外のニートって、それを心配して世話してくれる家族がいるからニートでいられると思う。
ということで、ニートでいられるような住みやすい環境を作らないことがニートを作らない第一番の方法と思います。
ま~言うのは簡単だし、回りにニートはいない私には何でも言えますが。
ちょっと待てよ、私の親父もニートに近かったかも。
ハブグレジュンタのマミー