先日、、、ウォーターポンプからのクーラント漏れが発覚して、、、
ウォーターポンプアッセンブリーの交換をし、、、作業は完了いたしましたが、、、
そのクーラント漏れを起こした、、、ウォーターポンプを、、、
分解してみます。。。
クーラント漏れは、、、↑ の写真の小さな穴から放出されます。。。
付近がちょっとオイルっぽいのは、、、この穴からオイルも漏れてたのか、、、取り付け部分のOリングから滲んでいたのか、、、ですね。。。
この穴はポンプ内部で漏れを起こした時に、、、外部に出るように開いています。。。
分解します。。。
エンジンから動力を取って、、、このインペラーを回転させます。。。
インペラーを外すと、、、
インペラーの内側には メカニカルシール という漏れ止めが装着されています。。。
今回このウォーターポンプがクーラント漏れを起こした主原因部品がメカニカルシールになります。。。
シャフトやベアリングなどすべてを分解すると、このような構造になっています。。。
内部の部品を仮組すると、、、↑ の写真になります。。。
メカニカルシールは、、、スプリングのチカラで常に矢印の面の部分が押し付けられて、、、
インペラー側の白い面は回転しながらいつも擦れあっていて、、、
クーラントがシャフト側に漏れない様にしています。。。
エンジンが停止している時にも、、、クーラントは押し付けられているシール面より漏れる事はありません。。。
で、、、今回このウォーターポンプは漏れてしまったので、、、この擦れあうシール面から、、、
内部のシャフトにクーラントが回り込み、、、
外部に放出するこの穴より、、、
出てきました。。。
ポンプ側はこの様な構造になっています。。。
エンジンからの動力は、、、
↓ ポンプシャフトの左側がエンジンで駆動されます。。。
このシャフトの左側はエンジン内部に入っていて、、、
オイルシールで隔離していて、、、オイルが漏れないようになっています。。。
もしオイルシールが壊れ、、、オイルがシャフト右側に漏れてしまった時には、、、
やっぱり先ほどと同じ穴より外部に放出されます。。。
オイルシールですが、、、ゴムの部品で、、、オイルシールのリップという部分が常にシャフトに接触しています。。。
下の写真の様に、、、
シャフトにはリップが当たった2本の筋が見えます。。。
それ程の走行距離ではありませんので、、、摩耗?まではいっていませんが、、、線が見えますね。。。
当りが出たっていうところですかね。。。
このくらいでしたら、、、再使用は出来るので、、、
このウォーターポンプはインナーパーツ、、、メカニカルシールとオイルシール、ベアリング、パッキンの交換でも、、、蘇りましたが、、、
ウォーターポンプボディやこのシャフトは部品設定がありませんので、、、インナーパーツの交換オーバーホールをしても、、、完全な状態には、、、近づけるのですが、、、100%には出来ません。。。
で、、、アッセンブリーとオーバーホールとの価格差、、、ここが大事ですよね、、、
を計算した所、、、
アッセンブリー交換を選びました。。。
というクーラント漏れの故障修理でした。。。
アッセンブリー交換で修理は完了したので、、、そのまま捨ててしまえば、、、終わりなのですが、、、
この様に分解して内部の観察をするのも、、、勉強になります。。。勉強勉強。。。
さて、、、こっちのシャフトです。。。
問題は、、、
つづく。。。
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