山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

疲れたお昼はお好みランチ

2024年11月30日 | 日記とレシピ

 本日の山遊びは、なかなかの収穫で嬉しかった。

 ただ、A氏と一緒に歩くと、運動不足を痛感させられる。

 ちょっとした登りや下りで、A氏は平然としているのに、こちらは、いちいち青息吐息。

 参ったぜ。

 冬場の過ごし方を工夫しないといかんワイ。

 さて、結構疲れたし、冷えたから、今日もあったまるランチですね。

 帰宅して、台所を見ると、ご飯も麺類も半端な量しか残っていない。

 ということは、粉物料理ですな。

 ただ、先日の肉まんみたいな時間のかかる料理は、ちょっと苦しいっスね。

 それなら、お好み焼きで行ってみますか。

 材料を調べてみると、足りないのは、揚げ玉と長芋と豚コマ。

 揚げ玉は簡単に作れるからいいけど、あとの二つは買い揃えるしかないですね。

 早速、スーパーに出かけたが、さすがに今日も衝動買いしてしまったら、家族から何を言われるか分からないので、他の商品には目もくれないで買い物から帰った。

 お昼時に合わせて調理開始

 ・揚げ玉は、水35に薄力粉18に酢を2,5g。

 ・170℃で揚げてしまいます

 続いて、

       本体の準備です

 画像の上から順に、

 ・キャベツ小8枚を刻んで、青ネギ1本分、出汁は150mlにほんだし適量。長芋120gに小麦粉140g。卵2個

 ・豚コマは、その場で適当に使う予定(塩コショウ忘れた)

 AJINOMOTOのレシピを参考にしています。

 ・だし汁と卵をよく混ぜて

 ・薄力粉と長芋も加えたら

 ・キャベツとネギも入れてよく混ぜます

 ・フライパンに油を敷いて温めたら、本体の1/4ぐらいを入れて広げ、焼ける前に

 ・揚げ玉を散らして

 ・豚コマを広げて

 ・接着剤代わりに本体をちょっと足し広げて

 ・周りに焦げ色がつき始めるのを待ちます

 ※ここまで中火

 ・せいのっで!

 ・蓋をして弱火で約3分

 ・時間が来たら火を消して、今度は皿を被せて、もう1回、せいのっで!

 ここから先は、正にお好みでトッピングするんですけど、1枚だけブログ用に、

       ソース+マヨ+カツオ節+青海苔です

       紅生姜もお好みで(マタギは大好き)

 あったまって美味しいランチになりました。

 おかげで疲れも吹き飛んだぜ。

 目的達成!

 ああ、旨かった!! そして、

 ご馳走様でした!!!


こちらの山はようやく晩秋

2024年11月29日 | キノコ採り

 3日連続の夜勤が済み、帰宅して天気予報を見ると、明日は好天だが、それ以降下り坂らしい。

 夜勤というのは相当くたびれるんですよ。

 それが3日続くと、ダメージもかなり大きい。

 しかし、好天が明日だけというのであれば、出掛けるしかあるまい。

 目的地は、海抜の低いO地区。

 キノコ山とはお別れしたけれど、こちらの山は、まだ大丈夫だと思うんだよね。

 前回の探訪から10日ほど経っているから、山の様子も少しは変わったんじゃないかな。

 というより、変わってくれないと困る。

 冬将軍は、目の前まで来ているんだから。

       森の木々は、だいぶ木の葉を落としている

       この森のムキタケは一級品

       肉厚で美味しそうだ

 で、問題のナメコなんだけど、

       ようやくツブが出始めている

 やっぱり、今年は、すごく遅れている。

 食べ頃になるまで、更に1週間はかかりそうです。

 このままだと、季節の追いかけっこに負けてしまうかもしれない。

 「おお~い!!」

 突然、下の方から人の声が聞こえてきた。

こちらからも声を返す。

「おお~い!!」

獣ではなく、人であることを伝えるためだ。

 よく見れば、声の主は、A氏ではないか。

 なあんだ、来てたのね。

 聞けば、天気予報を見て、やっぱり今日山に入らないといけないと思ったと言う。

 ただ、A氏は、この山域の主みたいなもので、色々なポイントを巡回する予定らしい。

 マタギは、それだけの気力もないから、この付近のポイントだけを同行させてもらうことにした。

 次のポイントになるナメコタワー。

       それほど多くはないけれど、食べ頃

       うん。なかなかいい塩梅!

       下の株はいただきます

 A氏は、秘密兵器を出して、手の届かない上の方のナメコを採っていました。

       次の木はどうかな?

