山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

はるだよ ちちちっ(さんぽうた136)

2022年03月31日 | いきもの

  はるだよ ちちちっ   せきれい いした

 

ちちちっ

みずしぶきが きもちいい

ちちちっ

ひざしが あったかい

 

はるだよ おきて

そっちの ねぼすけくんに

ぴたぴたぴた

 

とことことこ

あれ こっちでも ねてる

ほら おきて

ぴたぴたぴた

 

ぼくが おこしてあげるね

それ ぴたぴたぴた

 

どう めがさめた?

ほら すっかりはるだよ

いっしょに たのしもうよ

 

       マタギの散歩コースでよく会うセキレイ

       水辺で会うことが多いです

       この冬は、雪の季節にも見ることが出来ました

 多分、ハクセキレイです。図鑑を読むと冬場には南下するらしいんだけど、当地では一年中見ることが出来るようです。温暖化のせいかな。

 でも、ここにきて雪が融けてしまったら、すごく嬉しそうに見えますね。チチチッ、チチチッと可愛い声で鳴いています。

       雪の消えた河原を、あっちにトコトコ

       こっちにトコトコ

 そして、セキレイの仲間ってシッポを縦に振るんですね。そのため、『いしたたき』とも呼ばれています。

 このピタピタピタとシッポを振る様子が、すごく可愛らしいんで、「何してるの?」と聞いてみたんです。そしたら、

「寝てる子たちを起こしてるんだ。」

との返事。

 なるほど、それであっちに行ったりこっちに来たりしながらペタペタピタピタやってたわけね。

「だって、せっかく春が来たんだもの。みんなで楽しまなくっちゃ。」

だそうです。ごもっともですね。

 それでは、私も一緒にこの季節の喜びを味わわせて貰うことにしましょう。


天気晴朗で波も低そう!

2022年03月30日 | 釣り

 大雪だった山形も、ここに来て急激に春めいてきた。そしてですね、明後日は、久しぶりに自由に使えるお休みなんですよ。

 仕事から帰宅して、真っ先に天気予報を見る。すると、『晴れのち曇り。東の風、波1m』だって。

 やったあ!

 これは、釣りに行けますよ!!

 即決です!!!

 マタギの場合、この時期の釣りといったら、お相手はタコちゃんです。早速、用具の点検を開始する。

       防寒着ちょっとヨレヨレだけどOK!

       長靴OK!

 帽子と手袋も問題なさそうです。次に登場するのは、

       こちら様です

       まずはリールの回転部分に潤いを

続いて、

       タモの折りたたみ部分にも

 ・・・タモは、先日点検したばかりなんだけど、念のためにね。

 続いて、

       これも、前回準備しておいたワタリガニと予備餌

針先を、もう一度磨いでおこうかな。

 ん?

 う~ん、一つ補充しておこう。

       なんだか分かる?

これを、

       40㎝ぐらいの長さに切り分けて

       たこ糸で縛ってキラキラテープの出来上がり

 何に使うのかっていうと、タコを誘惑する仕掛けなんです。

 これをカニの上20㎝ぐらいの所につけて踊らせるんです。すると、興味を惹かれたタコが寄ってくる。

「おおっ、カニまでいるじゃないの!」

喜んだタコが仕掛けに飛びついてマタギに捕らえられるという図式なんです。

 タコってそんなにアホなの?と思うかもしれませんが、マタギが思うに、タコは無敵なんですね。怖いものなしだから、他の魚みたいに怯えて逃げるなんてことをしない。面白そうな物、美味しそうなものを見つけると、無警戒に近づいてきて捕まえてしまう。そうやって、ここまで生きてきたんでしょうね。

 そういうタコちゃんの習性を利用して、今度はマタギが捕まえようってのがこの釣りなんですわ。

 ああ~!いよいよワクワクも最高潮です!

 明後日、晴れてくれよ。

 波、穏やかであってくれよ。

 たこちゃん、待ってろよ!

 逢いに行くからな!


