退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#402: 女子会について書こうと思ったけど、明日にします。

2014-11-19 08:09:15 | アメリカ便り
今日は非常に忙しい一日でしたが無事終えました。
朝、父の月命日のためお坊さんに来てもらいお祈りをして頂きました。
去年の10月下旬に起こった兄の突然の病以来、おろそかにしていた父の供養。
7回忌も、お彼岸もなんのそのといった感じで忘れられていました。
でも父のこと、きっとあの世で、“いいんでない”といっているでしょう。

お坊さんのお祈りが始まるや否や、改築の為の最終チェックのため、いとこの建設会社社長が、いろいろの職人さん、そして、いとこの息子を連れてやってきました。
2時間近くかけて、いろいろ測ったりなんかして終えたときには、何もしなかった私でも疲れました。
来春来た時にはきっときれいな、より住みやすい家となっていることでしょう。
しかしながら、予定した改築より、大掛かりになりそう。
となると、予算が予定よりも大掛かりになりそうですね。

1時になると、兄、兄嫁、その娘が大きな大きなすし折を抱えてやってきました。
私の大好きな花まるのすしです。
先日東京から友達が来た時もここからすしをテークアウトしましたが、その時は私のお粗末な車運転技術のため、店を出た時にはきれいに列を成して並んでいたすしが、家に着く頃には3分の2ぐらいのスペースに窮屈に詰め込まれていました。
それでもみんな美味しい良いって食べてくれました。

みんなが帰ってから休むまもなく、今度は5時にやってくるお客様、といってもごく親しい友、計6人のため、メキシコディナーを作りました。
タコス、スパニッシュライス、ビーンズ、デザートはメキシコ版プリンのフランでした。
タコスは英語ではタコと呼ばれ、嫌いな人がほとんどいないと言われてる料理です。
“なんか作るのがめんどくさいな~、おもいつかないな~”と言った時には最適な料理です。

と言うことで、今日は非常に疲れた一日でした。

ハブグレジュンタのマミー


#401:思いつくままに。

2014-11-16 07:26:38 | アメリカ便り
今回の日本滞在も後1週間ばかり。

友達、知人のありがたみを再確認した反面、母親ヨリさんの加速した老いを感じました。
一日のほとんどを、何かしようと誘わない限り寝てすごしています。
顔もぼけ老人のそれになって来ています。
自分でも加速されてきたぼけに気づいているようで、時々、“はっと”して何かをしようとするけど、しようとするその動作の最中に"はっと”したことを忘れ、結局は“ソファーでゴロン”となる。
この“はっと”もなくなり、丸っきりのボケ老人となるのも時間の問題でしょう。
来春に帰って来た時には、ヨリさん、どうなっていることでしょう。
以前も言いましたが86歳と言う年齢を考えれば、意欲を持てと言うのは無理なことなんでしょうね。
ま~、なるようになると思っているのが一番。

この築45年のぼろやの改築話も着々進んでいます。
来週、建築会社経営の親戚がやってきて、プランの再確認。
来春帰って来た時には、こぎれいな使いやすくなった家となっていることでしょう。
でも建築会社を親戚に持って、私みたいななまくらな人間には好都合です。
すべてをちゃんと決めてくれました。
なんてったって還暦の私。
これからを考えると新築より改築です。

大量の死んだ犬、やせ衰えた放棄犬が、最近相次いで見つかっています。
流行により大量生産のため飼育されていた犬が、必要ないものとなってこのように悲惨な姿となって私達の目の前に出てきたのです。
イージーマネー(容易な収益)を狙ったブリーダーのとった無責任な行動は、“犬大好き”人間の私にとっては、“極刑”に値する犯罪です。
勿論、一番悪いのは放棄をした者達ですが、そういった行動を誘ったのは、不自然な理由で流行犬を生み出し、それらを狂ったように買いあさった一般人にもあるのです。

