ぞうもつ日記

喰ったら出せ! 出せないなら喰うな!

どんな治療を選択するか

2018-10-15 | シニアな発想
癌になる前に死ねたらいいなぁと思っておりましたが、
癌で死ぬ確率が一番高いんじゃないの?という年齢に達してしまいました。
本当は癌で死ぬっていうのは、他のもろもろの死因に比べれば幸せな方でして。
なぜなら、本人も遺族も準備期間がありますからね。
とはいえ、癌の治療中に交通事故で死ぬという可能性もなきにしもあらずなのですが。

癌の告知を受けて、一番困るのは、
やはり治療法の選択を自分自身がせねばならないところだと思います。
種類や部位にもよりますが、これほど副作用も深刻な治療法が多種に及ぶと
宣告されてから調べたんじゃ調べきれないほどで、
結局は知識不足なままいろんなことに向かうことになると思うのです。
現代は、インターネット上の体験談、というものがものすごく役に立ったりもするのですが、
それはそれで情報が多すぎて、何を選ぶか、という点ではいっそう困難を極めますし。

自分は癌になったらどうするか、ということを常に考えているので、
産業経済新聞の医療欄は必ず読んでしまうし、
新薬情報や、最新治療情報にも反応してしまうのですが、
それでもとても結論を出せる自信はないですね。
そもそも信用できるホームドクターなる存在すらなしに日々生きております。
医者を信用したことすらあまりないといっても言い過ぎではないのです。

それなのに、果たして、どうするやら。

今日何食べようかな」、というのと同じくらい
気楽に思いのままに選択できればいいのに。
そして、今日肉食べすぎちゃったから明日は軽くしよ、くらいに
やり直しがきけがいいのに。

どうやらそうはいかないらしい。

性格的にパニックを起こしやすいので、
実際に診断結果をきいてからだと冷静に考える余裕ないと思うんですよ。
なので、まだ、現時点でなんの症状も傾向もない時にこそ
考えるべきではないかと。

まず

痛みは除いてもらいますね。
痛いのってロクなことない。痛みを我慢するのだけはいやだ。

保険診療内で安く治療してもらいたいですね。
病気で働けなくなることを考えると、高額治療とか無理です。
あと、まだ年若いパートナーに迷惑かけないためにも
どうせ死ぬんだから無駄に治療費使うことないですね。

昔は、何もしないで自然に死ねばいいやと思っていたけど、
なんらかのデータを残した方が、後々の方のためになるので、
どうせ社会的にろくでもない人間なんだからそのくらい貢献できた方がいいですね。
それを考えると、やはり、治験治療とかいいんじゃないかと。
頭のいい、進んだことを試みようとしている方々の実験台になると。
いつでも実験台になります署名みたいのあるなら、サインしておきたい。
これはいいですよね。
治療が功を奏してなおったらなおったで助かるし、
死んでも貴重な臨床データになるわけでしょ。

必須なのは、自宅の整理ですよね。
このまま死んだら処分が大変なことになるので、
もう自分は死ぬんだということ前提での本気の断捨離にはいりますね。
今はなんだかなんだ、「今度こそ捨てるぞー!」と叫びながら、
意外と「いちおう取っておこう」のあまりの多さに
押し入れもクローゼットもまったく隙間がない状態が続いているのですが、
さすがにもうあと数ヶ月で死ぬかもとなれば、モノは減らすでしょう。

あれ?

てゆーことは・・・
癌じゃない死因で死ぬとしたら、
明日いきなり、、の可能性もあるんですよね。
治験治療受けながらゆっくりお片付けなんていうのは、
単なる理想型でしかないですね。
そうだったらどんなによいか。

そうでない場合にこそ備えなければならないわけで。

やっぱり、今すぐ片付けにははいらないとですね。

うだうだパソコンに向かってばかりいないで、
さっさと片付けにはいります。
特に思い出の品々というやつ、これもういらないですね!
若き日の写真、これとっておいて誰得?って感じですよね。
いただきものの数々。
これもう下さった方も忘れてますよね。


愛猫の若き日の写真。。。。
あああ、これは捨てられない。これは捨てられないわぁ。
病気になったら、これ眺めて癒やされるわ。
やっぱり特効薬だわぁ。。。
段ボールいっぱいあるけど、捨てられないわぁ。
(データ化しろよ、とかいわないでくださいね)

さ、片付けよ。

アフィラリッ!!!