2か月ほど前キュウリの苗を買いに行きました。時期的に遅かったので良い苗がありませんでした。店の苗も買い手が無く苗も大きくなり過ぎていたので、1ケース25本のキュウリ苗が100円で売っていました。1本が4円になります。毎年キュウリはよく出来ないし、植える予定のところが連作となるので、あまり期待もしていなかったのでこれで植えることにしました。しかし今度は去年の失敗を生かしてマルチと支えはしっかりしようと思いました。
ざっとこんなものです。
苗を1本1本丁寧に植えていきます
初なりですが大きく長いのが出来ました。この写真の四葉(すうよう)キュウリは普通のキュウリとは違います。長さが25~30cmで(当キュウリは40センチくらいありました)色が深緑で濃く、シワシワ、イボイボです。普通店で売っているキュウリと比べると形が変わっています。しかしその味の良さは格別で、みずみずしく、歯切れよく、キュウリの香り強くの風味があります。とっても美味しいです。
やがてガンガン実を着け始めました。無農薬ですから虫も飛んできて交配の手伝いをしてくれています。まるできゅうりの自然工場の状態です。こんなキュウリ畑は初めて見ました。半端ではありません。もうすでに150本は取れていると思いますが、全然な描が枯れる気配がありません。薬局やクリニック水のお客さん、近所の人などにやり喜ばれています。人にやるため作ったのかと思うほどです。
生キュウリばかり食べても芸が無いのでキュウリをうどんのスープの素と混ぜて1日おき食べました
サラダも最高です。美味しいハムを使うとさらに最高です
でもやはりこれが最高です。100円ショップに行って、大きなタッパー、ダシ昆布、カツオダシのめんつゆ(3倍)しし唐がらしを買い、写真のようにキュウリをはさみで切りながら、包丁でもよいが、7~8本入れました。一晩つけたらメチャメチャ美味しいです
面白き事も無き世を面白く確か先月は1回しかブログをアップできませんでした。相変わらずうつ病も多く、ガンも治らない手ごわいものが多くなりました。昨日京都であった東洋医学会から帰ってきたばかりですが、もっと勉強をしないと治らない癌患者は治せないと思いました。東洋医学では日本漢方と中医(中国医学)の2つがあるのですが、私を含め日本の漢方専門医はほとんどが日本漢方です。しかし、癌を治すにはやはり中医をマスターしなくてはならないことを今回実感しました。しかしもう寿命が無いので中医で難治のガン患者を治すまでには至らないかもしれません。もう勉強には疲れました。ストレスも多いのでもっと楽しいこともしなくてはと思います。
病気治しは土と水から身土不二という言葉がありますが、中医学では気・血・水(津液)が理論の中心ですので、土から気や血が生まれるの分かります。しかし水が無ければ植物も他の生物も育ちません。身体も水が無ければ酵素反応が起こらず、神経、免疫、ホルモンのホメオスターシスが機能せずガンなどの多くの病気になります。梅雨前の水枯れには地下の温泉水をどんどんやりました。今回連作で土には植物の病気ウイルスがウジャウジャいるのに成功したのはボカシ肥料が大きな役割を果たしたようです。
これは鶏糞を3億年前の細菌でボカシ肥料にしたものです。15キロ800円で少し高いが抜群の土壌改良材となります。もちろん無農薬でなければなりませんがこのボカシが畑全体を善玉の土壌菌で覆います。ウイルスや悪玉菌も追い払われてしまいます。それでは何故細菌の力が植物にいるのでしょうか?
生水不二これは15年前に書いたガンの本からとったものです。私の書いた図です。土壌細菌がマイナスで微量元素がプラスで結合します。植物の根は細菌を呼び寄せるために有機物を出します。細菌は根から餌をもらい代わりに動物にも植物にも大切な微量元素を渡します。やがてキュウリは私たちに食べられ私たちは今度は腸内細菌を使って、身体のすべての酵素反応に必要な微量元素を取ることができるのです。その大切な化学反応は良い水のもとに行われます。すなわち生命=水ということです。日本漢方も中国医学も良いのですが、その素材である生薬は良い土壌と水で育てなければ意味ありません。漢方が効かないというのもこのあたりに原因がある場合があります。自然の中で楽しく賢く生きれば病気が治るヒントがそこに自然と生じるのです。楽しく生きれば4円のキュウリ工場のように面白い経済効果もまた出てくるかもしれません。