明るい話が続かなくて恐縮なのだが、マタギ個人としては、現在、貴重な体験をしている最中なので、もう少し、感じたことや考えたことを綴っていこうと思う。
手術日の朝の空(マタギの心のようだ)
昨日、組織検査等のための手術を行った(この辺の感想は、機会があったら書きます)。
で、現在、しゃべれない。
最低で2~3日間。下手をすると一生だそうだ。
そうなってしまったらどうなるか考えてみた。
今のマタギの職業は、人と話すことで成立する仕事だから、これは辞職するしかないだろう。
対外的に行っている、町内会や審判業務についても考えてみた。
こちらも無理っぽくないかい?
人とのコミュニケーションが前提みたいな仕事ばかりだからねえ。
電話にも出られんから、友人や親戚との連絡も滞るわなあ。
ええ~、これって八方塞がりじゃないの。
このままだと世捨て人状態になってしまう。
こうしてみると、会話が生活で果たす役割って、とてつもなく大きなものだったんだね。
さて、何とかならないか。
・・・家の中で、家族と意思の疎通を図ることはできそうだ。
だって、時間の流れがゆっくりだし、お互いをよく知り尽くしているから。
時間の経過とともに遠くまで見えるようになってきた
やっぱり、より大きな問題は、外界とのコミュニケーションをどうとるかということですね。
そんなに無理する気はないけど、完全に内に籠る生活は、自分の好みではない。
少しでも、外とのかかわりを持って、感情を分かち合ったり、人の役に立ったりしたいと思うのだよ。
どうすれば外界と気持ちよくつながれるのか。
こんなこと、普段、当たり前すぎて、真面目に考えたことがなかったけれど、今回の経験は、いいチャンスですね。
たっぷり時間はある。
じっくりと、ようく考えてみようと思う。