タウン紙に、地元バンドのボーカル募集の記事が載った。
わお!
札幌近郊のバンドが集まり演奏する、地元パークゴルフ場主催の夏の楽しみ。
毎年出掛け、バンドの演奏に心も身体も躍っていた。
その中のひとつ。
昭和歌謡をメインに演奏するバンドがある。
横文字の多い他のバンドの中で、唯一口ずさめる曲目。
募集の内容は、
①歌が好きな人
②人前で歌ってみたい人
③60歳位まで。
とある。
①②はOKだけど、
60歳位・・・
真知子は67。
ダメだろうなあ~
と思いながらも、心はぐいぐい引っ張られている。
ダメ元でと、いつもの真知子ならすぐに電話をするのだけど、
67に沈んでいる。
別の日、そこのパークゴルフ場でアルバイトの募集あり。
お弁当を配ったりジンギスカンの準備や片付け。
年齢不問。
よ~しここからきっかけをつかもう!
面接時、何気に小さな声で、「ボーカルはまだ募集しています?」
「決まってはないけど応募はありましたよ。」
「一曲でもいいんです。歌わせてもらえたら。」
アルバイトは決定。
後日、一度バンドを見に来ませんか?と電話あり。
やった~!
応募の女性は2人。
歌って認めてもらうしかない。
生バンドで歌うことの楽しさで、気分はうきうき。
楽しく歌わさせてもらった。
結果、
3人でやってみようかと。
それでOK。
専属よりたまに歌えるだけでいい。
嬉しくて嬉しくて。
したいことがあったらまずは行動だね。
人様に聞いてもらえるように、
人様に見苦しい姿をお見せしないように、
夏までに声も姿も小奇麗にせねば。