横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

積丹

2013年06月30日 19時30分34秒 | 

息子から“積丹に行くけど、どうする?”

“行く!行く!”

積丹には4年前、うにを食べたくて積丹本店「ふじ鮨」で山盛りのうに丼、他にもあれやこれや美味しい物をたらふく食べ、帰りには岸壁に立つ「岬の湯しゃこたん」の大きな露天風呂に浸かりながら日本海に沈む夕陽を眺め、湯上りに冷えた生ビールをグィっと。

海がめちゃめちゃきれいだった。

今日30日は「積丹ソーラン味覚祭り」が「美国漁港広場」で開催されている。

その途中で立ち寄った、ふるびら町の「東しゃこたん漁協祭」。

ぷんぷんなんだかいい匂い。

お~、生たこ串、つぶ串、うに焼き、つぶの塩茹でなどなど、海鮮全開!の出店がズラリと並んでいる。

まずは生でしょう!

肴は茹で上がったばかりのつぶ貝。

“これで500円?!” てんこ盛りだ~

爪楊枝でせっせせっせと食べていると、“どうぞ食べてください。”と差し入れあり。

生たこ串、つぶ串、姫たら、うに。

“やった~!ありがとうございます。”

実物は大きいんだよ。

あちらこちらで網焼きを楽しむ人達が。

 

“ご飯が欲しいね。”

買いに行くと、品切れ。

差し入れをしてくれた方に、息子が“少しだけでいいんだけどない?”

届いたのは、

3人前はあろうかと思える、いか、えび、ほたて入りの海鮮ジャンボカレーに海老汁と白米。

       

ご飯には焼きうにを置いて・・・・ うにが甘い!

お土産に出来たてほやほやのほっきの干物まで頂いちゃった。

「積丹ソーラン味覚祭り」が開催されている「美国漁港広場」まで行くつもりだったけど、もうお腹が破裂しそう。

と言いながら、

“積丹は鮎も獲れるんですよ。”との言葉に即効買いに行き、ムシャムシャ。

差し入れをしてくださった息子の知人に大感謝!

7月は鮭祭りとの事。

行かなくては・・・・

ジャンボカレーをたいらげたおとうさん。

この日、夕飯は無しだった・・・・

 

 

 

 

                     

 

 

 

 

 


お座敷列車で行くキリンビール飲み放題のミニ旅行

2013年06月29日 22時38分41秒 | 

飲みに行ったお店のお客さんから「お座敷列車」が運行するとの情報入手。

「お座敷列車?」

聞くと列車の中が掘りごたつになっており、座椅子に座って車窓を眺めながらビールを飲むとの事。“ビールは飲み放題で楽しいよ~”

わぉ、楽しそ!

翌日、詳細も聞かぬまま速攻申し込む。料金5250円

それから一ヶ月、その日がやってきた。

職場の仲間2人と共に恵庭から乗車。

「キリンビール列車」と書かれたプレートをつけた3両編成の可愛い列車がホームに滑り込む。

それを見ただけでもう気分はうきうき。

車内に入ると、

“わぉ! いいじゃん!”

8人用の座卓が4卓。座椅子が並び、座卓にはお弁当とおやつが置いてある。

“今日はようこそ、はいどうぞ!”

早速、冷えたビールが運ばれ、堀ごたつに足を伸ばしすっかりリラックスしている女3人、“乾杯!!”

ひとりで、親子で、夫婦で、職場のグループで、仲間で、

旧知の仲のごとく、飲むほどに和気合い合いの車内。

今回は「キリンビール列車」なので、350mlのキリン缶ビールが飲み放題だ。

持ち込みOK!

北広島駅を始発に岩見沢駅で折り返し札幌駅経由で戻る3時間半の移動ビヤガーデンだ。

地元のキリンビール千歳工場、北海道千歳ハム、岩塚製菓などの協賛で千歳産の飲食料品をPRするキャンペーン「おいしさ千歳産」を推進する試みでもある。

途中、北海道千歳ハムの社員が“どうぞ”とスモームチキンがひとりひとりに配られ、一同“ありがとう!”

地元のお米、ハム、お菓子などが当たるビンゴゲームに車内は大盛り上げ。

私は・・・

リーチだったのに・・・こなかった・・・

車窓から見る夕陽。

外はいつの間にか夕暮れから夜に変わっている。

当初は空缶との引き換えで新ビールをもらう事になっていたが、スタッフも忙しい様子で姿が見えず、各自が取りに行くようになり、“こんなのがあったよ。”とワイン缶、酎ハイが座卓に並ぶ。

10月18日は「サッポロビール列車」。

“この日にまた逢おう!”

