山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

やり残した筍料理

2020年06月30日 | 山菜料理
 ついに聞こえてきた7月の声。長く続いてきた山遊びも、一つのターニングポイントを迎える。
 3月からここまで、山菜採りの中心は、『発芽』と『芽吹き』だった。その最終が月山のタケノコ採りで、海抜1300mまで上ったところで終了となる。多分、次の1回で終わりかな。
 1年の3分の1。山の神様からは、今年も大変お世話になりました。って、まだまだ別の形で収穫は続くんですけどね。
 さて、それにしても、タケノコとのお別れは間近だ。別れゆく前に味わっておきたい料理はなかったかと考え始める。

 ポクポクポクポク チ~ン

  ≪牛肉と筍のしぐれ煮≫

 そんなに深い理由はないんだけど、作っていなかったことだけは確か。やっぱり、1回は食べておきたいよね。ということで、調理開始。

 下ごしらえの部
 ・こんにゃくを食べやすいように切り、湯がいておく(今回は板コンを拍子木に)
 ※理由は、糸コン切らしてただけ

半丁使いました

一度茹でこぼしておく
 ・牛薄切り肉(200gぐらい)は、食べやすい大きさに切る
 ・タケノコ(300gぐらい)も、同様

今回使った分(皮を剥いて切ります)
 ・ショウガ一かけを千切りに
 ・調味料は、酒、醤油、みりん各大さじ2と砂糖小さじ1とだし汁1/2カップ

こんな感じ

 調理の部
 ・中華鍋に油を敷いて熱し、こんにゃく⇒牛肉⇒タケノコと炒めます

炒めてから
 ・だし汁を加えて、調味料も全て入れて熱します

 ※ヒタヒタまでいかないので、味が行き渡るように、こまめに混ぜます

 ・ある程度水分が飛んで色づいたら完成
 ※常備菜よりも、おかずを目指しました
 ※ネマガリタケの風味が牛肉とよく合います

本日の夕食です


 ミズは、まだ大丈夫だけど、タケノコとのお別れの日が近づいてきました。名残惜しいけど、仕方がない。
 感謝を込めて、戴きます!

花に囲まれて

2020年06月29日 | いきもの
  決めるのは

 誰一人いない
 私と花を除いては

 今 ここは
 私だけの空間

 ここには
 孤独が満ちている
 諸々の呪縛から解き放たれた
 自由という名の孤独が

 孤独を祝うように
 花々が迎えてくれた
 ひっそりと
 つぶやく

  どうぞ あなたの思うがままに

 孤独を疎むように
 花々が迎えてくれた
 華やかに
 肩を並べながら

  どうぞ あなたの思うがままに

 そう
 決めるのは 私なのだ

         マタギ



ムラサキツメクサ?


ヤマボウシ


マーガレット?


このところお世話になっている山の裏山


 たまに、物欲を忘れて、仕事のしがらみなんかも忘れて、高原の涼しい空気を味わってみたい。そんな思いで出掛けてみた。
 ひんやりした空気に包まれながら、誰一人いない遊歩道を歩く。花を楽しみながら歩く。 
 いいものですね。
 でも、私が帰る場所は、まだ、同僚のいる職場であり、家族の待つ家庭なのだと思う。
 高原の空気をひとしきり味わって、下界に戻る。

お勧め!新?ミズ料理

2020年06月28日 | 山菜料理
 森林浴を兼ねた山菜採り?山菜採りを兼ねた森林浴?
 どっちでもいいんだけど、この時期になると『探すこと』と『歩くこと』、『採ること』と『出逢うこと』の境界線が薄れて、どれもが対等な喜びとして受け入れられるようになってくる。
 つまり、『物で満たされる』のもいいけど『心が満たされる』ことも同じように大事だよねって感覚が、だんだん強くなっていく感じ。

