瀝瀝(れきれき)散歩道

人の働き方をサポートする株式会社キャリア・ストラテジー代表、𠮷本惠子のブログです。

お隣さんと違う世界

2017-09-23 08:33:49 | 株式会社キャリア・ストラテジー

新学期が始まり怒濤の一週間でした。
なぜこんなに忙しいのかわからなくなってしまいましたが、、とにかくとにかく週末までやっと漕ぎ着けました!よかった〜❣️



さて、新しいこと、知らなかったことを発見をした時の驚きって信じられないくらい刺激的ですよね。いくつか思い出してみました。

話は高校時代に遡ります。私が初めて外国人と話したのは高校二年生のときでした。キリスト教会の宣教師の人が英会話教室のビラ配りをしていたアメリカ人でした。高校のクラスではみんながめちゃくちゃ盛り上がっていました。
友だち3人と「ガイジン見に行こう!」と誘い合って、お試しのクラスに参加しました。
外人の家に招かれ、ケーキと紅茶をいただきました。
夢のような空間でした。これが、アメリカのホームというものか、、憧れる、、



大学の時、私はグアム島に行きました。
ホームステイしたアメリカ人の家族が
「誰もいないビーチに行ってバーベキューをしよう!」と私を連れてジャングルの中に入って行きました。
小さな崖を下りると、そこに戦車の残骸がありました。


たくさんのヤシガニが戦車のそばにいました。人がそばに行っても逃げたりしませんでした。
戦車は日本軍のものでした。

戦車を通り越して、ジャングルを抜けると、そこには青く澄んだ海がどこまでも広がっていました。

戦争を最初に身近に感じ「見た」日でした。




大学を卒業してアメリカに行きました。
アメリカ人の友だちが空港に車で迎えに来てくれました。ところが走っているうちに車は貧民街に入ってしまったようです。
「ここは見せたくなかった」と友人は言いましたが、私にはその意味がよくわかりませんでした。
実際、私は驚いていました。
貧しい人たちは私の家より大きな家に住み、車を持っていました。


仕事で以前、「神々の嶺 エベレスト」の麓、チベットに行きました。
そこは本当に美しいところです。写真通りです。
感動しました。
仏教を信じているチベット人の目は穏やかで静か、そしてはにかみ屋の人が多かったです。

しかし、30年も前、チベットを歩くと山々は美しすぎるのに街の中は私にとっての異臭でいっぱいでした。
チベットの人たちは一生でお風呂に3回しか入らないのです。
生まれた時、結婚する時、死んだ時です。
チベットの人を差別するわけではありませんが、
彼らの発する臭いには、本当に苦しめられました。
ただ、彼らにとっては、それは文化だと言えるでしょう。そこは日本のスタンダードで比べても意味がないのです。

山々の写真はチベットの臭いまで伝えることができなかったのです。



シルクロードの遺跡は素晴らしいものです。
シルクロードは絹の来た道とも呼ばれてますが、実は「仏の来た道」でもあります。
たくさんの仏教の遺跡が砂漠の中に埋もれています。



19世紀になり、ヨーロッパから探検隊がやってきて、シルクロードの遺跡を自分の国に持ち帰りました。
持ち帰れないものは破壊して帰りました。
なぜなら、持って帰ったものに希少価値が生まれるからです。
ある遺跡の説明には、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、日本の探検隊がやってきて
遺跡を「略奪」していった、と書いてありました。

しかし、京都の博物館で見たシルクロードの「玉(宝石)」や「壁画」にはシルクロードから◯◯探検隊が「招来」した、と書かれていました。

略奪か招来か、、、

物の見方は色々あります。
いいとか悪いとか、好きとか嫌いとか、二者択一ではとても語れませんよね。
社会は私たちが考えるより、ずっとずっと多面的です。
違うからと言って拒否してしまうのではなく、柔軟な心で、それぞれの違いを楽しんでいきたいものですね。









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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:こんにちは (huizihuizi_huizi)
2017-09-28 13:07:56
ニャンコは私の宝です。いないととても困ります、あっ、ケーキもです!
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Re:こんにちは (huizihuizi_huizi)
2017-09-28 13:06:31
いつもコメントありがとうございます😊ニャンコは私の宝です。いないとこまりま
返信する
Re:「1年前のコメント」に驚き! (huizihuizi_huizi)
2017-09-28 13:05:13
いつもコメントありがとうございます📝ところで、台湾でも、明治から大正にかけてインフラを整備した日本人を覚えていてくれる人がいます。後藤新平や新渡戸稲造の功績はとても大きいと思います。
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「1年前のコメント」に驚き! (SHIN)
2017-09-24 18:01:07
吉本先生
お疲れ様です。

今回の記事を拝見して、驚きました。
私の「1年前のコメント」が書き込まれていました。

何故なんでしょうか!?


話は変わりまして、10年前位、フィリピン共和国の医療ボランティアの際に年配の現地人から「日本国の人達がやってきた事に感謝し、尊敬している!」と話され驚きました。
驚いた理由は、「70年前の日本人達が日本人町を作り、フィリピン共和国にてマニラ麻やバナナを栽培する農園を整備したり、アメリカ・中国・朝鮮等が撤退した幹線道路整備工事を完全に終わらせた!」と過去の功績(?)に対して語っていたからです。

戦争に負けて、日本国の残虐性の高い悪い話しか聞きませんが、人により語られる内容が違い、色々な面がある事を理解しました。

これも多面と考えられます。

いかがでしょうか!?

SHIN
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こんにちは (たにむらこうせつ)
2017-09-23 14:55:02
ニャン達可愛いですね。
ケーキが美味しそうです。
甘党なんでつい目が行ってしまいます。
ホットケーキでも食べようかなぁ(^-^)
みんなのブログからきました。
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>>ミヨシさん (huizihuizi)
2017-09-23 14:50:26
「御社」では物事を多面的に意識している人が少なくなりと思いますが、ミヨシさんはそのトップグループに入っていると思いますよ
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>>SHINさま (huizihuizi)
2017-09-23 14:47:34
安曇野に行かれていたのですね。東京はちょっと暑く感じたのではありませんか?多面的に見るのって難しいですが、これも意識することから始めるのがいいのかもしれませんね。
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いろんな意見があるっていいですね (ミヨシ)
2017-09-23 14:07:36
先生こんにちわ。

いろんな意見や考え方があって良いのですね。
私の組織はどちらかというとイエスかノーか、するかしないか、出来るのか出来ないのかの二者択一の世界です。組織の性格と要求上からそうなるのですが、これからは更に多角的を意識していこうと思います。
返信する
物事は私たちが考えるより、ずっとずっと多面的 (SHIN)
2016-08-17 13:47:59
今、安曇野市から帰宅しました!

明日は、フィリピン大使館へ行きます。


「物事は私たちが考えるより、ずっとずっと多面的」

まだ、よくわかりませんが、学んでいきます。

宜しく御願いします。



SHIN
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