“もちろん行くよ~!”

すっかり仲間になった呑んべいの面々。

各駅で降りた「仲間」を、窓越しで手を振り見送る。

「サッポロビール列車」

職場の親睦を兼ねて行く事に決定!

25歳(?)には見えないしっかり者でいい男の高橋さん、少年のような爽やかボーイの18歳のよね君、笑顔の素敵なのんちゃん

呑んべいのお世話をありがとうございました。

とってもとっても楽しい「お座敷列車」でした。

10月18日、またお会いしましょう。

? もういやだ?

 

 

 

 

 

 


夜勤帰り

2013年06月28日 01時02分12秒 | 仕事

小雨降る帰り道、走る車中から、車道端に倒れている(?)人を起こそうとする人の姿が見える。

“止めて!”

駆け寄ると、ズボンもパンツも脱いでいる少年を若い女性が起き上がらせようとしている所だった。

近くに知的障害者の施設があり毎日散歩をしているコース。

“大丈夫です。”と女性は言うが、

“看護師だから”との言葉に“ありがとうございます。”とふたりでまずは路肩まで引っ張って履かせようとするが、ポイ。また履かせようとするとポイ。

ニコニコニコニコ楽しそう。

“恥ずかしいから、履こう”

女性に押さえてもらい、パンツを拾ってズボンも履かせて、

“立って、今度は靴を履こう”

背丈は私を越し、体つきは少年を越えている。

“駄目でしょ!”と叱る女性の目は優しい。

合羽越しに見えた女性はとてもチャーミングな素敵な方。

走り出した車に頭を下げる女性。

素敵な女性に出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 


夜勤

2013年06月27日 23時48分44秒 | 仕事

落ち着かない状態が続き、他の入居者さんが怖がってしまったとう~さん。

スタッフも突然くる裏剣に、右に左に身をかわす。

う~~どうしよう~

Drに相談。

“ちょっと薬を使ってみよう”

と~さん、裏剣がなくなったけど、今度は手も足も出なくなっちゃった。

うつらうつら。

“飲ましたくないね。”

“いいよ今晩は”

夕食も食べずにソファーで寝ていたと~さん、20時目が覚めた。

“何か飲む?” “うん”

麦茶に“美味しくないな”

コーヒー牛乳に“美味しい”とニッコリ。

飲み終えたとう~さん、立ち上がろうとするが、

ガク、

足に力が入らない。

何度か挑戦しやっと立ち上がるが、今度は歩くのが・・・

でも、必死に歩こうとしている。

ひとりで歩きたい。

歩行器代わりに食卓椅子の背もたれに両手を置いてもらうと、引きずって進んでいく。

ちょっと落ちついたと~さん。

更衣をし、向き合ってふたりで食べる遅い夕食。

“まずいな” “うん”

今晩はリビングに布団を敷いてみた。

ず~っと布団だっただもんね。

“と~さん、布団敷けたよ、寝よ”

タオルケットをさっと広げ横になると~さん。

隣で横になる私にもタオルケットを掛けてくれる。

いつものとう~さんだ。

握っていた手をそっと離す。

気持ちよさそうに寝ている。

2時、トイレに起きたと~さんは外が見えるドアーの窓越しに“○○子~○○子~”と奥様の名前を呼んでいる。

手を離さないとう~さん、4時までしっかり歩かさせてもらった。

“と~さんもう疲れた、横になろうよ”

と~さんもお疲れの様子。

横になったらすぐに寝息。

6時、目を覚ましソファーに座ったと~さん。

見ると、目をぎゅっと閉じ何かこらえている様子。

時折目頭を拭く仕草も。

そんなと~さんに私も涙。

“家に帰りたい”

自宅で頑張った奥様。

と~さん、私たちが家族だよ。

裏剣に身をかわす技も上達してきたから、時々は使っていいよ。

出来ればちょっとお手柔らかにね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


残った子すずめも・・・

2013年06月27日 23時36分46秒 | 動物

姿が見えない。

行っちゃったんだ。

いつの間に・・・

テーブルを占領していた子すずめのお宿と食事セット。

元のテーブルに戻ったけど、

なんだか・・・・

子育てをしていたおとうさん、寂しそう。

チュンチュン、チュンチュン

ありがとう、

楽しかったよ。

今度子育てするのは、あなたたちだね。

 


すずめのひとり立ち

2013年06月26日 14時29分18秒 | 動物

朝、いつものように“ご飯だよ~”と食事の準備をしていると“チュンチュン早く~”と答える子すずめたちが、今日は?

