ブレーキフルード、、、つづきです。
国産車のブレーキフルードは、、、通常 DOT4 という規格が指定されています。
で、DOT4のブレーキフルードは、、、主成分がエチレングリコールという薬品で、、、性質は、吸湿性があり、、、吸湿すると沸点が低くなってしまいます。
沸点が低くなってしまうとベーパーロック現象を起こしたり、、、します。
また吸湿が進むと、、、ブレーキフルード内の水分が多くなるって事ですので、ブレーキフルードが行き渡っている各部品が腐食する恐れがあります。
最近ではABSが標準装備されているバイクもめずらしくありませんので、、、ABSユニットにダメージを与える事もあります。
ブレーキフルードは、、、新液時は通常は透明で、、、使用が進むと、黒ずんできたり結晶化したり、、、劣化いたします。
↓ このバイクは随分とメンテナンスをしていなかったのか?フルードの色がくすんでいて透明感はまったくありません。
バキュームで吸い出してみると、、、
タンク内には汚れが、、、
白いウエスで拭くと、、、
うーーーん、、、オーバーホール確定ですね。。。
この汚れは、、、ブレーキレバーを握ると⇒マスターシリンダーピストンを押す⇒マスターシリンダーピストンはシリンダー内壁と触れ合っているので、擦れてアルミカスで汚れる。。。(その他にも要因がありますが、、、)
上の写真の汚れはこんな具合で汚れたと思います。(油圧クラッチ車のマスターシリンダーは特に汚れが激しいです。)
ブレーキフルードの吸水についてですが、、、
昨日アップしたバイクのダイヤフラムにも、、、水分が溜まっていた形跡があったし、、、
また、、、違うバイクですが、、、
開けると、、、
水が溜まっている事もめずらしくありません。
ここのパッキン ダイヤフラム から吸湿して、ブレーキフルードが劣化してしまう???
事も考えられます。
つづく。。。
富士スピードウェイで開催された ミニろく第2戦ショートサーキット は、、、
一国レーシングあぽろん組は残念ながら3位に。
転倒が重なり修復作業が、、、スペアマシンから部品を剥ぎ取りレースに復帰し、今シーズンもチャンピオン獲得の為にポイントを取りに、、、そして完走が出来、クラス3位まで順位を上げることが出来ました。
次戦は、、、8月28日第3戦レーシングコースです。
その前に、7月22日の公式練習があります。
今回のレースでマシンにダメージが相当ある模様、、、公式練習までにはベストに持っていかないと。。。