“何着ようかなあ~”
寒い2階からいくつかを抱え、暖かい部屋でのファッションショー。
これは・・・
これも・・・・
決めた!
黒のロングスカートに赤のジャケット。
最近カットしたショートヘアーにワックスをつけてリーゼントもどきに。
う~~OK!
今日は歌う日なのだ。
それもカラオケではなく、生バンド付きで。
今日、ご一緒する方々は札幌の特別養護老人ホーム「コスモス苑」のディーサービスセンターで働く、私よりず~~~と若いカッコいい若者たちで、お会いするのは2回目。
歌合わせは今日が初めて。
まずは練習、
と思いきや、
“まずは乾杯しよう。”
本番前、練習をさせていただくお宅に伺うと、テーブルには沢山の料理が並び、冷蔵庫には沢山の缶ビールが出番はまだかと待ちあぐねていた。
う~~~
今日は飲まずにと思っていたのだけど・・・・
せっかくのお言葉、
飲もう!
乾杯~~~!
いいね~若い人たちと飲むのは。
“そろそろ練習しようか。”
“そこ違うね、もう一回”
カラオケではこうはいかない。
いい気分。
今日伺う所は、我が家から一時間ほど、2ユニットとディーサービスのグループホーム「安平の郷」。
ここには以前住んでいた追分町で、健康管理指導をしていた時のお年寄りが多く入居されており、久しぶりの再会となった。
どの方も自宅にいた頃よりちょっぴりふくよかになって、いい笑顔をされている。
“こんにちは、お久しぶり!”
美空ひばりの「真っ赤な太陽」「川の流れのように」、坂本九の「上をむいて歩こう」、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」、ダ・カーポの「宗谷岬」、「青い山脈」、和田あきこの「あの鐘を鳴らすのは」
7曲を歌わさせていただいた。
歌うのが好き。
歌う場所があればどこにでも行きたい。
大きなステージでスポットライトに照らされ歌うのもいい気分。
今日のようにお年寄りの前で歌うのもいい気分。
歌えればいい気分。
練習不足だったのが申し訳なく、
そんな歌にも、“よかったよ、上手いね、身体気をつけてね。”
嬉しい言葉をいただいちゃった。
“いくつ?” “60です。”
“若いわね~!”
そうなんだ。まだ若いんだ。
したいことが沢山ある。
死ぬまで現役をめざして、エイエイオ~だね。
歌う機会を下さった「コスモス苑」の方々。
ありがとうございます。
いい気分の一日でした。
またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。
練習場所と美味しい食事を用意してくださったホーム長、
ありがとう!
人っていいなあ~
縁があり出会い、またその縁から新たな出会いが。
人ってどこかで繋がっているんだね。
まだまだ自分勝手で自己満足な歌い方。
聴いていただける歌じゃないと。
みんな心を持っているから。