部屋に放すと側に寄って来ない。

ひとり立ちの時期になったのかな。

窓を開ける。

しばらく外を眺めていたけど、

“えい!”とばかり勇気をふりしぼって飛んで行った。

“行っちゃったね・・・・”

なんだかうるうる。

しばらくして玄関横を見ると、?

戻ってきてる!

でも・・

すぐに飛んで行った。

もう一匹の子すずめは・・・

 

“外に行かないの? 仲間が大勢いるよ。”

夜、姿が見えない。

? 出て行ったのかな?

翌朝、風太がじっと見つめる先には・・

いた!

ご飯のお皿を置くと・・・

しばらくチュンチュンと様子を伺っていたが、、さあ~と降り、食べ始めた。

窓は開けてあるのに・・・

好きにしていいよ。

外に飛び立った一匹の子すずめ、

今朝、見っけ。

ちゃんとひとりでご飯を食べられた?

チュンはもう少し待ってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


土いじり

2013年06月26日 10時56分03秒 | 

追分には及ばないけど、我が家の可愛い畑に植えた野菜たちが大きくなっている。

きゅうり、トマト、なす、もろへいや、パセリ、ミント、レモンバーム、いんげん、ネギ、ゴーヤ、イタリアンパセリ、すいか、大葉、ミョウガ、みつばなどなど

  

今年は寒い日が長かった。やっと初夏らしい陽射しが出てきた。

土壌が悪く、土作りに時間が掛かっちゃって植え始めが遅かったけど、ハウスの代わりにトンネルの中であったかくしていたからやっとここまで大きくなった。

いちごは甘くて、畑作業をしながらパク、パク。

来月頃にはどの野菜も収穫できるかな。

小さな畑だから自分達が食べる分位だけど、来年はメロンを作りをしてみたいんだ。

 

メロン栽培は大変だったけど、なんか醍醐味を感じるだな~

またやりたい。

したいことが盛り沢山。

北海道で暮らす今に感謝。

今朝もせっせと土じり。

 

 

 

 

 

 

 


仲間

2013年06月23日 23時04分09秒 | 仕事

仕事に入るとまず、今までの介護記録を読む。

ひとりのじ~ちゃん、3~4日前より昼、夜ともに落ち着かない様子。

スタッフに蹴りが入ったり、平手打ちが入ったり、なかなかいい技を持っているようだ。

さてさて今宵は・・・・

排便ファイルを見ると・・

OK!

夕食後、いつものようにソファーでウトウト。

いつものようにひとり、ふたり部屋に戻っていき、じ~ちゃんひとりが残ったリビング室。

電気を消し、デスク作業をしてると、もそもそ。

トイレに案内。

う~いい出具合。

とは言え、ズボンはすでに・・・

またリビングに戻ったじ~ちゃん。

ソファーに休まず、床に新聞紙を敷いて横になり始めた。

“これじゃ身体が痛くなるから、座布団を敷こう。”

“もうちょっと動いて、敷けないよ。”

よいとこどっこい、やっと3枚の座布団が身体の下に。

横を向いているじ~ちゃんの顔をみると笑っている。

“何笑ってるの、ほんとうにもう~”

そういう私も笑っている。

その隣で私も横になるが座布団は残っておらず、仕方がない、新聞紙だ。

じ~ちゃんは掛けていた毛布を私に半分掛けてくれようとする。

“ありがとう、寝ようか。”

それから4時間ぐっすり寝たじ~ちゃんは、もそもそ。

トイレにご案内。横向きで寝ていたせいか、見事な漏れ。

部屋で上着も下着も取り替えて、今度はベットでお休みなさ~い。

その間に他のば~ちゃんももそもそ。

手には紙パンツ。

着替えて、お休みなさ~い。

洗濯機にかけてと。ちょっと横になろうかな~。

ピンポン、ピンポン

別のば~ちゃんからの呼び出しだ。

外が明るくなっている。

朝ごはんの準備。

新蕗入りの炊き込みご飯、野菜の煮物、にゅう麺、、きゅりときゃべつの塩もみ、煮豆、佃煮。

(きゅうりときゃべつの塩もみ、煮豆はスタッフが作っておいてくれてたのをいただき)

皆なが起き始めリビングに集まってきた。

じ~ちゃんは・・

ソファーでうとうと。

出勤してきた日勤スタッフが“お疲れ様”と私に手渡した袋。

中には・・・

スーパードライだ!

