山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

「やっちゃった」みたい

2024年12月15日 | 日記

 陸協のT氏から着信があった。

 陸上の競技シーズンも終わろうというこの時に、どうしたの?

「どうも、マタギです。」

「ああ、マタギさん。実はね・・・」

 聞けば、先月末に行われた、今年最後のトラックレースの後、用具を片付けたときの話だって。

 この日の仕事を終えて、用具を片付けようとしているときに、部品がポロリと落ちたんですよ。

 で、その部品がポキンと折れちゃったんですね。

 直そうと思ったけど、無理っぽい。

 仕方がないからその壊れた部品をもって管理事務所に行って、事の経過を伝えたんです。

 「そうでしたか。まあ、今日の大会で今年は終わりだから修理に回しておきますね。ただ、●ISHIの製品だからねえ。」

 陸上競技の備品というものは、個数がめちゃくちゃ少ないので、値段がバカ高いというのである。

 それは知ってる。

 大体、こんな用具、県内にも3つか4つしかない代物。

 それでいて、競技会では必需品。

 製造元は、独占状態。いくらでも高値を請求できるのだ。

 まあ、今シーズン最後の大会でよかった。

 これで、大会が連続する時期だったら、色々迷惑をかけたかもしれないからね。

 そのぐらいに考えて、自分の中で完結していたんですよ。

 ところが、

「実は、経費を見積もってもらったら、〇十万するんだそうです。」

「はあ?」

たかが、棒の先っぽが折れただけだよ。それが、こうなるのね。

 ちょっと、物申したいことがないわけではないんだけど、壊したのは確かにマタギなので、責任はとらねばなるまい。

 こういうのを、青天の霹靂というのか、身から出た錆というのか、分からないけど、只今保険の手続き申請中。

 新年度の大会がスムースに運営できるためには、必需品だからね。

 まずは、話がすんなり進んで、用具が元通り使えるようになりますように。

 それにしても・・・

 本年度は、選手の安全確保ために暑さ対策の提案をし、協会から賛同を受けて実施し、成功裏に終えることができたシーズンだった。

 それが、このような形で終わるとは。

 これは、好事魔多しという教訓にしておきましょう。


秋満喫のデート日和

2024年11月07日 | 日記

 昨夜は夜勤だったのだが、寒かった。

 というより、寒くなった。

 日中は、小春日和と言ってもよい長閑な天気。

 ところが、日が落ちると、グングン気温が下がってきた。

 それなりに重ね着をしていったつもりだったのだが、とうとう我慢しきれなくなって暖房を入れてしまった。

 この寒さは、帰宅後、翌朝まで続いた。

「お昼、お蕎麦にしたいんだけど。」

「了解。だったら、あったかいの・・・。鴨南蛮食べたい。」

多分、肉に特化した『B店』なら、置いているはずだ。

 朝食を済ませると、店の開店に合わせて買い出しに出かける。

 材料の調達完了。

 本当にありがたいスーパーだ。

 さて、昼食の準備は整ったんだけど、この天気。

       天高く馬肥ゆる空なり

 勿体ねえ!!!

「ちょっと、紅葉狩りに行ってみない?」

「ダメ。忙しいの。」

「1時間以内に帰れるならいい。」

・・・ンなこと言ったって、『キノコ山』だって往復3時間かかるんだぞ。そんないい場所、近くに・・・、あると言えばあるか。

 この時期としては久しぶりに、奥羽山脈側の山に出かけてみることにした。

 途中、河原では、シーズン最後の芋煮会を楽しんでいる家族連れやグループが多数。

 峠道に入っても、対向車がひっきりなしにすれ違う。

 みんな、この天気に誘われてきたんですね。

 宮城県との県境に到着。

       やっぱり

       いい時に当たりましたね

       風と陽射しが気持ちいい

       遥かにキノコ山が見える

 ああ~、気持ちよかった。 妻も喜んでいた。

       峠のワインディングロードを下る

 考えてみると、妻と2人でのドライブなんて、すごく久しぶりだ。

 何十年ぶりかのデートを演出してくれた秋の神様に感謝しつつ、たった1時間のドライブを終えた。


元気をもらえたスポーツの秋

2024年10月15日 | 日記

 義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たいマタギの世界・・・

 

 『スポーツの日』を含めた3連休は、珍しく本当に仕事が3連休になった。

 そうは言っても、少人数で勤務を調整しながら、なんとかやりくりをしている職場。

 たまたまそうなったのではなくて、このような勤務に不公平感があってはいけないので、そうなるように調整してきたのだ。

 なぜそんなことをしたかというと、この3日間に、これまでに多大なる恩義や義理を賜ってきた陸上競技会が凝縮して集まってしまったから。

  これまで散々助けてもらってきたのに・・・

  これまで長年苦楽を共にしてきたのに・・・

  これまで子供たちの成長を支えてもらってきたのに・・・

 どの義理も、海より深く、山より高いのだから、こんな人手不足の時にこそ、恩返しすべきだろう。

 少なくとも、キノコ採りよりは、優先順位が上だ。

 万が一、ここでキノコ採りになど出掛けようものなら、天罰が下ろうってもんだ。

 で、何とか休みを取ったので、ボランティアにも専念できすることができた。

 

