医療崩壊
病床削減の補助金やめて直接支援に 2024.12.17
届け出病床数は2015年から2025年に向けて16~20万ベット減らす予定です。
うまく減少しないせいか、令和2年から1ベット200万のお手当で、7千床以上のベットが消失中です。10年で20万ベットの削減予定ですから、焦っているのでしょうか令和6年からは1ベット廃止で補助金が400万になるそうです。
ご存じの方はあまりいませんが、今病院は75%が赤字です。医療点数抑制の中、赤字は続くと思われます。赤字病院はこれに飛びつくと思います。地方には赤字の病院が多いので地方は今後ますます医療過疎となるでしょう。
2022年から病院は赤字が続いています。いま75%の病院が赤字ですが、2024年度も当然赤字でしょうが、さすがの病院も3年赤字が続けば銀行融資も拒否されるようになるだろうし、
内部保留の退職金もなくなるので2025年度は確実に400万で届け出病床を身売りする病院が増えるでしょう。
地方創生どころか過疎化が進む
クリニックの休診日にはアルバイトをします。アルバイトをしなければ心数多く診れない療内科の開業医は苦しい。
2件の企業の産業医活動の後、3件目の前に天神のスタバーに入ってコーヒータイムを取った。
カウンターの隣では受験生か医学部でも行くのか難しい問題を必死で解いていた。
その時担当の老人ホームの患者が死にかけているという報告があり電話がしきりにかかってい来た。
転送先の病院が拒否されて見つからない。SPO2も80%代、血圧も80代で今にも死にそうです。
何とか知り合いの院長に無理やり頼んで、死なずに済みホッとしました。全然休憩になりませんでした。
隣の学生はいませんでしたが、医学部に行くつもりなら医者のマイナスイメージですね!
このように地方では医師が少なく、包括医療で老人の開業医が頑張らなくてはなりません。
2015年から病床数が125万床が2025年に119万床になります。
地方では益々入院が難しくなります。
しかも高度急性期と急性期病床は76万床から69万床になります。
これでは地方創生ではなく地方早世になること間違いありません。
若い人は誰も田舎に住まなくなります。
クリニックは薄利多売
病院の赤字は止まる所が無い。
自治体病院は75%が赤字で、医業利益率は赤字が10.3%から14.5%と早い勢いで悪化している。
民間病院は経常利益で23%とまだ低いが、これは厳しい経費削減による。
民間病院には働き方改革はない。民間救急は最後の頼みの綱で過重労働が強いられている。
最後の患者
クリニックも民間なので薄利多売である、患者はインフル増加も有って今は多いが、
売り上げの減少が前年度比1割に近い。
急増するインフル
夜が遅くなり健康に非常に悪い。早く辞めたい。
ここ1月~2月の間に近隣の私より若い開業医が急死した。
前日まで元気で多くの患者を診ていたが、お酒を飲みソファーでそのまま死んだ!
2025年問題
2025年問題とは65歳の高齢者が人口の30%を超えることである。
しかし我々団塊の医師が全員死ねば一気に医師数が、特に地方で少なくなるであろう。
小泉時代から続く医療費が長年抑制され900万人の介護医療に携わる人々が困窮してきている。
900万人の人にも家族があり、親があり子供があり、病気もある。
今や上記のyoutubeのように、
医師会の敵、共産党にも同情されて応援してもらう状態である。
医療従事者は完全に下層人民になってしまった。
医療は大きな内需である。
内需がまた減れば国内消費が落ち確実に景気は悪くなる。
神よ国民を救いたまえ!
最後に老人と病人は存在できなくなる。