遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

自然はデリケ~ト

2011-06-17 21:59:13 | BIONEWS
金沢の浅野川でアユ大量死 死骸1万2千匹回収(朝日新聞) - goo ニュース
昨日、鮎釣りが解禁されました。その前にショッキングなニュースが全国版で流れましたね。大学の近くの川です。記事に出てくる朝霧大橋は大学から湯涌温泉に行く途中に渡る橋。近くで朝霧台というニュータウンが出来つつあります。あそこら辺は風の通り道だから冬は寒いと思うぞ。w
鮎は好物なんで、この時期になるとwktkします。北陸は川魚も旨いんスよ~♪ 6月10日のエントリーで最後に「うるか」っていう酒の肴を紹介しましたが、鮎の塩からのことでした。九州の名物なんだけど、こりまた美味いんよ。

空から? オタマジャクシ 玄関先に20匹 加賀市大聖寺

またこの話題ですか? サギが吐いたんでしょ。ま、玄関先は迷惑だよなぁ~。それが記事になってしまうところがまた田舎のええところか?

放鳥トキのひな誕生、今年はお預け(読売新聞) - goo ニュース
難しいっすね。まあ、佐渡島か能登で定着してくれたらいいと思うんですが、野生動物を人間の思った通りに繁殖させようというのに無理があります。我々はトキもコウノトリも絶滅させてしまいました。きれいな鳥だから残したいとか、そんなんいってるうちはダメです。彼らが生きれるような環境を取り戻すために中国から借りてきて指標にしようってわけですから、そもそも期待しすぎるのもトキさんたちに申し訳ないってもんです。虫がうようよいて、田んぼに行けばどぜうやタニシ、その他の水生生物がうにゅうにゅにょろにょろぐじょぐじょいる環境は人間が望む『きれいな環境』とはちょっと違うかもしれません。その覚悟が問われています。

12生物絶滅、世界遺産に試練…小笠原・伊豆諸島で都認定(産経新聞) - goo ニュース
最後は石川の話題じゃないですが、これも野生生物のお話。我々は、ほんと何やってんですかねぇ。一度失うと取り返しがつかないってーのに・・・。「小笠原諸島は月内に世界遺産登録される見込みだが、登録されれば自然環境保全が厳しく求められる」そうですから、頑張りましょう。

この春、大自然の恐ろしさ強さを思い知らされたわけですが、油断するとあっという間に消え去ってしまう儚さも自然の持つ特徴ですね。大自然を前にして我々のとるべき態度は、ひたすら謙虚であることだと思います。

上の写真は昨年5月に空撮した金色に輝く加賀平野。黄砂の夕景も意外と美しいもんです。


ライチョウ:白山で2年連続越冬を確認…環境省
忘れてました。このニュース! JRの雷鳥はなくなりましたが、本物の雷鳥が白山にいるのは嬉しい知らせ。なんとなく誇らしいというか、そこはかとなくいい気分です。

本日のお酒:ARDALES TEMPRANILLO 2007 
コメント
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