明日はお休み。今週はボランティアの予定もないからフリーに使える。昨日、山の神様からナメコをたっぷりといただいてきたばかりだからから、次は海でしょうね。そう思っていたんだけど、17時発表の予報を見ると、「波高2.5m」だって。庄内方面で遊ぶには高すぎる。困った。ここで無理は出来ない。だからと言って、外出せずに家にこもるのも健康上よろしくない。どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪キノコ採り場の新規開拓≫
新規と言っても、いろいろある。行動半径を広げるのも新規開拓だけど、まだ、葉が落ちていないこの時期には、あまり向かない。だって、倒木を探すだけでくたびれてしまうんだもの。葉が茂った木々の間に隠れて、あるかないか分からない倒木を求めて歩き回るのは、時間と労力の無駄が大きい。この作業は、木の葉が落ちて山の見通しが良くなってからでよい。
それよりは、ここまでに見つけてきた新しい倒木の現状を点検して、今後の行動に役立てた方がいいと考えた。
しかしこの後、行動を開始すると、なんだか色々と考えさせられてしまって、話の中心が大きくずれていってしまった。今回は、そういう日記なのであります。
まだ暗いんだけどスタートします
間もなく、
主峰に日が当たり始めました(手ぶれ御免)
山岳地帯は、もう冬ですね。間もなく、ここまで降りてきます。
朽ちていく倒木を越えて
本流を渡ると、
今年倒れた木
これは2年前だったかな(奥の木ね)
古くなった木は、土に還ろうとしています。新しい倒木は、そこに蓄えた養分をキノコや地衣類に分け与えながら、最後の勤めを果たそうとしているようです。
奥山の巨木達。その何百年という時間の流れを経て、力尽き、倒れてから崩れていくまでの時間は、ほんの10~20年くらいみたいです。その最後の時間を、この小さな生き物たちに手伝ってもらいながら、また土に還り、新たな木々を育んでいく。この大きな自然界の流れが変わるのか変わらないのか。マタギには、見届けることが出来ないと思うんですけど、心配でなりません。
欲タガリの観察によると、今年の夏は、春を飛び越えてやって来て、夏キノコが生えるいとまを与えずに過ぎ去ってしまった。更に、初秋のキノコ達が出る間を与えることもなく冬になろうとしている。
本日のキノコ達。
コガネタケは、残念ながら盛期を過ぎたようでした
あちゃあ! 晩秋のキノコ、ムキタケです
美しい風景なんですけど
草木が慌てて秋支度と冬支度とを始めていました。草は枯れ始めたんだけど、木々の葉は、まだ緑色。先っぽだけ、大急ぎで衣替えを始めたところ。
日本には、美しい四季があって、我々はその豊かさに育まれながら生活し、文化を築いてきたのだと思うんです。これは、私たちの貴重な財産です。悲しいんだけど、今年の山形の奥山は、『四季』じゃなくて『二季』に近いと感じます。
たまたま今年だけなのか、それとも、これからも続くのか、更に拍車がかかるのか、心配です。
自分に出来ることがあるとしたら、やっていきたいと思います。微力だとは思うけど。