遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

古い国の古い企業には

2015-11-05 23:46:59 | たわごと
今の職に就いてから、講義をこなすのが第一になってしまててですね・・・会議もいっぱいあってですね・・・実験しようと思ったら、マジで仕事の隙間に突っ込んでこなすわけでして、若い時は酵母の増殖に合わせて生活できたのに、そういう体力もなくてですね・・・でも、頑張るよ。

頑張らなくていい連中がしゃしゃり出てきて真相がさらに分からんくなってきました。
「ロシア機を墜落させたのは我々だ」 ISが再び声明
Russia and Egypt brush off British suggestion that bomb caused plane to crash (THE WASHINGTON POST)
先日紹介しましたが、ロシア第二の航空会社が破綻しています。これがロシアを狙ったテロなら、ロシアの航空会社を利用する人は激減するでしょう。同じ意味でエジプトの観光地も大打撃です。そんなわけで、ロシアもエジプトも爆発テロ説を垂れ流した英国におかんむりです。普通に調査してもそんなすぐに結論でないでしょう。こちらは予断を持たずに静観した方がいいと思ってます。それより、ロシアの怒りを買うことになるISはどうするつもりでしょう。

昨日、フォルクスワーゲンの株価が下がった記事を紹介しましたが、今日はムーディーズに格付けを下げられました。
コラム:VWの変革を阻む3つの障害 (REUTERS)
米国のGMがあかんくなった時は、米国は米国らしく処理したんですが、欧州の古い国の古い企業にはいろいろとしがらみがあってなかなか難しいようです。
〈以下引用〉
独フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)が普通の企業ならば、抜本的改革を遂行していくことだろう。だがVWは、確立された3つのステークホルダー(利害関係者)グループによって、泥沼化する排ガス不正スキャンダルから抜け出せないでいる。その3つとは、最大株主のポルシェ=ピエヒ一族、本社のある独ニーダーザクセン州、そして労働組合だ。

フォルクスワーゲンの経営陣はドイツ人で占められていて閉鎖的だという話はどっかのコラムで読んだことがあります。意外とドイツ社会の根の深い問題なのかもしれません。

日本でも実は根の深い問題がじわじわ出てきてます。
複数の現場責任者「他社工事でも偽装した」 旭化成建材
肥料の成分表示、秋田のメーカーが偽装 11県で販売
血液製剤を不正製造、記録も偽装 化血研、20年以上
化血研は知る人ぞ知る血清の会社でして、この会社がつぶれると安心してマムシに噛まれることができません。w 困ったもんです。コロラド大時代の知り合いが勤めてるんだけどなぁ・・・。
問題は社会的影響の大小ではなくて、結局企業側の都合で信頼を裏切る行為をずっとしていたということです。古い国の古い企業にはいろいろあるようです・・・。

本日のお酒:KIRIN 一番搾り とれたてホップ + 八海山 特別純米原酒 
コメント
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