ちょっと面白い理論です。
アメリカ人のクランボルツ博士は「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)を20世紀初頭に発表しました。
私たちの人生(キャリア)のおよそ80%は、予想もしていなかった偶然(偶発的な出来事)によって決まる、というのです。
クランボルツ博士のキャリア理論は、それまで一般的に言われてきた
「自分の興味、適性、能力、周囲の環境などを合理的に分析すれば、
目指すべき最終ゴールやそこへ至るステップアップの道筋までが明確になる」、、、という理論とは異なっていました。
例えば、今年はコロナウイルスが流行して、社会は思いっきり変化を遂げています。
予定していた仕事に就職できなかった人、仕事を辞めた人、進学を諦めた人、コロナウイルスに感染して健康を害した人
また、一気にオンライン化が進んで、私みたいに機械音痴でもzoomを使った会議等をしなければいけなくなりました。
働き方が変わりました!
変化の激しい、先の見えない社会。
予想もしなかった偶発的な出来事が続々と起こっているのです。
クランボルツ教授は、変化の激しい時代のキャリア形成は
偶然の出来事(偶発性)を「そうなんだ!」と受け入れると同時に、
自分自身が偶然の出来事を引き寄せるアプローチ・努力が重要だ、と言っています。
そして下記のようなことに「チャレンジしてみてください」とお勧めしています。
1 好奇心、ありますか?
新しいことにチャレンジするのが好きだ。チャレンジしてみよう!(だって、社会や環境が変化してきているんだから)
自分の興味関心のある分野だけでなく、普段から視野を広げるよう努めているし、アンテナを張ってみよう。
知らない仕事もやってみたい、きっと新しいことに挑戦したいという意欲が湧いてくるはず、、、。
2 持続性を考えよう!
失敗してもあきらめないで、困難に向き合ってみよう。(間を開けてもいいから自分なりに)努力を続けてみよう。
今後の可能性が自ら閉じてしまわないように。
3 柔軟性、ありますか?
新しい機会は必ずやってくる(と信じよう!)自分のことこだわりや理想にとらわれて、行動や思考を狭めないこと。
常にフレキシブルな姿勢・考え方で臨機応変な対応を心がけてみよう。
4 楽観性に目を向ける
こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えてみよう。
失敗や困難もできるだけポジティブに捉えてみよう。何が起きても良い方向に行くと信じる態度は、
自分自身をプラスの方向に運びます。
5 冒険心、ありますか?
やらないで後悔するよりは、やってみよう! 結果が不確実でも、多少のリスクを取って行動を起こしてみよう。
リスクを恐れず行動すること。
不確実性の高い環境において失敗はつきものです。ある程度のリスクは引き受ける心構えが大切です。
クランボルツ博士は「いきなり大きなリスクを取らないで」と主張しています。
新しいチャレンジはハードルを低く、小さく始めて、「やった!できた!」という成功体験を経験しましょう。
いい手応えがあれば足場を固めた上で大きく踏み出せば良いということなんですね。
自衛隊での業務管理教育(キャリア開発教育)
私から最も遠い「場」で、教えてみないか、というお誘い。
そういえば、自衛隊ってどんなところ? どんな人たちがいるのだろう? という「好奇心」が湧いてきました。
思い切って仕事を引き受けることにしたのが、2015年です。
全くの偶然から始まった仕事が、私の50代後半からの人生を変え、とても豊かなものにしていきます。
私たちの人生(キャリア)のおよそ80%は、予想もしていなかった偶然(偶発的な出来事)によって決まる、という
クランボルツ博士の理論は、結構当たっているかもしれません。
お疲れ様です。
55歳、俳優に成ることにしました!
応援、宜しくお願いします。