ぼくは にんじゃ あまがえる きりまる
じゃんぷにちょうせん
ぴょーん
おりんぴっくにでたら きんめだるだね
かーる・るいすにもまけません
せんすいのじゅつ
すいー すいー
これは うまれたときからのとくいわざ
きたじま こうすけにもまけません
かくれみのじゅつ
しーん
どう? どこにいるか わからないでしょう
はりー・ぽったーにもまけません
かべのぼりのじゅつ
ぴたっ ぺたぺた
どこでも のぼれます
すぱいだーまんにもまけません
どう? すごいでしょ
ぼくは にんじゃ!
さいごに
すりぬけのじゅつ
がらすをとおりぬけ・・・
んんんっ
ぬけられないよう!
えーん
かえれないよう
だれかたすけてえ
でも
施設の外の藪に帰ってもらいました。
それにしても、アマガエルの技って多彩ですね。多くの天敵から身を守るために身につけた忍術なのでしょうか。
自分に出来る技を試し、確かめながら生きる力を身につけていくんでしょうね。
そんな修行中に、職場のガラス戸の内側にへばりついて困っていたんです、この子。
藪に返す前に、どんなことをしていたのかを聴いたら、声を詰まらせながら修行のことを話してくれました。
「すごい技だね。」と話を聴いているうちに元気が出てきたみたいでした。
「ガラス窓には気をつけてね。」と話すと、「うん。」と答えて藪の中に消えていきました。
『きりまるくん』元気に成長してね。