 こちらも、なかなかいい感じでした。

 おかげで、それなりの収穫が出来て満足。

 他のポイントに向かうA氏とは、ここでお別れ。

 マタギは、この周辺をもう少し当たったところで終了です。

       朝日を受ける紅葉

 すでに満足。

 山の神様にお礼を伝えて帰ります。

 次は、来週か。

 もう、師走だよなあ。

 この森に、また入れるかなあ。

 運を天に任せるとは、正にこのこと。

 いろいろ考えても仕方がない。

 神様に身を委ねましょう。


タケノコ道も奥深し

2024年11月28日 | 山菜料理

 「メンマがなくなりそう。」

「あいよ!」

 我が家では、このところ、職場の竹林で戴いてきた孟宗竹の保存品を解凍してはメンマに加工して食している。

 で、これをラーメンだけでなく、つまみとかおかずみたいな使い方をして、かなり重宝しているんだなあ。

 ところが、冷凍庫を覗いてみると、メンマの材料にするタケノコがない。

 完全にないというわけではないんだよ。

 普通は、

       ノーマルタイプのメンマ

こういう形状のメンマにして使っているんだけど、このタイプを使い切ってしまっていたんですね。

 残っているのは、

       細切りタイプのタケノコ

 作るのが簡単だし、チンジャオロースにも使えそうなので用意していました。

 先日は、肉まんの餡にも使わせてもらって、とても美味しかったです。

 さて、策としては2つある。

 一つ目は、この細切りタケノコでメンマを作ってみること。

 もう一つは、瓶詰めの月山筍を使うことだ。

 それぞれに良さがあるんだけど、どうしても月山筍が勿体ないと考えてしまうんですね。

 だって、あんなに苦労して採ってきて、あんなに苦労して保存したんだもの。

 ということで、細切りタケノコのメンマに決定です。

 ま、チンジャオロースの目論見は消えてしまうけれど、仕方がない。

 それに、同じタケノコだ。 同じように美味しくなるでしょう。

 それでは、行ってみます。

       残っている冷凍タケノコは300g強

 この量を基準に始めます。

 ・鍋に大さじ1程のゴマ油を敷いて

 ・タケノコに絡めながら炒めます

 ※調味料は、醬油27、酒15、砂糖5に中華出汁5g

 ・水1カップに中華出汁を入れて、他の調味料とともにタケノコと合流

 ・ここから煮詰めていきます

 ・沸騰したらみりん8gとラー油適量を加えて

 ・水分があらかた飛ぶまで粘ります

       はい、出来上がりましたよ!

 これが、つまみ食いしてみると、すごく美味しいのだ。

 ここまで、いつもの朝仕事。

 嬉しくなって、お昼は、急遽ラーメンにしました。

 そんでですね、気合を込めてラーメンを作って、乗せたら。

       分かります?

       殆ど見えなくなってしまったのです。

 で、食べてみると、『忍法、雲隠れの術』

 味はするけど、なんだか食べた気がしない。

 これを、つまみやご飯のおかずに使うと、すごく存在感が出るし、美味しいんだよ。

 でも、ラーメンに入ると、そのありがたみが、ほとんどなくなってしまう。

 思うに、これは、メンマの形状の問題ですね。

 麺と同じぐらいの太さなものだから、食感としての美味しさ・楽しさが消えてしまっているんだと思います。

 なるほどね。

 せっかく美味しくできたのに、君をラーメンに使ったんでは申し訳ない。

 当初の予定通りではないけれど、おかずやつまみとして使わせていただきましょう。

 本当に、そうでなければ勿体ないというもんだ。

 そうして、もう一つの『勿体ない』。

 月山筍のメンマがあったっていいじゃない。

 次に必要になったら、迷わずに作ってみることにします。

 それにしても、タケノコ道も、簡単ではないね。

 いい勉強になりました。


山のフルーツゼリーにひと安心

2024年11月27日 | 山菜料理

 このところ冷蔵庫や冷凍庫の整理を兼ねた料理作りに励んでいる。

 ただ、整理するにされず困っていたものがある。

 それは、先月U川の神様から戴いてきたサルナシ

 完熟したら、早いものから順に、それを使って色々な料理にしてきたのだが、意外と時間がかかるもので、収穫してから1か月以上が過ぎてしまったのだ。

 それが、ここにきて、最後のグループがようやく熟してくれたようなので調理することにした。

       やっと熟してきたサルナシ

 サルナシについては、既に何度か紹介しているように、ジャパニーズ ネイティブ キウイと言って間違いないフルーツなので、それにふさわしい料理をしようと考えた。

 で、考え付いたのがフルーツゼリー

 きっと美味しいと思うんですね。

 それでは始めます。

 ・サルナシを横に2つに切ってスプーンで果肉を掬い出します

 ・ガラス容器に並べていきました(約半分)