お帰りなさいの手料理(後編)

2022年03月29日 | 日記とレシピ

 本日のメインディッシュは『ますの寿司』。これは確定しているんだけど、仕上がりまでの待ち時間が少々。寿司飯にも残りが少々。これをどう活かすかについて、妻とああでもない、こうでもないと話を進めていった結果、巻き寿司でもなくチラシでもなく、軍艦でもない握り寿司というところに落ち着いた。で、早速、調理に入ります。

 下ごしらえ・調理の部

 冷蔵庫にあった素材で、面白そうなものを選んでみました。

 ・酢飯をピンポン球大に握って素材で包み込む感じ

 ※酢飯が手につくのですが、水は使わず、寿司酢で濡らして握っていきます

       生ハムとカニかまで包んでみました

 ・玉子焼き(娘が焼いた)を握り用に加工

 ・焼き海苔を巻き付けてみました

 サラダや椀物の準備も出来ました。さあ、いよいよご開帳ですよ!あれ?

 ・・・今年もやっちまったみたい。ホントは、皮目が隠れるように敷くつもりだったのに、一枚が裏返っていました。ま、味に変わりはなかろう。

 ・重しを外した寿司を切ります

 ・ラップで包んだまま切ってみました

 ※多分、この方が崩れにくい

 ・8等分にしたら

    2切れずつ盛り付けました(あんまり美しくないけど許して)

       さあ、お寿司パーティーです

 食べてみると、酢飯の味がちょっと強すぎる気がするんだけど、ま、許容範囲内でしょうかね。脂がのっていて極めて美味しかったです。皆さん、喜んで食べてくれていました。

 さて、2枚目のますの寿司までは、手が届きませんでした。これは、明日、新潟に戻ってしまう息子の手土産ですね。

 さあ、寿司食って、達者に過ごせよ!


お帰りなさいの手料理(前編)

2022年03月28日 | 日記とレシピ

 本日はご法事。だけど、東京と横浜在住の姉弟の参加は、なし。もともと、コロナの心配があったので「やめておきましょうか。」という話になっていたんだけど、今回の地震で新幹線も止まってしまったので、丁度よかったと言うか、諦めもついた。

 で、今回参加するのは、うちにいる3人と、新潟に暮らす息子の計4人。息子の帰省についても、先日大きな事故(路面凍結による)があったので心配していたのだが、無事に到着。懇ろに法要を済ませることができた。

 息子は、明日帰ると言っているので、旨いものを食べさせてやらねばなるまい。って言いながら、作るものは既に決まっています。

   ≪ますの寿司≫

 息子が帰省するからと買い物に出かけた妻が持ち帰ったものの中に、良いものが入っていたんですよ。それが、サクラマス

 どうするのか聞いたところ、「ソテーかムニエル。」とのこたえ。「ふ~ん、でもかなり良い品質だよ。これ、任せて貰っていい?」

 こんなやりとりを経て決定したのだ。

 下ごしらえ・調理の部

 ・1日半冷凍しておいて、調理の朝、自然解凍を開始しました

 法事から帰宅すると調理開始。

 ・ヒレと骨を外してから、皮を削ぎます

 ・身を薄切りにしていくんだけど、大きすぎるので3等分してから開始

 ※半解凍の状態だと切りやすいです。完全に融けるとお手上げ

       これぐらいの横幅だとマタギの腕でも何とかなります

 ・塩して暫く置いた後、酢で塩を洗い落としてから寿司酢に漬け直します

 ※寿司酢は酢1カップに砂糖24gと塩10gを溶いて冷ましたもの

       このまま暫く置いときます

 ・ご飯をちょっと硬めに炊いておきましょう

ここから、工作大会!

 ・押し寿司用の鍋に縦横にラップを伸ばし広げておきます

 ※笹の代わりです

       何だかわかります?