エリマキトカゲも一時期流行しました。
おかげで、オーストラリアのエリマキトカゲの数が減少したとか。
何とか亀、サルもはやったし。
ハスキー、ゴールデンレトリーバー、ミニチュアダックスフントもはやりました。
長生きする動物、正しい理由で選択し飼って欲しいと思いますが。
私の住むセントルイスでは、この10年くらいで、犬を売っているペットショップがなくなりました。
ペットショップで売られている犬は、ペットミルという、子犬製造工場(?)から連れてくるのがほとんどだったため、非難を浴びたからです。
だから犬が欲しい人は、新聞などでブリーダーを見つけたり、各種のレスキューセンターで犬を見つけたりします。
最近、良くボランティアーによって運営されているドッグレスキューが、ペットショップで場所を借りて、捨て犬の親御探しをしているのをみかけます。

この辺で、ペットの定義と言うものを考え直す必要があるのでは。

ところで私のペットちゃん達は地球の反対でどうしているでしょうか。
もうすぐ帰るから、もうちょっと必要最低限の運動、我慢してね。
帰ったらお母さんがまた毎朝5キロの散歩をしてあげるので。

ハブグレジュンタのマミー


#400: 思いつき観光

2014-11-11 07:07:15 | アメリカ便り
思いつきで行動をとることの多い私。
昨日、今日とヨリさんがその犠牲者となりました。
と言うか、私が誘わない限り、食っちゃ寝食っちゃ寝を続けているヨリさんを見かねての思いつき行動でした。
本当に、一日のほとんどをソファーの上で寝ています。
股関節が痛いので、歩くことがほとんどできない86歳のヨリさんに、“やる気をもって生活しなくてはだめ”と言うのは酷じゃないかな~と内心思うけど、親の老い、枯れ行く生命というのを受け入れたくない娘としては、生命を吹き返させたく(?)思い、なにかれと策を練っています。
と言うことで、昨日は家から一時間ほどかけ、支笏湖温泉にあるツルガ水の詩へ行って来ました。
きれいな温泉で、ヨリさんにしてはゆっくり湯につかり、昼食はそこでバイキング。
湯につかりすぎたせいか、食欲はあまりなく、デザートばかり食べました。
それに引き換え、隣に座った40歳がらみの男性の良く食べること。
このような人がバイキングに来ると店はすぐつぶれるでしょうと、思わせる食いっぷりでした。
そして、また一時間かけ家に戻ってきた時は4時でした。
ヨリさん家に着くとすぐ、得意の昼寝ポーズでグーグーしていました。

今日は、目も覚める青空。
こんな日、家の中にいるのはもったいない。
積丹、留萌とかいろいろ考えたけど、藻岩山と円山動物園となりました。
藻岩山のケーブルカーは札幌市民と言うことで、往復で200円(いや400円だったかな)。
市民を証明するものがなかったけど、やさしい受付のお姉さんが“今回だけですよ”といって割り引いてくれました。
動物園も市民はタダとのことでしたが、ここは市民を証明する物がなかったため、正規の入場料を取られました。
ここの受付娘、きつそうな人で、証明書が無いものは金を払うまで絶対に通さないと顔に出ていました。
久しぶりの動物園、入ったら大掛かりな工事の真っ最中。
閉まってている展示が多く、“なんでこんなので、金をとるんや”と憤慨。
でもヨリさんの前ではそういった振りを見せず、先ずはラーメンとうどんで腹を膨らませ、怒りを静めました。
しかし円山動物園は坂道のため車椅子を押すには大変な所でした。
猛禽類、ペンギン、狼、サル(少しだけ。サルが嫌いなもんで)、子供動物園を回り帰宅しました。


