河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

メープルシュガーとシナモンティー(第3回)

2008年01月24日 | 試作品
私の父は奈良のほうで半導体工場のメンテナンスをやっていた。
一度父の職場に行ったら、みんな白い服をすっぽりかぶっていたのでどれが父かわからなかったっけ。でも一人だけマスクの奥の目が笑っていた。

その時、父が顕微鏡で半導体ってやつを見せてくれたけれど
「銀河鉄道から見たどこかの街の景色みたいだろ」と言ってたのを覚えている。
たしかに機械だけでできている惑星はこんな風だろうな。

その父が言っていた
「月に一度機械をすべて分解してまた組み立てるのだけど、いつも1個だけネジが余ってしまうんだよ。不思議だよ」

今の私はそのネジだと思った。その中に包まれている時には気づかないけれど、後からでは二度と戻れない、時や、場所が、あるのだと。確かにその場所に居たはずなのに、決して戻ることはできず、でも、そのネジが1個なくてもすべて何でもないんだと。

そう思ったら少し涙が出た。でも大丈夫。
昔から「かえでの涙は甘い」と言われていたんだ。
私はメープルシュガーなんだから、決して人生を苦くしょっぱくはしない。


メープルシュガーとシナモンティー(第1回)

2008年01月24日 | 試作品
私の名前は「佐藤かえで」少し背の低い彼は「茶川鉄郎」

そのころはやっていたアニメのせいで「鉄郎とメープル」と呼ばれていたっけ

あの頃はみんな同じ列車に乗って、同じ星座を眺めていたけれど

気が付くと銀河鉄道の乗客は私ひとり

みんなどこで降りたのかしら

それとも私だけ駅を間違えたのかしら

私たちが目指していた星は

ベテルギウスだったかビートルジュースだったか

とにかくそんな名前だったわ



スコタイ:睡蓮

2008年01月24日 | blog

スコタイ:睡蓮

タイの民家の前には、睡蓮の鉢(水槽?)と小さいホコラがある事が多い。
祠(ホコラ)はピーという民間信仰の土着の神様?のものらしい。
日本でもお稲荷さんとか、地蔵さんが町ごとにあって、家の前には防火水槽があった時代があったと思うので似たようなものかもしれない。

インドより東南側の国々は日本と感性的に共通する部分があるので暮らしても問題ないかもしれない。インドとか中国の人はいつもエネルギーがあふれた感じがするが、ラオス、ミャンマー、カンボジア、タイ(北部)はなんとなく弱気(やる気が無い?)な感じがして好ましい。