 ・押し寿司の2段目を重ねる準備に段ボールの型を準備

 ・ご飯が炊けたので酢飯準備

 ※今回の失敗。某レシピサイトの割合(酢80mlに砂糖36g塩20g)で作ってみたら味が強すぎた(いつもは酢100mlに砂糖24g塩10g)

 ・鍋の底に、酢を拭き取った切り身を並べて

 ・寿司飯を重ねて

 ・ラップで包んだら

 ・段ボールを敷いて、またラップを広げて

 ・切り身を敷き詰めます

 ・酢飯、ラップと作業を繰り返し

 ・落とし蓋を被せたら、同じ高さの器を4つ並べて

 ・漬け物用の重しを乗せて暫く待機

 はあ~。ようやくここまで来ました。

 2年ぶりの料理なんだけど、やっぱり半端ないわ。どんな風に仕上がるか、続きはまた明日ということで、本日ここまで。あしからず。

 

 To be continued!

 

 

 

 


マタギもおだてりゃ木に登る

2022年03月27日 | 日記とレシピ

 「明日の昼食、お願いしていい?」

「なんで?」

「だって、ゴニョゴニョゴニョ。」

「ふうん。で、材料は?」

「もう買ってある。」

はあ、そうですか。決まってたのね。

 もうちょっと詳しく言うと、明日、来客があるんだけど、昼食は、マタギの料理がいいということで決定していたようなのだ(あくまでも女性陣の中での話)。

「お父さんの料理でないとダメなの。」

 いいですよ。つまり、頼りにされているってことね。その期待に応えようではありませんか。で、作るのは、

  ≪チャーシューメン≫

 簡単に言うと、スペシャルなランチはいらないんだけど、お客様に対して、先日作ったラーメンぐらいの美味しさを提供したい、というご希望みたいです。

 で、肝心のブロック肉は、

       約400gありました

 おおっ、前回より大きいじゃないの。ふむふむ、これは楽しめそうですね。

 前回の叉焼(チャーシュー、以下カタカナで統一しましょう)は、非常に美味しく出来た。だからといって、今回も全く同じ調理方法でいいというわけにはいかないはずだ。何てったって、前回の1.5倍の素材なのだから。

 なんだかワクワクしてきますね。

 そうして、ようく考えてみた。

  ポクポクポクポク チ~ン

 方針決定! 材料だけを1.5倍にして、あとは変えない

 譜面が完成したぜ。早速始めます。

 下ごしらえ・調理の部

 ・タマネギ小1個をみじん切りにします

 ※縦に割って細めのくし切り(つけ根を切らずに残す)。

 ※向きを変えて横から切り分けていきます(効率的なんだけど、それでも泣けてくる)

 ・ショウガひとかけもみじん切りにしてスタンバイ

 ・ブロック肉の一面毎に、丁寧に焼き目をつけていきます

 ・圧力鍋に水3カップと醤油150ml、酒と砂糖各75mlに香味野菜を加えます

  (タレも前回の1.5倍です)

 ・ピンが回り始めたら弱火にして5分間加圧(毎度ながら怖い音)

 ・ピンが下りたら蓋を開けて、お肉を裏返し。もう1分加圧しました

 ※肉の分量が増えた分、タレの分量も増やしたんだから、その分だけ沸騰するまでの時間や冷めるまでの時間も増えると考えたので、加圧時間は、あえて増やすことはせず前回と同じにしてみました。

 もう1つだけ、前回と変えたのが、その後の休ませ方

 ・チャーシューを袋に入れて、大さじ2ぐらいのタレと一緒に密封してみました

 ※タレが染み込むのと同時に、パサつきを防止出来ると考えた

 そして、

       チャーシューメンです。どうぞ召し上がれ

 極めて好評でした。(多分お客様も)作者自身も満足な出来映え。

 ああ~、うまくいってよかった!

 今回の結論は、『素材の量に比例して他の材料も変えるが、加圧時間は変えないで良い』というところかな。それにしても、やっぱり料理は科学ですね。一つ賢くなりました。

 貴重な実験の場を提供してくれた家族とお客様に感謝!

 これは正に、『豚もおだてりゃ木に登る』というやつ。それでいいじゃない!

 こうして、おだてられて、その気になっていくうちに、いつの間にか腕が上がっていくんだよね。ありがとう!