山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

令和四年十大ニュース

2022年12月31日 | 日記

 今年も、とうとう、あと一日を残すだけになりました。マタギは、基本的には『未来志向』を信条にしているんだけど、本日は、今年一年間をちょっとだけ振り返ってみることにしました。

 今年一年間、撮りためた画像を振り返ってみたんだけど、「ああ~、恥ずかしい。」と思うようなものがたくさんありました。具体的には、例えばですね、先日、「超久しぶり」と紹介したカキフライを、実は今年の初めにも作っていたりするんです。だけど、すっかり忘れてやんの。ちょっと情けないと言うか老いを実感させられる振り返りになってしまいました。

 ま、これが現実だ。仕方あるまい。

 ということで、参ります。『画像で辿る令和四年の十大ニュース!』

       今年もフキノトウの天ぷらでスタートしました

 でも、山に行く前に、いろいろ楽しみましたよ。

       恵方巻に

       ひな祭りのちらし寿司に

       ホワイトデイのフロランタン

どれも楽しくて美味しかったです。

       今年は、職場でも山菜?が採れることが分かりました

       去年は怪我をして行けなかった深山にも遊びに行けたし

       かろうじて、お魚釣りも楽しめました

       これまた二年ぶりのトンビマイタケ

       A氏のおかげで収穫できたキノコたちでした

       栗の料理幅も広がりました

     ナメコタワーも感動的

そして、

       嬉しい嬉しいパスタマシーン

       これも面白かったなあ、スフォリアテッラ

 あれ?十を超えちゃいましたね(まだまだあるんだけど)。ま、これは良いことだ。つまり、楽しかったこと、新しい発見が本当に沢山あった令和四年だったということだ。支えてくれた家族や仲間、それに、ブロ友の皆様に感謝あるのみです。

 ありがとうございました!

 新しい年も、お互いにとって良い年になりますように。

 それでは、また来年!


これは新巻きザケ革命?

2022年12月30日 | 日記とレシピ

 我が家には、毎年新巻きザケが届けられる。年越しの定番と言ってもよいものだけど、なかなかに手ごわい。どう手ごわいかと言うと、塩焼き以外の美味しい食べ方が未だに見つかっていないのだ。

 煮物というか鍋にしてみても、いまひとつ。揚げたらしょっぱすぎ。結局、焼くしかない。救われるのは、この頃の保存方法。昔は、丸ごと1匹がド~ンと届けられたんだけど、最近は、切り分けられた状態で、しかも、真空パックになって送られてくる。

       こんな感じ

 おかげで冷凍庫に入れておけば、賞味期限みたいなものは、そんなに意識せずに、間を空けていただくことができる。ありがたいことだ。

 しかしですね、大きな大きなサケを丸ごと1匹、毎回塩焼きというのは、正直疲れるというか口飽きしてしまうんですよ。そこで、今回は、ちょっと違った調理方法を試してみることにしました。その名も、

    ≪新巻きザケのオリーブ煮込み焼き≫

 かなり適当な命名なんですけど、ステーキでもないしソテーでもないしオリーブ煮でもないからこうなりました。これまでで一番と言ってよい美味しさだったので、記録を残しておきます。と言っても簡単です。

 下ごしらえ・調理の部

 ・フライパンにたっぷりのオリーブオイルを敷き、サケの皮目を下にして並べたら、低温でじっくりと加熱します

 ※ステーキで高温にして肉汁を閉じ込めるのとは、逆の発想です

 ・1面ずつオリーブ油を足しながらじっくりと加熱していきます

       これで4面目

 ・ここで消火して盛り付けのタイミングまで蓋をして待ちます

 ・タルタルソースを準備します(茹で卵2個とタマネギ1/2個にマヨ砂糖塩と胡椒レモン汁) 

       準備OK!

