山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ホーリーランチにキノコ蕎麦

2021年12月26日 | キノコ料理

 雨は夜明け過ぎて、雪へと変わってしまったホーリーデイ。

       だんだんと白くなりはじめて

       昼過ぎには真っ白くなってしまいました

 多分、これから更に積もるでしょう。明日の朝は、雪かきが必要になりそうですね。

 さて、クリスマスイブの余韻もさめやらぬ本日。朝食は、昨夜食べきれなかったローストチキンを戴いたので十分満足。そんでもって、この寒さの中、昼に何を食べるか。少々悩ましいところです。

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪キノコ蕎麦鶏肉出汁≫

 イブ明けでもあるし、このところイタリアンとか中華とかばっかり作っていたこともあるので、ここは、アッサリと純和風でいきたいと思うんですね。そうして、冷蔵庫の中を覗いてみると、ありました。

       冷凍ナメコちゃん

 繊維質素材とあった料理料理の優等生が待っていました。飽食気味のお腹にぴったりの食材ですよ。

 これで行きましょう!

 調理の部

 ナメコは、既に汚れを取ってひと茹でしてあるので、即戦力です。下ごしらえは、殆どいりません。

 ・1ℓの水に鶏もも肉1/2片(150gぐらい)を薄切りにして入れて茹でます

 ※沸騰するとアクが出るので、丁寧に掬い取ります

 ・みりん45g、醤油75gと顆粒だし小さじ1に砂糖少々を加えて、めんつゆ完成

 ・冷凍ナメコをそのままドバッと入れてしまいます

 ・長ネギ1/2本ほどを小口切りにして、半分ほどを先に入れてしまいます

 ※香り付けと臭み消しを兼ねるはず

       いい感じ。ナメコが浮いてきました!

 ああ、久しぶりにキノコの香りです!

 ・蕎麦は、たっぷりの熱湯で表示の時間だけ茹でたら、冷水でしっかりと締めます

 ・その後、再度熱湯をかけてから麺汁と合流

       ナメコ蕎麦の出来上がり

 お好みで、残りのネギや唐辛子をかけます。いやあ、たまりません。スルスルと食べられるし、身体の芯から温まる。

 聖夜開けのランチには、かなりイケますね。

 ご馳走様でした。

 このご馳走は、山の神様とキリスト様のおかげかな? アーメン

 


仲間に入れてよ、クリスマス料理

2021年12月25日 | 日記とレシピ

 クリスマスイブの本日まで、女性陣は、何やら食材を予約したり下ごしらえをしたりと忙しそうだった。

 で、マタギには全く声がかからない。

 それだけ気合いが入っているってことだから、お任せしておきましょう。

 そう思っていたんだけど、夕方勤めから帰ると、なんだか物足りなさが募ってきた。

 やっぱり、ただ座ったまま待っていて、出来上がったものを食べるだけってのは性に合わない。なにかやることはないか聞いてみたけど、「ない。」という。そんなに軽く断らないでおくれよ。ちょっと粘って聞いてみたら、どうもスープについては、よく考えていなかったことが分かった。

 それでは、早速、任せてもらいましょう。

   ≪クリスマススープ≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・ジャガイモ2個を薄切りにして10分ほど茹でます

       薄いほど火の通りが早い

 ・FPでマッシュポテトに

 ・タマネギ1/2個はくし切りにして、オリーブオイルで炒めます

       透明になるまで

 ・ジャガイモのゆで汁に牛乳1本を加えてジャガイモとタマネギを戻して煮ます

 ※コンソメ1個と塩コショウ適量で味を調整

       これだけでも十分美味しいです

 ・冷蔵庫に残っていたほうれん草のおひたしにスープの一部を足してFPへ

       スープの飾りその1完成

 ・ニンジンを5mm程の厚さに切って花形に切り抜きます(星形がなかった)

 ・バターと砂糖と水で煮込みます

       グラッセ出来た(飾りその2完成)

 ・スイートコーンをちょっとだけ用意(飾りその3出来合い)

       使ったのは、この中のほんの一部ね

 ・スープを盛ったら、その上にほうれん草スープをかけて、ちょっと細工

       これ、面白い!

 ・グラッセとコーンを散らすと

       んんんん、ちょっと違うかなあ?

