河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ハロウィン用の鍵

2013年10月29日 | ソーラー農作園芸
先週は無かったのに
ガス管になぜか大きな鍵が付いている
そこに付けてどないするねんの位置である
ハロウィンの日に外から鍵をかけて
わてを家の中に閉じ込めようという作戦か
お湯を出なくするいたずらか
それとも
観光地の柵にカップルが取り付けるような
恋愛成就の鍵なのか

ハロウィンが始まった

2013年10月29日 | ソーラー農作園芸
窓の外ではかぼちゃと切干大根を身にまとった中高年たちが
家々の戸口に向って叫んでいる

「トックリ・オア・トリートメント」

「酒をくれなきゃシャンプーするぞ」

「バナメイエビでもおいしいぞ」

泡まみれになった住人はあわてて
鬼殺しの紙パックの酒と芝海老の唐揚げを差し出す

こうして世界は寂しさだけが友達の
冬の入り口へと向っていく

遠くから別の世界の何かが道をやってくる
それがハロウィンなのだ


2013年秋、八田二郎のハロウィンレポートより

ハロウィンには早すぎる

2013年10月29日 | ソーラー農作園芸
建物の住人はすべて居なくなった
この3階建ての建物に住んでいるのは俺一人だ
地デジテレビも無くなったので音もしない
風に揺れる切干大根の音しか聞こえない
向かいの建物ではキリスト教の怪しげな集会が行われている
裏の家からは毎晩女性の独り言が聞こえる
何かに怒っているのだが
日本語なのかどうかもわからない
部屋の前では黒猫がうんこをしているし
屋根の上で変な鳥が鳴いている
給湯器には見た事もない大きな鍵がぶら下がっている
これは何かのサインなのだろうか
鍵だからキーワードか

ハロウィン前の深夜の八田二郎のほぼ実話手記