       再加熱したら盛り付けてタルタルソースをかけて

どうぞ召し上がれ。

食した家族は、

「ええっ?うそでしょ!」

という感想でした。

 マタギにも信じられないまろやかな美味しさです。確かに、ハラスの辺りは少々しょっぱいかなという感じはするんだけど、新巻きザケのイメージが一新されたという印象。

 あの塩分のきつい保存食が、こんなに豊かに美味しく戴けるとは、驚きです。

 料理方法がよかったのか、新巻きザケそのものが薄味になったせいなのか、今のところ判然としません。

 だけど、革命的な美味しさであることは間違いなし!

 残りの切り身もあるから、これから確かめていきたいと思います。

 いやあ、ビックリしたあ!  

 そして、ご馳走様でした!!


本日はダイコンラボ

2022年12月29日 | 日記とレシピ

 本日は、魚料理になる予定。そのために新巻きザケを解凍中なんだけど、そちらのレシピはまだ決まっていない。そのまま焼くつもりがないということだけは決まっている。で、魚料理に添える野菜料理を先に考えることにした。

 新巻きザケが相手なら、さっぱりした野菜料理が合いそうだよね。さて、

   ポクポクポクポク チ~ン

     ≪ダイコンとニンジンのサラダ≫

 時々作るやつなんだけど、試してみたいことがあったので、これにしました。早速始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・大根300gの皮をできるだけ薄く剥きます

・大根の外側だけを千切りにしていきます

・外側を切り終わったら、今度は内側だけを別のボールに

       こんな感じ(左が外側、右が内側)

 ・それぞれに軽く塩をまぶして、水が染み出して来たら洗ってよく絞りボールに戻します

 ・ニンジンの千切りも加えて、竹輪を1本分ずつ入れます

       こんな感じ

 ・白ごま大匙2を擂って

 ・大体同じ量ずつ入れたら

 ・マヨネーズ大匙1強、醤油3g、塩二つまみずつ入れて混ぜました

       出来上がり(左が外側、右が内側)

 そして、食事タイムです。

       さあ、食べ比べますよお!

 まずは、右側。内側だから『甘い』はず!フムフム、予想通り甘いサラダになりましたね。

 さあ次は、左側。外側だから『辛い』はずです。モグモグ、んん?もう一度。んんんんん???おんなじじゃん。

 この秋以降、大根の内側と外側の味の違いを、機会がある度に確かめてきたんだけど、今回は、違いが認められません。一緒に食べた家族も同意見のようです。

 これは不思議です。思いつくことは、このダイコンだけが特別に外側も甘かったということ。これで、次のダイコンでも同じ結果だとすれば、このT氏から貰った大根が甘い品種なのか、または、冬を越す間に甘くなってしまったということになる(多分、後者の方だと思うけど)。

 これはですね、ダイコンラボ(実験室)まだ続きますよ。

 この冬の楽しみが増えたじゃないの。

 ちなみに、ダイコンニンジンサラダは、大変すっきりと美味しかったです。T氏、ありがとうね。


フキが美味しい。それはいいんだけど

2022年12月28日 | 山菜料理

 今回のフキ料理。目標地点は、「暫く楽しめる常備菜」。そのために塩抜きを行ってきたんですけど、

       まだ色があるじゃないですか

       それを茹でて

一晩おいたら、

       あんまり変わらないなあ

仕方なく、もう1回、2回と茹でたんだけど、

       茹でれば茹でるほど真っ黒くなっていく

 これは、何かある。去年も同じ結果になってしまったんだから、塩漬けのフキと銅鍋との組み合わせによって、何かが起こっていると考えるべきだろう。この辺の原因究明は次回以降に回します。

 仕方なく、色を戻すことは諦めて、調理にかかる。

   皮を剥き、食べやすい長さに切ってみると400gありました

       今回使う調味料

普通は00gのフキに対して、大匙の酒醤油みりんなんだけど、今回は「ツナ」を和えるので、半分にしてみました。

 ・フキをごま油で炒めて、

 ・ツナを加えて、調味料を絡めながら煮詰めていきました

 ・半分はそのまま戴いて

 ・もう半分には、南蛮醤油を小さじ1ほど加えてもうひと煮込み

 収穫時の色は、ついに戻りませんでしたが、味は申し分ありません。

       翌日の弁当のおかず

 妻の作品と、今回の山菜料理との組み合わせで美味しく戴くことができました。

 しかし、結果として美味しかったからいいんだけど、やっぱり、このフキの色は何とかしたいという思いが残ります。この辺が、次回に向けての課題ですね。もう少し情報収集と実験を重ねて改善してみたいと思います。

 何はともあれ、美味しく仕上がったから、とりあえずはよし。

 山の神様、ありがとうございました。次は、もっと美味しく仕上げます。

 ・・・来年かな?


