二鶴工芸です。
9年前同日の投稿です。
振り砂子加工の投稿でした。
以下です。
二鶴工芸です。
暑い毎日が続いております
何回も言うようですが、熱中症には十分に気を付けて下さい
喉が渇いてからの水分補給では遅いのでこまめに補給して下さい
画像は最近加工しました留袖になります。
扇の柄のバックに振り砂子加工をしています。
大小の大きさの箔(筒で振り落とした)、砂子、野毛(線状に切った箔)で加工しています。
この加工をする前に以前のブログで記載しました縁蓋(マスキングテープ)で柄をふせないといけません。
以下が前文です。
マスキングテープを生地に貼って作業、加工する場所をデザインカッターで生地を切らないように柄に沿ってテープを切り抜く作業です。
このテープですが基本ブルーで無色透明のものもあります。
粘着もバリエーションがあり強~弱まで。
厚みもメーカーによって異なりますので加工方法によって使い分けします。
この切りという作業ができないとあらゆる加工ができませんので根幹の作業になります。
お解りでしょうが、生地を切らないというのが大前提です。
生地を切ってしまいますと弁償になりますので、慎重にすすめますが、時間がかかってはダメですのでスピードも必要です。
見習いの間はこの切りの練習をします。
場数を踏んでテープが切れている感覚を覚えます。
指先の微妙な力加減のみです。
カッターでテープを切ってピンセットでめくるという単純な作業ですが、同時に根気のいる作業でもあります
柄の細かい着物では、まる1日かかってもできないものもあります。
業界では細かい作業を”重い”細かくなく比較的簡単な作業を”軽い”といっています。