嬉しいな~

仲間っていいなあ~

迎えにきてくれたおとうさんの運転する車中、

プシュ! グィ!

旨い!

心はほっかほか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


職場 昼間の風景

2013年06月22日 08時35分40秒 | 仕事

夜勤明け、今日はバスで帰ることにする。

始発乗車から千歳までの一時間、料金1100円。ほぼ貸切状態の車中、時々コックリしながらも車窓を眺めながら500mlの缶チューハイをチビリチビリと飲む。

これがまたいいんだなあ~

この季節、最高かも、

どこまでも続く真っ青な空と木々や牧草の鮮やかな緑のグラデーシャン。

安平町に入ると、見渡す限りの広~い牧場に未来の優駿馬がゆったりのんびり過ごし、

時間によっては騎手を乗せ、数頭がレースの練習をしている風景に出会う。

新千歳空港を経由し、千歳到着。

千歳から恵庭までJR快速で5分。

このバス、夜勤が9時に終わり、発車が12時。

3時間待ちだ。

“畑の草取りしよう~”

ホームの敷地にさほど広くはないが畑を作っており、みんなで種播きをし、苗を植え、それらが大きくなり雑草も増えてきていた。

さすが昔とった杵柄。

鍬で土寄せをし、せっせと草むしり。

あっという間にきれいな畑に変身。

“今日はみんなで頑張ったからジンギスカン!”

厚真の味付けジンギスカンは肉厚で美味しい。

行者ニンニクあり、アスパラあり、大きな椎茸あり、さすが北海道。

ぷんぷん美味しそうな匂いが漂ってきた。

“真知子さんも食べて行けば”

“やった~!”

“美味しいね!”と言葉を交わしながら熱々のジンギスカンをみんなで頂く。

ひとりのじ~ちゃんが“焼酎飲みたいな~”(私はビールを飲みたかった・・・・)

先日の夜勤入り、ひとりのじ~ちゃんの介護記録を見ていたら、飲水欄に缶ビール350ml3本って記載されている。

この日は町の夏祭りでみんなで楽しんできたようだ。

“3本飲んだの?”

“お~久しぶりに飲んだよ、旨かった~!”

満面なえがお。

この夜、どの方もよく休まれた・・・・

昼間の風景。

ひと味もふた味も違うね。

 

 

 


野生動物と生きる。

2013年06月20日 23時19分54秒 | 動物

 

先週、摩周湖に行く途中、道路のすぐ横で見かけた鹿。

北海道に来て何度か見ているけど、こんな間近で見たのは初めて。

頭を下げてお食事中の様子。

「顔みたいなあ~」

逃げちゃうかな~と思いながらも軽く口笛を吹いたら、顔をあげてくれた。

「写真を一枚お願い。」

嫌な顔ひとつせず、パチリ。

撮影に慣れている?のか、落ち着いたもの。

ありがとう!

可愛い鹿さんなんだけど、北海道ではエゾシカの増加により、樹皮を食べられて樹木が枯れるといった被害が近年増加し、農林業被害額は64億円(平成23年度)を超え年々深刻さを増しているという。

事故も増えている。

電車や車との追突。

追分に居た頃、近くに猟師さんがいて、“いるんなら置いてくぞ。”と、よく鹿肉を持ってきてくれた。

といっても、初めて見たときはかなり・・・・手が出せなかった。

慣れちゃんだね。

もらうとナイフでさばき、大きなタライに山盛りになるほどの量だ。

これはロース、これはヒレと分けて冷凍庫へ。

あれこれ料理をしてみたけど、ちょっと苦手かな。

「ヘルシーだし、好きだな~」て言う人はもちろんいるよ。

増える被害に、捕獲や狩猟で数を減らさねければならない。

環境省は若手ハンターを増やそうといているが治安の問題もあり、スムーズにはすすまない。

知人の70近い猟師さんは“相当重いからな、そろそろ限界かな~”と話す。

メロンを作っているときもあらいぐまさんが夜な夜なメロンをムシャムシャ。

見過ごす訳にはいかないんだよね。

捕らえてよく見れば、可愛いなあ~と思う。

人間と上手に共存できる方法ってないのかな~。

 

 

 

 

 

 


子すずめ

2013年06月19日 00時37分05秒 | 動物

我が家の換気口に巣作りをしているすずめさん。

あら?