 で、当初は粉ゼラチンを使うつもりだったんだけど、説明を読むと、どうもキウイだと固まらないことがあるらしい。

 そのため、寒天に切り替えることにしました。

 ・水450gに粉末寒天4gを入れて沸騰2分

 ・砂糖大さじ3(27g)を溶かして

 ・冷めてきたらレモン汁を少々加えて

 ・40℃台まで下がったら1/3ほど容器に注いで

 ※先日作った栗羊羹と同じ要領です

 ・残りのサルナシも並べて寒天を注いで、冷蔵庫へ

       お昼時、さあ出来たかな? せいのっで!

 ・食べやすい大きさに切り分けて

       いただきます!

 甘酸っぱい爽やかな味のゼリーに仕上がりました。

「これ、お客さんに出してもいい?」

「どうぞどうぞ。」

夕方に来客があるので、早速使って、喜んでもらった。

 山の神様から戴いてきてから1か月余り。

 ようやく、しかも美味しく使い切ることができた。

 正直な気持ちは、美味しさ以上に安堵感。

 サルナシちゃんを無事に使い切ることができて本当に良かった。

 U川の神様、ありがとうございました。

 また、来年もよろしくお願いいたします。


腹ペコ買い物には要注意!

2024年11月26日 | 日記とレシピ

 山遊びで身体が冷えて疲れた ⇒ あったまり料理を食べたくなった ⇒ 食材が足りない ⇒ スーパーに出かけた ⇒ 余計なものまで買っちゃった ⇒ メニューも増えてしまった ⇒ やることが増えてますます疲れた

 これを『負の連鎖』と言うのか。

 いや、『必然』と呼びましょう。

 だって、お腹がすいていたんだもの。

 今回の買い物では、豚コマとモヤシさえ買えばよかった。

 しかしだなあ、お肉コーナーに並んでいた豚肉が、図らずも特売になっていたのだよ。

 ンなもんだから、つい買っちゃったんですね。トンカツ用豚ロースの切り身を。

 で、お昼にラーメンを作るときに、夕食の構想を妻に聞いたら、

「ムキタケ汁は決まっているんだけど、メインディッシュが決まってないのよ。」

という答え。

 はい、決まり!

 今宵はトンカツで行きましょう!

 ただし、ただのトンカツではなく、かつて試みて、仕上がりに満足がいっていなかったカツ丼です。

 ・・・しかし、いかんねえ。お腹がすいているときに食べ物のことを考え始めると、妄想がどんどん膨らんでいってしまう。

 ということでお昼寝の後、夕方、調理開始。

 ・例によって、薄力粉60ml(36g)に卵1個+水少々でバッター液の準備

       豚ロース3枚に使ったら丁度なくなりました

 揚げるのは後半戦になるので、ツユを準備しておきましょう。

 ・酒醤油みりん各大さじ3に水150mlを混ぜて

 ・薄切りにしたタマネギ(1/2個)を茹でます。顆粒出汁適量追加

 ・人数分に分けるので重さを量っておくと好都合です(多分、1人分130gが平均)

 ・普通にトンカツを揚げます(ちょっとデカすぎた)

 ・食べやすい大きさに切り分けて

 ・一人分ずつに分けたタマネギ汁の上に置いて沸騰させたら

 ・2個分の溶き卵を回しかけて蓋をしたら火を止めて30秒待ちます

 ・超トロトロの半熟状態に固まります

 ※この辺はお好み。加熱を増やせばもっと固まるはず

 それにしても、

       多すぎたみたい

       夕食時には小分けにして

       こんな風にして食べてみました

 これを食べ切るのは、正直なところ無理。

 すごく美味しいんだよ。

 だけど、無理!

 結局、食べ切るのに、翌日のお昼までかかってしまいました。

 もうひと回り小さい肉とか、少なく買って、分けて食べるとか、いろんな手があったはずなのに。

 やっぱり、空腹のまま買い物に出掛けると、欲に目が眩んで正気を失うってことだ。

 はい。

 とてもよい教訓になりました。

 でも・・・、

 歴史は繰り返すと思うんだね。

 こういう『必然』の歴史は、素直に受け止めることにしましょう。