午後なのですが、遠くのほうが霞んでいます。川に手をつけてみたらけっこう冷たいのですが、沐浴というのか水浴びをしていました。
川に面してホテルや寺院が建っています。チベットの寺院のような雰囲気です。
いたるところに、リンガとヨーニという男女の性器を表現したオブジェがあります。リンガというのはシバ神の象徴でもあり、そういえばガンジス川自体がシバ神に関係が深い川でした。
ガンジス川のインド名ガンガーという女神はシバ神の妻という話もあります。
私も額に白い灰で三本線を引かれましたが、シバ神の印だそうです。
ガートというのは階段状になった沐浴場のことらしいですが、火葬場もあります。
写真を撮った時には営業中ではなかったようでまだ焼きあがっていませんでした。
薪に火をつけて台の上で火葬し灰をここから川に流すようです。
アッシーガートから北に行くにつれて、だんだん人が多くなり観光の中心地となっているようです。夜には宗教的な催しがあるようで、音楽や歌が聞こえてきますが、夜はかなり寒いのと人出がすごそうなので見に行っていません。
川に向かって祈る。これぞガンジス川ぽい写真。
観光客への写真撮影向きのうそっぽい修行僧さんです。
観光客が多いと物売りさんが寄ってきます。日本人観光客は全く見かけませんし、インド人以外の外国人も少ないです。インドに行く日本人は急激に減っている気がします。
平均的感性の日本人ならインドの観光地に一日居たら、空気は汚い、うるさい、貧乏人にたかられる、タクシーぼったくり、運転超危ない、カレーしかない、お湯が出ない、もう充分おなかいっぱい状態だと思います。
前には無かった物乞い方式で「お金はいらないから子供のためにミルクを買ってくれ」という同じセリフを言う人がいっぱいいて、深読みかもしれませんが、たぶん法外な値段でミルクを買わせてミルクに加えて元締めからリベートをもらっているのではないかと思います。「お金をくれ」と言って10ルピーとかの現金だけをもらうより利益が出るのかもしれません。なんか物乞組織のようなものがあるような気がします。
快適さを求めるならば、ツアーで高級ホテルに泊まってガイド付きの観光をすればよいのかもしれませんが。
しんどいので、そろそろバラナシから逃走しようと思い始めました。
(インド バラナシ 2020年1月)
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