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巷では「働かないおじさん問題」が巻き起こっています。
ドキッとしますが、「働かないおじさん問題」は個人が働かないというのではなくて、
日本型雇用の問題です(比喩です)
賃金カーブを見てみましょう。
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厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より
*1976年、1995年、2018年の各調査年での男女計の「20〜24歳』の平均所定内賃金額を100とした時の各年齢階級の平均所定内給与額を表している
50代を境にガンガン、賃金カーブが落ちてきていますよね。
若い時には給料は安く、生産性を上げなければいけないから、一生懸命働かざるを得ません。
ところが、50代前後になってくると、賃金は上がっているが、生産性が低く、賃金に見合うだけの働きをしていない、人が出てきます。
「これ以上働いたって、昇進するわけではないし、給料はそもらえるのだから、まあ、それなりに働くか、、、」という感じ、です。
でも、どんな人も70歳ぐらいまで働かないと生活が苦しい時代がやってきます。
政府は定年延長を奨励していますが、お金は出しません。
そうすると、いずれは40代〜50代の賃金は徐々に下がってきて、20代、30代の働き盛りの人たちの賃金を上げていく、、、
つまり、賃金カーブはフラットになっていくということです。
いつか定年して、再就職を考える時期がきます。
再就職すれば、現在より賃金の条件は良くないでしょう。
再就職=即戦力ですから、生産性・業績が賃金に直結、実力のある人とない人の賃金に格差が出てくるはずです。
自分自身どのように働いていきたいですか?
家族はどのような状況ですか?
それを考えて考えて、考え抜いて、きっちりと準備を重ね、長期的なキャリアプランを考えていただけたら、とても嬉しいと思うのです。