今回の山菜料理、フスベ漬けは大成功と言ってよいでしょう。
毎年作ってはいるんだけど、やっぱり、例年よりも気合が入ったせいか、非常に良い出来でした。
辛味は最高級だし、雑味のない澄んだ仕上がりになったので非常に満足しています。
この美味しさを、離療食中の身でも楽しめることが分かったら、次の楽しみ方も試してみるべきでしょう。
本来、ワサビの楽しみ方は、『根』の利用が一般的です。
こちらも楽しまなけりゃ片手落ちってものよ。
で、今回収穫してきたワサビ根だけど、
ワサビ根も控え目
小さめの株を少々持ち帰ったので、ついてきたワサビ根も小さめ。
このサイズは、量的に言うと刺身なんかに使うには少々物足りないかもしれない。
だけど、我が家ではある意味、最適サイズなのであります。
おひとりに1個。可愛いけれど、いい色です
摺り下ろしたら
ご飯に乗せて、醬油をちょっと垂らすだけ
毎年紹介しているんだけど、しつこく。
これ以上ワサビ根を美味しく食べる方法はないと思います。
これ以上の山菜と言うか、ご飯のおかずは、この世に存在しないのではないかと言うぐらい美味しいです。
そして、もう一品。
フスベ漬けのつゆも、活用します。
フスベ漬けのつゆ120mlに
麺つゆを足して
『つけつゆ』のレベルに味付けします。
ワサビ蕎麦の準備ができました
茹でて締めた麺に薬味を添えて
『ズズズッ』ができないので
どのスプーンだと美味しく戴けるかな?
今回の場合、穴付きのレンゲが一番食べやすかった
食べやすさは、マタギの都合の話。
問題は、お味の方ですね。
最近の言葉で申します。
控え目に言って、最高です!
ワサビの辛味と風味が蕎麦に合うことは、ある程度分かっているんです。
だけど、摺り下ろしたワサビでは、この味にはならない。
フスベ漬けのつけつゆだから、ワサビの辛味と旨みが麺つゆと一体化して、この上ない旨さを齎してくれているんだと思います。
一緒に食べた家族も、感動しておりました。
もったいなくて、蕎麦湯代わりにお湯を足して飲ませていただきましたが、これまた極めて旨かった。
ワサビご飯にワサビ蕎麦。
それぞれに、本当に幸せなひと時を堪能させていただきました。
やっぱり、食事の楽しみって、これだよね。
山の神様、本当にありがとうございました。
ご馳走様でした!