昨日今日、ヨリさんにとっては迷惑だったのか、楽しかったのかわからない日々でした。














ハブグレジュンタのマミー





#399:会社をおったてると言うこと、私流解釈

2014-11-10 07:30:07 | アメリカ便り
6、8、9日と飲み会が続きました。
6日は前に書いた卓球部の飲み会。
8日は臨床検査技師学校時代からのパリ友、ケーさんの仕事上の知り合いとその仲間2人。
合計5人が、赤レンガテラスにあるレストランに集まりました。
一人は自分で出版社を立ち上げた元高校新聞部員、もう一人は偶然に私達の後輩で、出版社を立ち上げた元新聞部員に引きずられ新聞部員になった読書好き、そして、唯一の男性はその出版社で働く、見るから物静かな穏やかな独身男性。

この出版社を始めた女性はすごいです。
自ら会社をおったてるなんて、才能も手腕も無い私にとっては夢のような人です。

会社を始めようと考える人は、お金儲けは別として、社会に溶け込み社会に貢献し、そして何らかの形で社会を変えようと思っている人が多いと思います。
そこに私との違いがあるのだと思います。

ここで、私が会社を始めない理由(始められない理由)を教えます。
第一に、私は社会(日本でもアメリカでも)に溶け込もうとは思いません。
別にかっこつけていっているわけでは無いですが、小さい時からみんなと一緒と言うのが嫌いなだけです。
第二に、私は社会に貢献するより、隣の独居老人や目の前で困っている人を手助けする程度の身近なレベルの貢献を大切にするほうです。
と言うのはきっと、会社を創って後の社会的貢献を見ると言った、長期的視野が備わっていないからだと思います。
つまり、私の卓球技術と同じで、自滅速攻型なのです。
何でもやったらすぐにその結果が見えないとだめなのです。
第三にみんなから変わっていると言われている私には、社会的標準と言うものが備わっていないため、どのように社会を変えていいかわからないからです。私流の標準で社会を変えていったら大変なことになると思うので。
そうです、昔から、“あんた見たいのがたくさんいたら大変です”と言われ続けていました。

と言うわけで、私は会社の社長にはなれません。

ところで皆さん、ずーと続いていた青色文字が黒に変わったのに気づいたでしょうか?
先日の卓球部の飲み会で、S君に“青は読みづらい”といわれたからです。

ハブグレジュンタのマミー






#398: 老いが回りにやってきた。

2014-11-07 07:37:25 | アメリカ便り
昨晩は、大学卓球部の飲み会でした。
麻生にある、卓球部の後輩が始めた居酒屋で馴染の顔が集まりました。
年に2回ほど帰って来る私の為にみんな、“しょうがないな~”てな感じで集まってくれます。
3時間ほどわいわいがやがやをやっておひらき。
みんな仲良く地下鉄に乗り込み、“次回の飲み会は温泉卓球だね”(私だけが言っていた感じですが”と言って、一人二人と地下鉄を降りていきました。
でも、みんなの後姿を見ながら、“年をとったな~”と改めて思いました。
勿論私も含めてですが。
丸くなった背中、白髪が目立ってきた髪の毛、薄くなった髪の毛、狭くなった歩幅。
後姿のすべてが年月を見せていました。

年と言うのは、徐々にやっては来ません。
あるとき、気づいたらどっと来ていたと言った感じです。
はっとして回りを見てみると、母、よりさんはほとんど歩くことができなくなっていた。
兄は去年の心臓発作の後遺症で、限られた生活を送っていた。
いつも元気で農家をやり、年寄りの多い隣近所の人達の手助けをしていた、母の一番下の弟も77歳となり、歩き方や動作が、老人のそれとなってしまっていた。
母のよき話し相手であったおばは、癌の再発で、再び抗がん剤治療を受けていた。
母のすぐ下の弟がアルツハイマーとなっていた。

実家のある地域は、札幌でも老人化が目立つところ。
いつの間にか空き家になった家、独居老人が住む家が増えていた。

若い時は年なんか絶対とらないと思っていた。
老いは異次元の出来事であった。
しかしながら、60歳の私は確実にその異次元の世界に入り込んでいた。
それを強く感じる、今日このごろです。

ハブグレジュンタのマミー