ガソリン臭とエンジン不調、、、
キャブレターを外したんですが、、、
キャブレターのエアークリーナー側のボアに、、、
異物が、、、
この異物は、、、エアークリーナーの方から入ってきていますので、、、
エアークリーナーを点検します、、、
あッ。
スポンジタイプのエレメントが、、、
劣化、、、崩壊、、、そしてエンジンに吸い込まれてしまった。。。
で、、、
キャブレターに、、、
これがエンジン不調の原因のひとつ。。。
とりあえず、、、キャブレターのオーバーホールは決定に、、、
そのキャブレターなんですが、、、
車体から外している作業中に、、、
いつの間にか、、、
ダイヤフラムのカバーの一部が欠けてしまいました。。。
ダイヤフラムは、、、エアーカットの制御の為、、、
で、、、この型のこのカバーは、、、制御の為の空気通路、、、
で、古くなると必ず、、、割れてしまいます。
割れる原因は、、、樹脂の劣化なんですが、、、
下の写真のように、、、
割れてしまう部分にはOリングを使い、シールしていて、Oリングをいつも押しているので、、、変形、劣化、破損。。。
この型のキャブレターのウイークポイントか?
オーバーホール時には、、、もし割れていなくても、古ければ交換しておいた方が良い部品です。
このモデルの最終年式が2004年、、、もうそろそろ販売中止の部品も出てくる頃でしょう。。。
まだまだ乗るのなら、、、新品に交換しておいて損のない部品ですね。
全部分解すると、、、
キャブレターの上部、ダイヤフラムの下まで、、、エアークリーナーエレメントのカスが入り込んでいます。。。
キャブレターの役目って、、、ガソリンを適量エンジンに送るのはもちろんですが、、、
エンジンでガソリンが爆発しやすいように、、、ガソリンと空気を予め混ぜて送ります。
その為の空気の取り入れ口のエアージェットも詰まってしまっています。。。
エンジン不調の原因になります。
エアークリーナーエレメントが無くなった状態も、、、吸入負圧に変化が出ますので、、、これもエンジン不調に。。。
もっと大きな問題としては、、、エアークリーナーエレメントのスポンジが劣化崩壊してカスになり、、、そのカスをエンジンが吸い込んでしまった!
エレメントが無い状態だったので、吸気(空気)に含まれる異物をろ過できず、そのまま吸い込んでいた。
と言うのも問題なんですが、、、とりあえずはエンジンが始動、走行しての入庫でしたので、、、出来るだけの外部の整備をして、、、乗っていただけるようにいたしましょう。。。
エンジンの故障や今後の耐久性に直結する事例ですが、、、
エアークリーナーエレメントのスポンジ、、、もちろんエンジン内部に入ってもらいたくない 異物 なんですが、、、スポンジなんで、、、ガソリンで燃えて無くなってくれるのでは、、、???
ピストンやピストンリング、シリンダー、バルブなどにダメージが出ない事に期待するしかありません。。。
ダメージがある場合は、、、エンジンの分解整備をする事になりますが、、、
その修理代やバイクの年齢、オーナー様の意思、、、いろいろ、、、考えると、、、修理を断念する可能性も。。。
エアークリーナーエレメントのスポンジ、、、¥940-、、、この1枚の為に廃車って寂しいです。。。
本日水曜日は定休日になります。