小雨降る日、2匹の子すずめが落ちている。

1匹の子はだめだった。

翌日また1匹の子すずめが。

まだ目も開けていない、ちっちゃなちっちゃな子すずめ。

雨で濡れて冷たくなっている。

すずめの体温は40度近い。

ホカロンをタオルで包み、暖かくして、

急いでホーマックに行って、鳥用の餌を買ってくる。

ひとりの子は鳴かない。

お願い元気になって。

2日経ち、

 

チュンチュンチュンチュン、2匹の子すずめは“おなかが空いたよ~”

よく食べるんだ。

“早く、早く~”

ご飯は練り餌とミルワームという虫。

しっかり目も開き、パタパタと飛び出すほど、元気になっている。

すずめの成長は早く、20日ほどで大人になるんだって。

「鳥の雛は拾わない、それはその子の運命、自然の掟」

う~~

我が家の風太も生まれた直後親から育児放棄され、小雪舞う外に息も絶え絶えに冷え切った体で投げられていた。

放っておけなかった。

暖めてしばらくすると、風太がピックっと動いた。

試しにミルクをあげると吸い付いた!

それからは2~3時間間隔の哺乳。

 

そして今、すっかり家族の一員になっている6歳の風太。

        

野鳥だからあまり手を出さないというのは前提だけど

明らかに死を待つだけの状態であれば

保護するのはヒトの介入の仕方としてありだと思う。

人間の手で育ったすずめは、か~さんすずめから餌の捕り方を教われないので、外に放されても “どうやって捕るの?”

きっと出来ると信じるよ。

か~さんすずめが探しているかな?

早く戻ろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クリスチャンの結婚式

2013年06月15日 23時53分02秒 | イベント

23歳になる甥っこの結婚式に参列してきた。

千葉県茂原市。

遠かった~

東京駅から乗り場の京葉線までの道のりは行けども行けどもゴールは見えず、いったいどこまで歩いて、降りていけば・・・・

やっとの思いで乗車すればすでに満員状態。

ふ~~~~

「舞浜」でガラガラと人がいなくなった。ディズニーランドが目の前に見える。

景色がのどかな田園風景に変わる頃には車内の人影はちらほら。

降り立った駅、

改札口はどこ?

会場は何処に・・・?

よく歩く日だ。

たどり着いた先は、2階家の民家風な建物。

そこが式場となっている教会だった。

甥はクリスチャン。

お嫁さんもクリスチャン。共に23歳。

妹夫婦も参列者のほとんどの方もクリスチャン。

お父さんと一緒にバージンロードを歩くウエディングドレスのお嫁さんは、それはそれは美しく、見惚れるほどに素敵な女性。

賛美歌を歌い、指輪の交換、 誓約、

厳かに式を終え,次は感謝会。

式を挙げた場所がそのまま会食会場に。

出されたものは、お弁当、ペットボトルのお茶、ちっちゃなケーキ(可愛いハート型)とゼリーカップ。アルコールは無し。

仲間たちの手作り結婚式。

暖かい眼差しと優しさに溢れていた。

テーブルにあふれるほどに並ぶ料理より、一瞬?と思ったけど、出された和食弁当は丁度いい量と味付け。飲み物もペットボトル一本のお茶で2時間余の感謝会には十分だった。

外は青い空と緑の田園、質素ながら心もお腹も十分満たされた、初めて経験するクリスチャンの結婚式。

帰途、飛行機の時間を気にしながら、また長い京葉線をひたすら歩き、東京~浜松町~空港へと。

間に合った。

まだ時間がある。

生ビールでひとり乾杯した真知子だった。

3人の子供たち、

残るは息子ひとり・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


ある日の夜勤

2013年06月14日 18時57分35秒 | 仕事

夕食後、ソファーでテレビを見ていたば~ちゃん、じ~ちゃんが一人減り二人減り、洗面を済ませ部屋に戻っていく。

ひとり残ったじ~ちゃん。

ソファーで鼾をかいてよく寝てる。

このじ~ちゃん、朝までゆっくり自分の部屋で寝るのがどうも苦手。

いつ起きるかな・・・・

20時、“母さんは?”