山菜開き

2022年12月27日 | 山菜料理

 山菜ときのこの常備菜がなくなった。

 雪が積もって収穫がなくなったんだから、食べているうちになくなるのは当然の結果だ。

 なくなってしまうと寂しいんですよ。これからしばらくは、収穫のない日々が続くことは間違いない。

 あ~あ、ついにこの季節が来てしまったのね。

 しかし、嘆いてばかりはいられない。これまでに保存しておいた山菜を「戻して」この冬を乗り切るのだ。

 冷凍庫を覗いてみると、コゴミがあった。よし、これを戻しましょう。

 これは、簡単。たっぷりの水に入れて解凍するだけ。 

       水に入れてしばらく待つと

       あら不思議!春の姿に戻ってしまいます

 まず、これを調理してしまいましょう。作るのは、コゴミの胡麻和え

 下ごしらえは、冷凍するときにほとんど終わっているので、超簡単です。

 ・白ごま20gほどを粗く擂って、醤油と砂糖各20gを加えます

 ・コゴミを絞ったら寸切りにして

 ・ゴマダレを和えたら出来上がり

 これが春の香りがして美味しいんですわ。満足満足。

 続いて、塩漬けの桶に目を向けました。先日、ワラビを戻したので、今度は違うものを戴きたいですね。

       これでいってみましょう!

 フキです。こちらは、塩抜きに時間がかかります。

 ・煮出した銅鍋で

 ・5分ほど茹でて、一晩待ちます

 翌朝、

       あれえ?真っ黒だ

 去年もこうなってしまいました。鍋を煮出していなかったせいだと思っていたんだけど、どうも違う理由があるみたい。これは、もう少し実験を重ねてみます。

 さて、お昼だ。せっかく山菜を戻してるんだから山菜そばにしましょう。

 ・山菜蕎麦には、やっぱり鶏肉出汁です(150g使用)

 ※沸騰させてあくをきれいに掬い取ります

 ・コゴミとフキに加えて、ナメコも使いましょう

 このナメコは、何年か前の瓶詰めなんだけど、多分大丈夫だと思う。

 ・真空の瓶の蓋に穴をあけると、プシュウ!

 醤油の香りがするので、今年と同じくナメタケで保存したものですね。だとすると、めんつゆは、いつもよりずっと少なめになります。ナメコを入れてから味見をしてみると、出汁が効いているし塩味もほんのりついている。当初は、出汁醤油300mlを加える予定だったんだけど、これは全然違う。醤油オンリーでいい。

 ちょうど妻が来たので、味見をしてもらうと、

「(醤油)50mlは、いるけど、100は絶対いらない。60ね。」

なんだか確信を持った主張です。従いましょう。

 ・水1リットルに薄口しょうゆ60mlで味を調えました

 ・前回と具材がかわった山菜そば。味はピタリと決まりました!(汁が少なめ!)

       前回はワラビ 今回はコゴミとフキ

 同じ山菜そばなんだけど、風味というかニュアンスがガラリと変わるんですね。コゴミは、一口ごとに早春の香りを楽しませてくれるし、フキは「山」そのものの香りが強烈です。それでいて、全然競合せずにまとまっているから不思議。

 いやあ、美味しかったし、あったまった!妻よ、ありがとう!

 ・・・しかし、困ったことに、山への未練がよみがえってくる。

 あと3か月ぐらいかな。山への恋心を募らせつつ保存料理を開封しながら、暮らしていきたいと思います。

 ところで、真っ黒フキにつきましては、まだ決着していないので、

 

   To be continued!