統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

抗うつ油オメガ3(金貨を捨てて銅銭を取る)

2010-10-10 12:11:13 | 日記
やっと頼んでいた健康食品がアメリカから届いた。健康オタクの極みであるオメガスリーのこの特殊なあぶらオキアミ油に到達する者はごく僅かであろう。15年くらいオメガ3の油には関心を持ってきたが、オメガ3の油が豊富な紫蘇油の一種であるエゴマは中国産で農薬が怖い。αリノレイン酸の多いアマニ油も日本ではポピュラーでない。また油は農薬汚染だけでなく、生成過程に酸化され過酸化脂質になったり、トランス脂肪酸が添加されたりして不安が多い。特に私が小さい頃健康によい油と言われた、カネミのライスオイル事件の犠牲者にもう少しでなるところだったので、油の健康食品には神経質になる。しかし油がガンやアトピーと関係しているのは確実である。コレステロールが下がると言って、みんなが喜んでいる植物油リノール酸のとりすぎははアラキドン酸から悪玉プロスタグランディンE2を産生しガン、アトピーなどの炎症性疾患、血小板による血液凝固能の亢進により脳梗塞や心筋梗塞の可能性を高める。これに対してαリノレイン酸などのオメガ3の油は善玉プロスタグランディンE1、E3を作り逆の作用があるのである。簡単にオメガ3の油をとるのは青魚にあるEPAやDHA等を取るのがよいが、現在環境汚染による魚の汚染も危険である。生物濃縮で農薬や環境ホルモンが大きな魚には多く蓄積されている。だから出来るだけ奇麗な海の小魚などのオメガ3がよい。そこで南極オキアミの油のオキアミ油と言うことなのである。オキアミはご存じのように鯛釣りの時の撒き餌である。みんなエビでタイを釣ると言うが、金貨を捨てて銅銭をを拾っているようなものである。近年では精神神経学会でシンポジウムが開かれ精神科医達の間で盛んにオメガ3の油のことが語られている。すなわちαリノレイン酸がうつ病、パニック、PTSDに有効という結論なのである。そこで発見したのがオキアミ油であったということである。長年探していたものが見つかったという感じである。4,5日前から飲んでいるが気のせいか久しぶり清々しく気分がよい。効果はまた後日日記にて報告したい。
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