今回、森林浴を堪能させてもらった山

 帰宅して、今回、唯一の収穫物であるアカミズの下ごしらえを始める。

少し多めかも


葉と皮を剥いて洗いました


茹でると、やっぱり美しく変身


 ここまでは、いつも通り。生で料理できないかな、とも考えたのだけれど、過去の失敗を考え合わせると、ここは、ひと茹でして保険をかけておいた方が無難。

今週分のおひたしをストック

 一束分だけを使って新しい調理に挑戦してみます。

  ≪アカミズのコールスロー≫

 調理の部(下ごしらえ完了)
 ・アカミズの重量は150gでした
 ・なるべく水気を落として寸切りに
 ・ツナ缶の油を切っておいて、アカミズに合流
 ・調味料は、マヨネーズ大さじ3ぐらいと、塩コショウ適量
 ※和えるのは盛りつけ直前がいいのかと思ったけど時間が経っても問題なしのようです
 ※つまり、和えてから出番が来るまで冷やしておくのもOK

簡単です


 結構旨い(シャキッ・トロッ)。家族の反応も好評でした。
 ナムルがOKなら洋風でもいいんじゃない?と考えながら調理の幅を広げようと試みてみました。
 サラダ系の可能性については、もう少し幅を広げられるんじゃないかと考えています。
 「炒める」「煮る」系も面白そうだと思うんだなあ。
 
 To be continued!

見つけてね(さんぽうた1)

2020年06月27日 | いきもの

 見つけてね   あじさい みさき

きれいでしょ
やっと咲いたのよ
どうぞ 近くまできて
よおく見て
見えるかな?
見えないかな?
本当にきれいな
わたしの花は
まだ咲いたばかり

見つけてくれたらうれしいな


ヤマアジサイ?の真の花が咲き始めました(見つけてくれたらうれしいな)


正解は、

この子たちです



 お久しぶり  あやめ ねたろう

ふあああ
よく寝た
やっと夏が来たみたいだな
空気が暖かくて
気持ちがいいぜ
おや?
ねじろう に ねさぶろう も起きたのか
お久しぶりだな
元気だったか?
これからしばらく
おれたちの周りも
にぎやかになると思うけど
どんなやつがくるか 
「人見」でもして楽しもうぜ



アヤメの花が見頃に(見ているのはアヤメの方かも)


散歩コースの公園のアヤメ園



 職場の散歩コースの風物が、日に日に変化してマタギの目を楽しませてくれています。
 ときどき、こんな風(『のはらうた』風)に紹介してみようかな、と考えております。

 To be continued!


森林浴場

2020年06月26日 | 山菜採り
 マタギが巡る採り場には、それぞれに独特の魅力がある。それは、山の険しさであったり、空の色であったり、水の透明感であったりと様々だ。
 現在通っているH川に惹き付けられる一番の魅力は?と問われれば、「空気」とこたえたくなる。間違いなく、この川の流域というか山域の空気は、他と違うのだから。

 本日も、朝仕事で今週分の山菜(アカミズ)を採るためにH川に入った。

ヤマブドウの花


現在花盛り(タニウツギ等)

 この川は、夏から秋にかけて、低木と蔓植物とがコラボしてバリケードを築き、道が塞がれてしまう。そのため、この時期になると容易に人が入ることが叶わなくなる。
 マタギは、山の神様にお参りして、コソッと潜らせてもらっている。
 バリケードを抜けると、そこはブナ林。

いい林というか、森

 ここの空気は、他所とは違う。「空気の成分」が違うのだ。
 マイナスイオン?酸素濃度? データなんてないけど、この いのち溢れる季節に、この豊かな森の空気が他所と違ってきているのは確かなことだと感じる。・・・と申しますか、ここを歩くだけで元気になれている気がするんです(そういう感覚ってありません?)。
 美味しい空気に満たされて、気持ちよく歩いていくと、

ギンリョウソウ


咲き始めましたね。葉緑素を持たない深山の花。季節は夏、というサインです。
 それはそれとして、『欲タガリ』のターゲットは?

アカミズの群落

とりあえず、今週分を間引きます(これ大事。根絶やし防止策)。

いつも渡る小淵


 H川は、いい場所です。収穫と、体力維持と、リフレッシュ(空気と景観)。三拍子まとめて楽しめる手軽な採り場(迷いさえしなければね)。

 この森林浴場、もう暫く通わせていただきたいと思います。

 To be continued!