8月9日、京都劇場に
三谷幸喜脚本、演出の文楽
「其礼成心中(それなりしんじゅう)」を観に行く。
何年か前にシェークスピアの「テンペスト」を
脚色した創作文楽を見たことがあるが、
正直おもしろくなかった。
それ以来、新作の文楽には抵抗があったのだけど、
三谷幸喜氏お得意の人情喜劇は
文楽の世界にすんなり馴染んで、違和感なく見られる。
現代劇のせりふも、三味線と太夫さんで語ると
きれいな浄瑠璃になるから不思議だ。
劇中に「曽根崎心中」や「心中天の網島」の
クライマックスシーンが織り込まれていて、
古典の名場面に触れられるのは、
三谷さんの文楽への愛情の表れかな。
最後にカーテンコールがあったのが
日本の古典芸能では考えられないことで、
出演者みんなが手を振って拍手に応えていたのが目新しかった。
普段は顔を見せない人形遣いの方たち、
太夫さんや三味線の方たち、
客席に手を振るのがちょっとぎこちなくて
照れくさそうだったけど、とても嬉しそうだった。
最近、舞台って全然観に行ってなかったのだけど
やはり生の舞台を見ると、吸収するものがあって
面白い。
ちゃんとした(?)文楽も1年以上行ってないので、
11月の錦秋公演のときは
大阪の文楽劇場まで足を運ぼうと思った。
三谷幸喜脚本、演出の文楽
「其礼成心中(それなりしんじゅう)」を観に行く。
何年か前にシェークスピアの「テンペスト」を
脚色した創作文楽を見たことがあるが、
正直おもしろくなかった。
それ以来、新作の文楽には抵抗があったのだけど、
三谷幸喜氏お得意の人情喜劇は
文楽の世界にすんなり馴染んで、違和感なく見られる。
現代劇のせりふも、三味線と太夫さんで語ると
きれいな浄瑠璃になるから不思議だ。
劇中に「曽根崎心中」や「心中天の網島」の
クライマックスシーンが織り込まれていて、
古典の名場面に触れられるのは、
三谷さんの文楽への愛情の表れかな。
最後にカーテンコールがあったのが
日本の古典芸能では考えられないことで、
出演者みんなが手を振って拍手に応えていたのが目新しかった。
普段は顔を見せない人形遣いの方たち、
太夫さんや三味線の方たち、
客席に手を振るのがちょっとぎこちなくて
照れくさそうだったけど、とても嬉しそうだった。
最近、舞台って全然観に行ってなかったのだけど
やはり生の舞台を見ると、吸収するものがあって
面白い。
ちゃんとした(?)文楽も1年以上行ってないので、
11月の錦秋公演のときは
大阪の文楽劇場まで足を運ぼうと思った。