これまで紹介してきたように、冬場になると、これまで保存してきた食材の料理の割合が増えてくる。
先人の知恵と新たな技術の進歩、その両方を適材適所で活かしながら収穫物の恵みを存分に味わう。人間とは、なんと賢い生き物なのだろう。その技を受け継ぎ、暮らしを豊かに出来ていることには感謝しかない。
ただですね、今マタギが使っている技術は、先輩の山人から伝え聞いたものと、残してくれた記録に頼ったもの。うろ覚えの知識と試行錯誤とを積み重ねながら、なんとかやっているという感じです。
したがって、「このやり方なら間違いなし。」とか「絶対これで!」みたいな保存方法も調理方法もありません。
現時点で、「こうやったら美味しく出来た。」とか「うまくいかなかったのはなぜかな?」みたいな成功談と失敗談(次への学びね)とを綴っているつもりでいます。
このような流れの中で、結構成功の確率が上がってきたんですけど、すごく心配な保存食が一つ。それがこれ、
一昨年採ってきて、食べきれずに保存してあったネマガリタケです。
見て分かる通り『瓶詰め』。
『塩漬け』、『乾燥』、『冷凍』と収穫物の種類と量に応じて保存してるんですけど、正直言って、一番自信がないのが瓶詰めです。
この保存方法、うまくいけば冷凍以上に即戦力になるし、保存期間も長くなります。ただねえ、肝心なのは、『加熱殺菌後の真空状態』。
加熱して殺菌すれば細菌は増えない。真空状態なら酸化は防げる。
理屈は分かるんだけど、自宅のコンロでそれが出来るかというと、甚だ自信ありません。そこが、すごく心配なんだなあ。
でも、そろそろ開けなきゃ。凄くすごくドキドキするんです。
少々、話が長くなってしまいましたね。思い切って、真空の蓋に穴を開けて、「プシュウッ」
≪ネマガリタケの筍汁(信越風)≫
マタギ本人としては見たことがない料理なんだけど、同僚が、
「この食べ方、凄く美味しいわよ。」
と勧めてくれていたので試してみることにした。
下ごしらえ・調理の部
・写真の材料+豚コマが、主な材料になります
※タマネギ1、ニンジン1、ジャガイモ中2を全て銀杏切りに(ニンジンは3㎜、他は5㎜幅)
・豚コマは食べやすい大きさに切る
・タケノコ(約300g)を食べやすい大きさに切る
※先端部は10㎝ぐらい残します
・野菜と豚肉を炒めてからだし汁を加えて、柔らかくなるまで煮ます(10分強)
※アクすくいは必須
・そこにタケノコも加えて
・鯖缶1をほぐして加えます
・味噌大さじ3を溶かし込んで、塩少々で味を調えてみました
※新潟県上越市が公開しているレシピをベースにしています(大分変更加えたけど)
かなり美味しいです。サバの香りが強いけど、タケノコも負けずに存在を主張している感じ。家族も喜んで食べてました。
これは、収穫期に素材の旨さを引き立たせると言うよりも、この寒い季節に、タケノコを始めとした色々な素材の美味しさを味わって温まる料理ですね。この時期に、この料理に挑戦して良かった。
もっと嬉しいのが、二年間瓶詰めにしておいたタケノコが美味しく保存できていたこと。
うまく保存できて本当に良かった。
これで肩の荷がおりたと言うか、山の神様に顔向けができたという気分。
山の神様、今年も遊びに行きますよ。そして、美味しく料理できるように努力しますね。
先人の知恵と新たな技術の進歩、その両方を適材適所で活かしながら収穫物の恵みを存分に味わう。人間とは、なんと賢い生き物なのだろう。その技を受け継ぎ、暮らしを豊かに出来ていることには感謝しかない。
ただですね、今マタギが使っている技術は、先輩の山人から伝え聞いたものと、残してくれた記録に頼ったもの。うろ覚えの知識と試行錯誤とを積み重ねながら、なんとかやっているという感じです。
したがって、「このやり方なら間違いなし。」とか「絶対これで!」みたいな保存方法も調理方法もありません。
現時点で、「こうやったら美味しく出来た。」とか「うまくいかなかったのはなぜかな?」みたいな成功談と失敗談(次への学びね)とを綴っているつもりでいます。
このような流れの中で、結構成功の確率が上がってきたんですけど、すごく心配な保存食が一つ。それがこれ、
一昨年採ってきて、食べきれずに保存してあったネマガリタケです。
見て分かる通り『瓶詰め』。
『塩漬け』、『乾燥』、『冷凍』と収穫物の種類と量に応じて保存してるんですけど、正直言って、一番自信がないのが瓶詰めです。
この保存方法、うまくいけば冷凍以上に即戦力になるし、保存期間も長くなります。ただねえ、肝心なのは、『加熱殺菌後の真空状態』。
加熱して殺菌すれば細菌は増えない。真空状態なら酸化は防げる。
理屈は分かるんだけど、自宅のコンロでそれが出来るかというと、甚だ自信ありません。そこが、すごく心配なんだなあ。
でも、そろそろ開けなきゃ。凄くすごくドキドキするんです。
少々、話が長くなってしまいましたね。思い切って、真空の蓋に穴を開けて、「プシュウッ」
≪ネマガリタケの筍汁(信越風)≫
マタギ本人としては見たことがない料理なんだけど、同僚が、
「この食べ方、凄く美味しいわよ。」
と勧めてくれていたので試してみることにした。
下ごしらえ・調理の部
・写真の材料+豚コマが、主な材料になります
※タマネギ1、ニンジン1、ジャガイモ中2を全て銀杏切りに(ニンジンは3㎜、他は5㎜幅)
・豚コマは食べやすい大きさに切る
・タケノコ(約300g)を食べやすい大きさに切る
※先端部は10㎝ぐらい残します
・野菜と豚肉を炒めてからだし汁を加えて、柔らかくなるまで煮ます(10分強)
※アクすくいは必須
・そこにタケノコも加えて
・鯖缶1をほぐして加えます
・味噌大さじ3を溶かし込んで、塩少々で味を調えてみました
※新潟県上越市が公開しているレシピをベースにしています(大分変更加えたけど)
出来上がり!
かなり美味しいです。サバの香りが強いけど、タケノコも負けずに存在を主張している感じ。家族も喜んで食べてました。
これは、収穫期に素材の旨さを引き立たせると言うよりも、この寒い季節に、タケノコを始めとした色々な素材の美味しさを味わって温まる料理ですね。この時期に、この料理に挑戦して良かった。
もっと嬉しいのが、二年間瓶詰めにしておいたタケノコが美味しく保存できていたこと。
うまく保存できて本当に良かった。
これで肩の荷がおりたと言うか、山の神様に顔向けができたという気分。
山の神様、今年も遊びに行きますよ。そして、美味しく料理できるように努力しますね。