山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

入院でプチ哲学

2025年01月29日 | 日記

 明るい話が続かなくて恐縮なのだが、マタギ個人としては、現在、貴重な体験をしている最中なので、もう少し、感じたことや考えたことを綴っていこうと思う。

       手術日の朝の空(マタギの心のようだ)

 昨日、組織検査等のための手術を行った(この辺の感想は、機会があったら書きます)。

 で、現在、しゃべれない

 最低で2~3日間。下手をすると一生だそうだ。

 そうなってしまったらどうなるか考えてみた。

 今のマタギの職業は、人と話すことで成立する仕事だから、これは辞職するしかないだろう。

 対外的に行っている、町内会や審判業務についても考えてみた。

 こちらも無理っぽくないかい?

 人とのコミュニケーションが前提みたいな仕事ばかりだからねえ。

 電話にも出られんから、友人や親戚との連絡も滞るわなあ。

 ええ~、これって八方塞がりじゃないの。

 このままだと世捨て人状態になってしまう。

 こうしてみると、会話が生活で果たす役割って、とてつもなく大きなものだったんだね。

 さて、何とかならないか。

 ・・・家の中で、家族と意思の疎通を図ることはできそうだ。

 だって、時間の流れがゆっくりだし、お互いをよく知り尽くしているから。

       時間の経過とともに遠くまで見えるようになってきた

 やっぱり、より大きな問題は、外界とのコミュニケーションをどうとるかということですね。

 そんなに無理する気はないけど、完全に内に籠る生活は、自分の好みではない。

 少しでも、外とのかかわりを持って、感情を分かち合ったり、人の役に立ったりしたいと思うのだよ。

 どうすれば外界と気持ちよくつながれるのか。

 こんなこと、普段、当たり前すぎて、真面目に考えたことがなかったけれど、今回の経験は、いいチャンスですね。

 たっぷり時間はある。

 じっくりと、ようく考えてみようと思う。


入院生活に希望の光

2025年01月28日 | 日記

 昨日は、たくさんの励ましの言葉や応援ボタンを押していただきありがとうございました。

 おかげで、元気が湧いてきました。

 さて、

 

 強制収容の翌日、『治療計画書』なるものが手渡され、同意のサインを書かされた。

 読むと、期間が4週間だって。

 長すぎねえか?

 入院生活を始めてみて、すぐ感じたのが制約の多さ。

 定時の検温や血圧測定なんかは仕方がないと思う。

 だけど、『行動』が不自由過ぎるのだ。

       殺伐とした病室

 初日から点滴やら何やらにつながれてしまっているから、外出はもちろん、院内でも廊下とエレベーターぐらいしか移動手段がない。

 

 もう一つ困ったのが『飲食』。 

 調理できないのは当たり前だが、物を買って食べることが許されない。

 口に入れていいのは、処方されている薬と水と、何だか得体のしれない栄養剤だけ。

       なんだか不思議な味のする液体

 食べる楽しみがないことが、これほどつまらないことなのかと実感させられている。

 これは、正に、囚われの身だ。

 でも、救いもある。

 実は、この病院には10年以上前にも入院したことがある。

 その時にはなかったものが、今はあるのだよ。

 それが、今使っている『Wi-Fi』

 病室には、以前からテレビはあったし、家から持ち込んだラジオも聞くことができた。

 でも、Wi-FIは、全然別次元なんですね。

       これが使えれば、活動の幅が広がる

 これを使えば、ほら、こうやって日記を書いて発信することができるじゃないの。

 これは、画期的です。

 身体は動かせないけれど、こうして自分の考えたことをまとめ、表現することができる。

 もちろん、入院期間中に『できること』は激減するだろう。

 マタギの日記は、基本的に『活動の記録』だったから、そういう報告が出来なくなるのは残念だ。

 多分、最初に予想した通り、日記の発信は不定期になると思うけど、自分が今考えたことは、書き続けられるんじゃないかな。

 ということで、入院生活に小さな光が差したお話でした。


入院しちゃった

2025年01月27日 | 日記

 週末に予約した総合病院に行ったら、即、入院することになってしまった。

 すぐに様々な検査が始まり、身動きが取れない。

 というか、採血・採尿・レントゲン・CTと回って、処置室に戻ったら点滴につながれてしまった。

 間に土日を挟むから、一度帰宅できるんじゃないかと高をくくっていたが、甘かった。

 月曜日に手術だそうだが、何やら重々しい気配が感じられる。

 とりあえず、明日の勤務と明後日の審判予定は、それぞれと連絡を取り、キャンセルさせてもらった。

 代理が入って、何とかなりそう。

 さて、ここから先だけど、方針が決まったら従うしかないと思う。

 場合によっては、これまでの生き方を大きく変えることになりそうな気配だ。

 まずは運を天に任せましょう。

       病室から見える景色は早春のようだが・・・


ちょっとヤバいかも

2025年01月22日 | 日記

 紹介された医院に出掛けて検査してもらったところ、変なものが見つかってしまった。

 で、結果を持たされて、すぐにかかりつけ医のところに帰された。

 かかりつけ医は、

「こりゃ、総合病院だな。〇〇病院でいい?」

と言う。

で、今週中に精検を受ける運びになった。

 以前にも似たような場所の治療を受けるために入院したことがあるので、数日間はかかると思う。

 

 ずっと続けて来たこの日記だけど、期間中は、不定期になりそうですな。

 まあ、仕方ないべ。

 ということで、悪しからず。

 See you


マタギとサルと

2025年01月15日 | 日記

 先日、なんとなくテレビ番組を見ていたら、マタギとそっくりな生活を営む動物が紹介された。

 その動物は、ニホンザル。

 主に上高地周辺に住むサルらしいのだが、季節に応じて生活場所を移動しながら暮らしているらしい。

 季節に応じて移動する動物は、少なからずいる。

 代表は、渡り鳥や回遊魚かな。

 あの方たちは、エサや暮らしやすさを求めて、大旅行をする。

 そこまで大規模ではないのだけれど、上高地のニホンザルたちも移動するらしい。

 ただし、水平移動ではなく、高度を変化させる垂直移動。

        上高地の厳しい冬を越すと

       芽吹きの季節が訪れる(サ)

       この芽吹きの恵みを(マ)

       享受せずにはいられようか(マ)

       季節が進むとサルたちは山を登り始める(サ)

       ボルダリングの名手(サ)

       マタギたちも登り始める(マ)

       上流へ(マ)

       春は徐々に高度を上げていくのだ(マ)

 そうして、

        高山に辿りつくと(サ)

       今度は、秋が(サ)

       上の方から訪れ(マ)

       実りをもたらしながら(マ)

 徐々に、里に下りてくる。

 そうして、今、

       サル団子

        寒さをしのぎつつ、次の春を待つ。

 すごく共感してしまった。

 上高地のサルたちよ、今年の冬は厳しそうだけど、何とかしのいでな。

 次の春は、もうすぐだ。

 マタギもがんばる!