   クリスマスツリーをイメージしてたんですけど、まあいいか

       メインディッシュと合流

 なんだか理由は不明だけど、山葡萄ジュースで乾杯!とにかくめでたい。

 メリークリスマス!!

 やっぱり、みんなで作ったクリスマス料理は、美味しいです。この感想は、皆さん同じようです。

 ちょっと強引だったけど、料理に割り込んで良かった。デザートのケーキを食べて言うことなしのマタギなのであります。

       最後にケーキです

 ああ~、満足満足!


情報誌のお別れ会に

2021年12月24日 | 日記とレシピ

 ほぼ毎月、定期的に届いていたロードサービスからの情報誌が、新年から季刊誌に変わるという連絡が来た。「環境負荷の低減」と「デジタル社会における新しいライフスタイルの創出」が目的らしい。ま、言いたいことは分かるんだけど、毎月楽しみにしている記事(巻頭の旅情報と巻末のクロスワードパズルが中心だけど)が、なくなってしまうのは寂しい限り。

 断腸の思いでページをめくっていると、面白そうな企画が目に止まった。

 お正月のおもてなしにも 『パーティープレート』 永久保存版!

と、うたっている。

 で、その画像が、いかにも美味しそうな料理のパレード。思わず生唾を飲むと言いますか、これは、本当に食べてみたいじゃありませんか!という感じです。

 早速つくります! 情報誌とのお別れパーティーを兼ねて。

 候補がいくつか決まったんだけど、その中で、「今やるのはこれかな」と思ったのが、

   ≪えびパイ≫

 まずもって、エビがあるからというのが第一の理由。で、エビとパイとの組み合わせってのが未体験ゾーンで面白そう。これが第二の理由。そして、家にあるパイ生地の素材を確認したら、何とかなりそうなので始めました。

 下ごしらえの部

 ・バター125gをサイコロ大に切り分けます(全部でこれしかなかった)。

 (なんでバターは、こんなに薄っぺらくて高くなったんだ(`⌒´)

 (牛乳消費を叫ぶなら、この辺にもメスを入れて欲しい)

 ・強力粉と薄力粉各75gを混ぜてバターと合流

       ここから始まります

 ・粉の中でバターを砕きながら段々小さくしていきます

   そろそろいいんじゃないかな(大豆ぐらいの大きさまで切るというので)

 ・冷水60ml強を回しかけて混ぜていきます

 ・途中から手作業で混ぜていきます

       ここまでまとまれば、ひと区切り

 ・ラップに包んで暫く冷蔵庫へ

 これで、生地の下ごしらえ終了。続いてはトッピングの準備です。

 ・卵を溶きほぐします。冷凍の剥きエビがあったので、例によって塩湯(3%40℃)で解凍

 調理の部

 ・エビちゃんは水気を拭き取って塩コショウします

  (洗うべきだったのか、未だに判断出来ない)

 ・パイ生地を仕上げます(調理の再開は、エビの解凍も含めて翌朝になりました)

       打ち粉(強力粉)を敷いて

 ・麺棒で伸ばしたら三つ折りにして、また伸ばします

       数回繰り返すとこの通り

 ・生地が滑らかになったら、厚さ5㎜ほどに伸ばして

 ・使用する分に溶き卵を塗って、エビの大きさに合わせて切り分けます

 ・切り分けた生地の中心にマヨネーズをかけて、海老を乗せます

  こんな感じ。半端が出たので、『源氏パイ』にしました

 ・200℃のオーブンで12分加熱

       おおっ、よく膨らんだ!

       君達も美味しそうだよ!

 実際に食べてみると、やっぱり。かなり美味しいです。(エビちゃんの塩分が少々強く感じたのは、解凍後の立て塩が不要だったせい?洗いの工程が抜けたせい??)

 食べながら、こういう情報誌の発行がなくなっていくのは勿体ないと、改めて感じます。こういう『ちょっと◇◇』とか『ワンポイント××』みたいな企画というか、豆知識って意外と役に立つんだよねえ。

 まあ、完全になくなるわけではないらしいから、その発行を期待して待ってみることにしましょう。

 今まで、いろんな楽しみを貰えたので、すごく楽しかったよ。出会う機会は減るけど、これからも、よろしくお願いします。

 


てやんでい!(さんぽうた121)

2021年12月23日 | いきもの

  てやんでい!  すぎやま きんたろう

 

 てやんでい!

