社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

社会保険事務所は行き先を間違えている。

2006年11月04日 11時34分17秒 | Weblog
 知り合いから怒りの電話がありました。社会保険事務所から人が来て「国民年金を払え。」と言ったそうです。

 「そりゃあ、今は言ってくるでしょうね。」「いや、払わないと言っているわけじゃあないんですよ。たかだか二月ほど払うのを失念していたら、非国民みたいないわれ方をしたので。」

 話を聞いていると、おかしい話であります。まず、人が来て「払え。」 次に電話が来て「払え。」 さすがに堪忍袋が切れたらしく「払うから、二度と電話をしてこないでくれ。人もよこすな。」と返したとか。

 そうしたら、舌の根の乾かないうちに人が来て「払え。」と言われたそうです。

 そりゃあ、怒るわな。約束破ってるんだもん。

 私がおかしいと思ったのは、「払っている人が、2月ぐらい払わなかったら、すぐに人をよこして、督促を行った事」です。

 国民年金を産まれてから一回も払っていない方(年齢50歳。)に聞いたところ、「私のところには、そんな人が来た事がない。」と言いました。

 「数回、はがきが送られてきたが、役人が来たことはない。」

(勘違いされると困りますが、私は、年金は払うべきだと思っています。この方は、いずれ生活保護で食おうとしているのですよ・・・。)

 つまりは、「国民年金を支払ってくれそうな人にプレッシャーをかけて、徴収率を上げる。払ってくれそうにない人は、時間を割かない。」と言うことに他なりません。

 社会保険事務所は行き先を間違えています。真面目に払おうとしている人にプレッシャーを与えるのは本末転倒です。

 今まで払っていない人。払おうとしない人を巡回する事こそ、役所(いずれは役所ではなくなりますが。)の役目を全うする事なのではないか・・・と思います。
コメント (1)
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