めぐる ゆきやま かなた
このゆきのつぶは
やがて つみかさなり
すべてをおおい
ねむらせる
ゆきは
すこしずつ
ほんのすこしずつ
とけだし
わたしのからだを
うるおす
うるおいは
ねむりについた きぎを
どうぶつたちを
めぐり
やがて
しずくとなって
いわのすきまから
ながれだす
さあ
いっておいで
みんなを
うるおしておいで
そうして
またかえってくるのだよ
すべてのいのちを
つなぐために
冬が来ると、日本海側の空は、重たい雲に覆われる日が多くなります。そんな中で、たまに冬型の気圧配置が緩むと、雪化粧をした山々が顔を見せてくれます。
大好きな月山
水と山菜が豊かな村山葉山
双耳峰の贋戸山
当地を囲む山々は、今、雪を蓄えています。この雪が、静かに大地に染み込み、やがて地上に湧き出し、全ての命を守り、育みます。
そうして、豊かな我が故郷を支えてくれるのです。
たくさん積もれよ。そして、来年が良い年になりますように。
一年間お読みいただきありがとうございました。
来年が、皆様にとって良い年となりますようにお祈り申し上げます。