最近のお仕事、、、電気の部品の取り付けです。。。
ウインカー、、、曲がり終わったらスイッチを押したり戻したりして消灯をするのですが、、、
つい、、、うっかり、、、出しっぱなしにしてしまった経験ってありませんか???
インジケーターランプは点滅して教えてくれてはいるのですが、、、ついつい。。。
そんな時は音で知らせてくれるブザーを追加装着する事で、、、安全な走行が出来ます。。。
ウインカーブザー、、、小さなユニットをウインカー系統の配線、、、右、左、アースの3本の配線に割り込ませれば装着が出来ます。。。
なので、、、割り込みの回路をギボシで作っていきます。。。
作り方は簡単! この様にノーマルの配線の間に割り込みが出来る様に作るだけなんです。。。
はい! バイクに装着完了!
バイクの方にはキズを付ける事無く割り込みが出来ました。。。
このギボシのカシメ作業をしている時に、、、ふと、、、思う事が。。。
自分の作業してた部分は、、、たぶん、、、無いとは思うのですが、、、最新の注意を払って作業をしているつもりなので。。。
たまたまなのですが、、、ウインカーなどが交換されていて配線がギボシ加工されている部分を外す時にです。。。
たまたまなのかもしれませんが、、、ギボシから配線がスッポ抜けてしまった事が、、、たまたま、、、多々、、、あるんです。。。
経験が少ないメカさんやオーナーさんが加工したのだと思いますが、、、スッポ抜けちゃうと、、、その部分を作り直さないと作業が進まないんで、、、仕方なくまたギボシ加工をするのですが。。。
ギボシの加工手順としては、、、
この様に被覆を剥がした銅線部分にギボシを被せて専用の圧着工具で カシメ るんです。。。
ここまで出来たら一度ギボシと配線を両手で引っ張ってカシメ具合を試します。。。
カシメが正常に出来ていれば抜けませんが、、、引っ張って抜けてしまうようでしたら、、、カシメ不良、、、になります。。。
抜けちゃいました。。。
カシメとは、、、圧着して電気を通す、、、事です。。。
その圧着が弱いという事は、、、スッポ抜けてしまうだけではなく、、、通電も不良? になっているかも、、、です。。。
で、、、老メカはですが、、、
スッポ抜けを防ぐためにです、、、
この様に銅線部分を折り曲げて断面積のアップをしてから、、、カシメるんです。。。
最近のバイクの部品は電子機器が増えていますので、、、配線もひと回りもふた回りも細い線が使われています。。。
細い配線の中の銅線ももちろん細くなっていますので、、、折り曲げの回数もさらに多くして断面のボリュームアップをしてカシメます。。。
はい、、、完成です。。。
こんな事を思いながらの、、、ウインカーブザーの取り付けでした。。。
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このバイクの入庫時ですが、、、たまたま老メカはいなくて預かりましたが、、、
オーナー様は、、、『キットに入っているエレクトロタップは使って欲しくないなあ。。。ハンダ付けで作って欲しい。。。』
と、、、言いながら帰宅されたらしいんです。。。
エレクトロタップってこの様な便利グッズですが、、、
老メカ的には、、、プロが作業で使用するのは、、、ちょっとはずかしい気持ちになるグッズなんです。。。
バイク本体の配線にも傷が付くのも、、、いやだしね。。。
なので、、、今回はハンダは使いませんでしたが、、、バイク本体の配線も傷付く事も無く、、、
割り込みの配線をウインカーブザーの配線に作って、、、
キレイにまとめてみました。。。
どうでしょうか? オーナー様。。。
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