幸せに生きている人は、周りの人を幸せにすることを喜びとし、不幸に生きている人は、周りの幸せな人を妬み、不幸になることを願うのであります。世の中には、イライラして、不機嫌に生きている方がたくさんいらっしゃいます。その方の周りの人は、同じく嫌な思いをするものです。不機嫌な方は、周りの人も不機嫌にし、不幸にするのです。しかし、これは他人事ではない話です。自分のことであります。自分がイライラしていない時は、他人がイライラしているのを見て、不快に思うものなのです。ところが、自分がイライラしているときは、当然のことだと思うのであります。自分の姿は、自分で見ることはできないからです。鏡を見れば一目瞭然です。ぜひ自分がイライラしているときのお顔を鏡で見てください。いつもニコニコと幸せに生きてる人は、周りの人も安心させ幸せになれます。まずは自分が幸せにいきましょう。自分の不幸自慢をするのはやめましょう。あそこが痛い、ここが痛い。あそこが悪い、ここが悪いと自慢しても誰も共感などしてくれません。ただ嫌な思いをするだけです。お浄土の世界に生まれた方は、極上の幸せを得るのです、幸せを得た仏様は、娑婆の世界に生きるものを、幸せにしたいと働き、願うのであります。目には見えませんが、その働きはいつも届いています。それを知るものはそれだけで安心し、幸せな気持ちになるのです。亡き方は、迷っているんじゃないか、もしかしたら、私たちに祟りをもたらすのではないかと、そのように考える人がいますが、亡き方は、皆さんを不幸になどしません。祟りも起こしません。そんな失礼な話は無いのであります。