上の写真で緑色に光ってるのは酵母の核小体。GFPという緑色にひかるクラゲのタンパク質を核小体タンパク質に融合して導入して撮った写真です。DNA操作で簡単にできます。先日、癌細胞で増える様に細工したウィルスベクターでこのGFPを導入して癌細胞を光らせるというマウスの実験の記事が出てました。13ヶ所の転移組織で12ヶ所で光って検出できたそうな。臨床応用していいのかどうか、この筋の専門でないのでなんともいえませんが、転移した癌細胞の検出が容易になると外科的にはずいぶん良いことでしょう。
GFPの良いところは細胞を生かしたまま光らせることができることです。たいてい顕微鏡観察のためには細胞を『固定』しなければなりません。『固定』すると細胞死んじゃいます。GFPによって細胞生物学が飛躍的に発展した・・・・のも確かですが、素人の生化学者や遺伝学者も気楽に細胞の顕微鏡観察のデータを出せるようになりました。新しい技術や情報って、得てして専門家にではなく素人に味方するものなのです。ゲノムプロジェクトもそう!遺伝子を分離解析できない人たちに便利な情報を与えてしまいました。俺も便利に使うので、別にいいんですが・・・。
記事のURLは、http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061003i405.htm
本日のお酒:キリン 秋味
GFPの良いところは細胞を生かしたまま光らせることができることです。たいてい顕微鏡観察のためには細胞を『固定』しなければなりません。『固定』すると細胞死んじゃいます。GFPによって細胞生物学が飛躍的に発展した・・・・のも確かですが、素人の生化学者や遺伝学者も気楽に細胞の顕微鏡観察のデータを出せるようになりました。新しい技術や情報って、得てして専門家にではなく素人に味方するものなのです。ゲノムプロジェクトもそう!遺伝子を分離解析できない人たちに便利な情報を与えてしまいました。俺も便利に使うので、別にいいんですが・・・。
記事のURLは、http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061003i405.htm
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