ぞうもつ日記

喰ったら出せ! 出せないなら喰うな!

キラめく思い出

2006-10-30 | ぞうもつ史(思い出)
ものすごく思い出話が好きな人っていますよね。
何度も何度も同じ話をするし、
あるときは自慢気にあるときは単純に幸せそうに。
昔がいかによかったか。
昔自分はいかにステキだったか(^_^;)
昔に戻りたいという言い方をしているわけじゃないけど、
現時点での実情にはわりと不平不満いいがちだったりして。
グチや悪口も多い。
でもとにかく、昔の話となると目がキラキラ輝いて、
よくそんなこまかいこと覚えてるなぁってぐらい
強烈なエピソードが手にあまるほどあって。

いますよね、そういう人。

必ずまわりにひとりやふたりや三人(^_^;)

同じ話しょっちゅうするから、すっかり
「その人史」に詳しくなっちゃうぐらいな。

ぞうもつはそういうやつが、

そういうやつが、

そういうやつのことが、




ほんとーに羨ましいんです♪(#^.^#)

だって、楽しい嬉しい実体験を
いつまでもいつまでも抱きしめていられるなんて
すごく幸せじゃないですか。
妄想じゃなくて、
実体験なんですから。
今の自分に必ず培われているわけだし。

いやなことがあっても
思い出すと楽しくなるようなことがあったら、
力強いじゃないですか。

なんか意味もなく自信がもてるじゃないですか。

ぞうもつは、先天性記憶喪失症のせいか、
感受性が異常に鈍いのか、
原因はあきらかじゃないですけど、
幸せな思い出がほぼありません。
話して自慢になるようなことがてんでありません。
幼児期の、近所の子供の放った野グソの形状を覚えていたりするくせに
可愛がってたインコの名前を忘れていることに気付きました。
普通ならきらめく思い出になるはずの恋の数々は
すべて100%「相手にふられる」というカタチで終わっています。
思い出しても残念ながら楽しくなんかありません。
旅の思い出もどこにいったかすら徐々に忘れつつあります。
コロンビア旅行もハンドバッグちぎられたあの瞬間は克明に覚えているのですが、
もっといろいろあったはずの楽しい部分はほぼ忘れてます。
四回いってるはずのNYは、どの回にどこにいったかほぼ忘れてます。
2回いったニューオーリンズはハリケーンで崩壊しましたので、
行った場所を辿ろうとしましたが地名を忘れました。
おうちによんでくれた人の名前も忘れてます。

はじめて見た初日の出を誰と一緒に見たのか忘れてます。
はじめてのお給料を何に使ったかなんて検討もつきません。
はじめての相手が誰かも曖昧です。(おいおい)
昔話を一緒にできる友達がほとんどいないという特徴もあります。
10年以上前に高校時代の友達と会った時、
ワタシだけ覚えてない事柄だらけで話についていけませんでした。
昔のバンド仲間と話をしていても、
ワタシだけハコだの衣装だの客層だの全く覚えていなかったりします。
お話になりません。

記憶の引き出しがここまで空っぽなわけですから、
今覚えていることはかなり貴重なことといえましょう。
たとえウンコのことであっても。
これを失ってしまったら、ただの過去のないオンナになってしまう・・・

今ある記憶をつないだり、
新しい記憶を残したりすることになるような気がするので、
こうやってブログを書くことには
多大な意義があるのだな、と

今、書く原動力を見出したのでした!!!

というわけで、今日もオチがなくてすみませんが、
これからもがんばってなにやら書き留めさせていただきますゆえ
よろしくお願いいたします。