 べらぼうめ!

 

 このゆきげしきが

 めに はいらねえのか

 

 さむいだの

 つらいだの

 つべこべ いってんじゃねえ

 

 いぬだって

 よろこんで

 はしりまわってるぜ

 

 もってえねえと

 おもわねえか

 いましか みれねえってのに

 

 ちぢこまってねえで

 めんたまひらいて

 ようくみやがれ!

 

 おれのせなかにも

 はなが さいてるぜ

 

 少々がらが悪くて申し訳ありませんが、そこは大江戸八百八町の平和を守る番人ということでお許し下さい。

 本日の散歩は、雪の舞う中だったのですが、思い切って出掛けてよかったと思っています。だって、『きんたろう』さんに出逢えたんですから。

       杉木立が雪を纏っていました

       白黒に見えるけどカラー写真です

       ここは「シスレーの小径」なんですけど

       冬になっても風情があります

 このお方、一年中そこに立っておられるし、ずっと通り過ぎてきたのですが、こんなに綺麗だと思ったのは、今回が初めてかもしれません。

 雪をまとった杉の木。まるで、満開の花を咲かせたようではありませんか。『きんたろう』さんも、

「ま、それほどでもねえけどな。」

なんて言いながら、まんざらでもなさそうでした。

 この季節の杉林は、まるで山水画の世界のような落ち着きと美しさとを兼ね備えていると、改めて感じることができました。

 『きんたろう』さん、ありがとう。そして、天気の神様、ありがとう。


美味しい歴史は繰り返す

2021年12月22日 | 日記とレシピ

 お魚戦国時代を乗り越えて間もなくのこと、妻から声を掛けられた。

「生クリームの賞味期限みたいよ。」

 ああ、そう言えば『イシモチのテリーヌ』を作るときに買ってきた残りがあったんだっけ。完全に忘れてました。一つのことが終わると忘れてしまうマタギ。その辺が分かっていての妻からの声がけだ。ありがとうね。

「サンキュー。何作ろうかな。」

・・・とマタギが言い出すことも妻の計算には入っているんじゃないかな。「私が使う。」とは言ってこない。

 これは、旦那に美味しい料理を作らせたいという思惑のあらわれ。このことを、ちょっと視点を変えて言い換えると、旦那に対する厚い信頼と期待の証し ・・ということにしておきましょう。

 作らねばと決めたのはいいけど、ホントに完全に忘れてた。どうしましょう(^0^;)

  ポクポクポクポク チ~ン

    ≪しっとりマフィン≫

 正直なところ、すごく手間のかかる料理は作りたくない。おかずになるような料理も、避けたい心境。そういう条件の下で辿り着いたのが、このレシピなのだ。

       そもそもの始まりは、これね

 ・残りの生クリーム100mlにグラニュー糖20gを混ぜます

 ・溶き卵1個分とハチミツ20gを足して、更に混ぜます

       これで終わるわけないんだよね

       また買ってきてしまいました

 ・ホットケーキミックスを150g入れて

 ・バニラエッセンスで香りを付けて

 ・耐熱の容器に盛り分けたら

 ・最後にアーモンドスライスを散らします(これも買ってきてしまった)

 ・170℃のオーブンで15分熱して

 ※焦げ付き防止のため一度点検。

       これは、15分加熱の状態(まだ不十分)

 ※様子を見て3分加熱時間を追加

 ・加熱完了後、暫く放って予熱してたら、しつこくチンチン鳴るので、出してみました

 覗いてみると、

       美味しそうじゃない

       盛り分けたところ

 皆さんに、食べてもらったら、非常に好評でした。

 ああ~、よかった。賞味期限のきた生クリームを美味しく戴けましたよ。これで、目的達成!

 ・・・なんだけど、今度は、新規購入のアーモンドスライスとホットケーキミックスが大量に余ってしまいましたね(^0^;)

 なんとなく、似たようなことが以前にもあった気がするけど、ま、いいか。これを使って、また新たな美味しい料理を作ればいいだけだ。それで困る人は、誰もいないよね。

 ということで、妻よ、声を掛けてくれてありがとう。楽しかったよ。

 そして、また楽しませてもらうよ。

 (牛乳消費にもなったかな?)