 正直に言って、3日連続は、心身共にくたびれたのだが、得るものも多かったと思う。

 年齢順に行くと、

       小学生のちびっこの大会

 指導者の教えを吸収して、『もっと早くなりたい』という気持ちが、まっすぐに伝わってきました。

 大会新記録がこんなに出るなんて驚き。

 ちびっこの大会だから、みんながそのまま大きくなるまで成長を続けるとは限らないんだけど、指導の底上げが各地に広がっていることを実感できました(これ、超大事)。

       中学生の大会

       カッコいいでしょ

 姿勢がいいからなんです(この子たちは地区代表ですからね)。

 これも、指導の賜物だと思います。

 勝負が優先になると自分を見失ってしまうし、他人を優先し過ぎても自分の才能が見えなくなってしまう時期です。

 まだ新人です。どうやって自分の強みに気付き、伸ばしていくか。本人と周りの人間との共同作業が大事になる時期に入りますね。

 そして、昨日は、マスターズの大会。

       40台の選手たちは、さすがですね

       えっ?あなたたち、マタギと同世代?

 そして、

       後期高齢者たちです

 OH! アンビリーバブル!!

 俺より速いじゃん。

 ・・・

 この大会では、大会新記録、県新記録が続出していました。

 選手の皆さんがこの日まで、しっかり鍛えてこられたことが一番でしょう。

 でも、それに加えて、素晴らしい環境に恵まれたことも大きかったんじゃないかな。

 気温や風などの気象条件が、非常に心地よかった。

 そして、感心したのが、競技者同士の励ましあい、称えあい

 トラック競技なら、ともに競い合う競技者が紹介される度に拍手を贈る。

 フィールド競技でも、試技の前後に声を掛け合い、拍手を贈りあう姿が、随所に見られた。

「これっていいと思わない?」

 補助員の高校生に、聴いてみると、

「はい。すごくいいと思います。」

と返事が返ってきた。

 やっぱり、誰でもそう感じるよね。

 特に、目前の競技で緊張している選手にとっては、殊更に嬉しい交流だったんじゃないかな。

 見ている者にとっても和やかで心地よい一日になりました。

 マタギは、審判をしていただけで、特に激しい運動をしたわけではないんだけれど、3日目が終わったら、あちこちが筋肉痛になり、ヘロヘロでした。

 でも、参加して良かったあ!

 すごくたくさんの元気をもらえた3日間になったと思います。

 選手の皆さん、ありがとう!


身体を鍛えなければ

2024年10月08日 | 日記

 日曜日には、『山形まるごとマラソン』の運営ボランティアに行ってきた。

     いわゆる市民マラソンです

 6000人ほどの選手が参加する大規模イベントなものだから、警察に消防、地域の企業や学校は勿論、町内会も協力して運営される。我が陸協も主催者の一つです。

       朝早くから集まって、みんなで手分けして準備をします

        ここは給水所(手前に関門と救急テントがあります)

 マタギの担当場所は、ラスト3キロほどの地点の関門なのですが、スタートから1時間弱でトップの選手が通過すると、次々に選手たちが通過していきます。

       老いも若きも頑張ってます

 実は、今回はゲストランナーとして大迫傑選手が参加するというので、一目見たいと思っていたんですけど、残念ながらいつの間にか通り過ぎちゃったみたいでした。

 給水所の女の子たちが、ひときわ大きな黄色い声を響かせていたので、その時だと思うんですけど、時すでに遅しでした。

 さて、選手の列は延々と続きます。

       何だか変な格好をしたランナーが増えてきました

 時々歩いている人もいます。

       それでも、20km余りを走ろうとするだけで偉い!

 知り合いの人も走っていました。

 こういう姿を見ると、自分も鍛えなくっちゃという気持ちになってきますね。

 まあ、ハーフマラソンを目標にするかどうかは分からないけれど、少なくとも、春の筍採りと、秋のマイタケ採りが出来るだけの体力は、維持していきたいものです。

 やっぱり人間、身体が資本。

 改めて感じることができた一日でした。


お帰りなさい

2024年08月18日 | 日記

 遅ればせながら、息子が帰省するとの連絡が入った。

 「お魚買ってくる。」

妻は、いそいそと買い物に出かけた。

 で帰ってくると、

「ちょっと買い過ぎたかも。」

と言う。

 確かに、買ってきたものを見ると、マグロとブリとサーモンとホタテが大量に入っている。

 はっきり言って、いくら大口消費者の息子でも、これを食べ切るのは不可能だろう。

 2日に分けて調理することにした。

 それにしても、息子の帰省が嬉しくて仕方がないのね。

 それと、あのスーパー、魅力的な食材が並び過ぎている感じ。

 先日のBBQでも、つい買い過ぎてしまったけれど、妻が行っても同じことになってしまうとは、今後、要警戒だ。

 夜になって息子が帰宅した。

 元気そうな顔で何より。

 なんだか、これまでと雰囲気が変わった気がしたのだが、何やら彼女の好みに合わせているらしい。

 ま、うまくいくといいね。

 さて、夕食だけど、

       半分捌いただけなのに

       これでも食べ切れませんでした

 残りは、翌日なんだけど、BBQの時と同じで、夜勤があるため朝からカルパッチョ。

       オリーブオイルにレモン汁と醤油のソースで

       ブリと

       サーモンを戴きます

       朝っぱらから何ですかこれは

 息子は、食事の前に一人で墓参りに出かけた。

 なかなか殊勝な心掛けだ。

 みんな揃ったところで、豪華な朝食を戴いて、マタギは一息ついたらお仕事へ。

 息子よ、のんびりと寛いでいっておくれ。