トイレで起きてきたひとりのば~ちゃんに、“何やってんだ! 早く寝ろ!”

どうもこのば~ちゃんを母さんだと思っている様子。

“ 母さんに電話してみようか?”

“ちゃんと戸締りしたか? 早く寝ろよ。”

電話口での母さんへの優しいいたわりの言葉。

“とうさん優しいね。”

“何言ってる”とちょっと照れた顔。

“あんたももう寝ろ”

う~~~~

寝たいけど、とう~さんが寝てくれないとなあ~

またソファでウトウトし始めたけど、落っこちそう。

ソファーの下に座布団を敷いてと。

案の定、ソファーからズルッと座布団の上に。

今度は座布団でウトウト。

次は・・・・

トイレを探している様子。

すでにタップリ染み込んでいる。

朝方4時、“部屋に行く“

やっとのびのびと休む事が出来るのかな。

つかの間、

30分後、物音で目を覚ます。

ひとりのば~ちゃんが自室でポータブルトイレをしようとするがベットより立ち上がれず奮闘している音だった。

と~さんも入ってきた。

“どうした?大丈夫か?”

ば~ちゃんのベット足元に座り、掛け布団の中から足を撫でてあげている。

“もう寝るから”とば~ちゃんの言葉にシブシブ部屋を出てリビング室へ。

“すっかり夜が明けたね、と~さんどうする?”

返事が聞けない内に、見るとファーでうつらうつら。

とってもとっても優しいと~さん、おやすみなさい・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


グループホーム「笑顔の家」。ある日の夜勤

2013年06月14日 18時20分35秒 | 仕事

“おなかが空いた、ご飯を下さい”と言ってくるば~ちゃんが最近ちょっとしか顔を見せない。

カタンカタンと夜、フロアーに響いていた杖の音がめっきり減った。

“今日は寝て欲しいな~”って何度も思っていた夜勤だったのに、

来なくなるとなぜか物足りない。

“食べたら寝るから” “早く頂戴!” “なんでくれないの、なんで意地悪するの”

“頂戴!!”と杖で床を叩いたり、テーブルを叩いたりしていたのに、

最近は、

“ごちそうさまでした。” “ありがとう”の言葉とともに、

優し微笑みを見せてくれる。

薬のせい?

生活に慣れたから?

わたしたちスタッフが変わった?

心が穏やかじゃないときはきっと何かがあるんだよね。

この間は別の入居者のば~ちゃんがこのば~ちゃんの部屋に“ご飯だよ”って呼びに行き、二人で手をつないで食堂にやってきた。

また別の日には食べ終わってから、別のば~ちゃんが“ここで休めば”とソファーに案内していた。

穏やかになったのは仲間の優しさ?

そんな光景に夜勤の疲れは消えている。

優しさが優しさを呼ぶんだね。

今朝のメユーは具沢山のすいとん、長芋と椎茸の含煮、きょうりわかめの酢の物、野菜炒め、佃煮、漬物。

含煮に高野豆腐を入れてたんだけど、煮過ぎさせちゃった。失敗・・・・・

夜勤が作るのは朝ごはん。

さあ、今度はどんなメニュにしようかな。

旦那様に話すと、

我が家では食べたことがないあな~とつぶやきが聞こえてきた。

 

 

 

 

 


自然の尊さ

2013年06月09日 01時44分44秒 | 季節

             

追分の家に行ってきた。

家からメロン畑までの「メロンロード」は草ぼうぼう。

花畑も野菜畑も草ぼうぼう。

そんな中、もしかしたら出てるかな~って椎茸の原木が置かれている林の中を覗くと・・・

みっけ!

嬉しいな。

もうかなりお年寄りな原木だけど、いまだに楽しませてくれる。

さくら草もいつもの場所で木々に囲まれひっそり咲いていた。

暮らすのはチョッピリ大変だったけど、自然が溢れていた追分の生活。

今見回すと、

1ヘクタールもある広大な敷地をよく手入れしてきたもんだ。

楽しかったから出来たんだね。

だめだ、だめだ。振り返っちゃ。

持ってきたさくら草は、今度は恵庭が我が家。

もうひっそりと咲なくてもいいんだよ。

お日様に照らされ、のびのびしてね。

他の仲間ものびのび育っているよ。

私もお日様の入る明るい部屋でのびのびしてるんだ。

時にはほどほどと思うときもあるけど、

北海道で暮らしていると、お日様がとっても恋しいんだ。

お日様っていいな。