NHKの「チコちゃんに叱られる」をよく見ていますが、以前に放映された
「中年のおじさんたちはオヤジギャクをどうして言うのか?」というテーマは非常に面白かったです。
確かに、私の同僚のM講師。
ここ5年で、ものすごく「わかりやすい、ある意味笑えない」親父ギャクを連発するようになりました。
教師一筋40年、最後は有名校の校長まで務めた人です。
初対面20年前は、こんなに真面目で、熱心な先生は他にいるのだろうか、と思ったくらいです。
それが、今は「今日のお弁当は、やった!カツだ!」と言うと「ソースかあ、、」なんて感じです。
親父ギャクのメカニズムは
チコちゃんによると「親父の脳のブレーキが効かなくなるから」ということらしいです。
これは左脳にある言葉に関する記憶や情報が保存されている「側頭連合野」と理性や感情をコントロールする「前頭葉」に関係があるみたいです。
「側頭連合野」は歳を重ねるにつれて発達します。(30代から上昇し50代でピークに達するすると言われる)
つまり「連想記憶」(1つの記憶から別の記憶を思い出す・連想する能力)が歳を取るにつれてどんどん上がっていく、、、
しかし理性や感情コントロールの「前頭葉」は、20代が発達のピーク!
20歳の時には「こんなこと恥ずかしくて言えない」とギャグが浮かんでも、周りにいる女の子や友人、同僚の手前、
我慢して言いたいことをコントロールできるのです。
で、その後はどんどん「前頭葉」の機能が衰退。
60歳は小学校6年生と同じぐらいの働きだそうです。
だから、いたずらっ子のようにへへ!と笑って、言いたいことが、どこどこっと、心から溢れ出るのです。
つまり脳科学から考えると、チコちゃんのいう通り、
歳を取れば取るほど、『脳に浮かんだおやじギャグをコントロールできなくなる』ということになります。
じゃ、なぜ、私は親父ギャグが下手か。
実は授業中に時々、面白いことを言おうとしているのですが、M講師のように、とっさには出てきません。
もし、面白い話ができて笑いを取れたとすれば、それはすべて私のネタ帳「面白話ノート」に書いてあるギャクで、
どこでどのように面白いことを言うか、計画されたものです。
じゃあ、いわゆる「おばさんギャグ」がないのは、どうしてでしょうか?
それは中年男性が「左脳(言葉をコントロール)で考えるのに対し、
中年女性は、左脳+記憶やイメージをつかさどる右脳も使うので、“おやじギャグ”が思い浮かばないそうです!
え、何で、なんで?
例えば、「バナナ」と聞くと
M講師は瞬間的に「バナナ→バカな→そんなバナナ」と連想する、、、(すみません、想像です!)
私は主婦なので、
「バナナ→駅前の八百屋→安い→そうだ、今日はバナナを買って帰ろう」というように連想していくのです。
女性は現実的ですね。
だから、授業ではしばらく「面白話ノート」が手放せないことになります。
「仕事ができる人」の特徴に「ユーモア」という項目が出てきます。
「ユーモア」は欧米では教養の一つです。
職場でも学校でも適度なユーモアやジョーク、笑い話のできる人は人気者です。
しかし、歳をとって「脳に浮かんだギャクを我慢できなくなる」状態にある、と認知できたら、適度にコントロールすることが必要です。
特に面接時、親父ギャク連発だと、、、、
それはそれは、すごいことになるでしょうね〜
さて、チコちゃんに叱られるは、時々、とっても面白いことを教えてくれます。
テレビ番組から学ぶことも結構多いですね。
お疲れ様です。
チコちゃんにしかられる
楽しいですね。
オヤジギャグ
勉強になりました。
SHIN