読んで面白かった箇所や気になった箇所があると、書き出しているんだけど、(10年前までは)(最近は全くしなくなった)
森瑤子をよく読んでいた時期があって、
「東京発 千夜一夜」の中でこんな文章があった。(一部編集)
カフェバー『ドルチェ・リーベ』にはいつもの常連が集まり、日本の女どもはいかにと、憂鬱かつ憤然と言葉を交わしている。ヘンリー・ミラーの再来を自称するアメリカ青年マイケルが、「こういう諺知ってマスカ?」とニヤリと笑った。
「十六歳から二十二歳までの女は、アフリカ大陸である。半分は探検ずみだが半分は未開地である。二十三歳から三十までの女は、アジア大陸、その意味は、暗黒と神秘に満ちている。三十から四十歳の女は、ヨーロッパ大陸。なぜならば、もはや探検の余地はなし。そして、四十以上の女は・・・・シベリア大陸である。そのこころは、みんな場所は知っているが、誰もそこには行きたがらない。」
男たちは慎ましくも鬱憤をはらしたのである。
私は北海道に上陸。来るのは我が家の猫4匹と犬4匹、孫の朔と楓雅。
もうこれで大満足。
マイケル、君もそんな時が来るんだよ。
森瑤子はとっくに卒業したなあ~
読む本って、その時の自分の環境、心情で変わるよね。
中学時代は国内外の純文学(三島由紀夫は随分読んだかも)、高校時代は一時期、松本清張にはまってた。
あ~ほんとによく読んだ。
楽しかった。
時間は作るものだと言うけど、主婦になると時間が作りにくい。
作りにくいのに、また今日3冊買っちゃった・・・・・