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遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

酵母はわかってくれない

2018-05-06 23:18:41 | PARAGLIDER
今日も綺麗に晴れました。風も昨日よりはマシな感じでした。でも、南向きなのが嫌な予感・・・・こういう予感は当たるんだよ。
週間 連休明け大雨 一時的に寒気流入
コンビニで買ったハンバーガーを食いながら獅子吼には午後に出撃しました。風が収まるのを待つ時間が長かったですが、いいタイミングでは離陸することができませんでした。まあ、ゴールデンウィーク最後の日です。バンバンのコンディションでなくてもいいでしょう。むしろ低速で我慢し続けるフライトでした。

朝は昨日できなかった仕事をしに大学に行きました。休日だろうが、なんだろうが、酵母はわかってくれません。しょうもなさそうな結果ならほっといてもいいんですが、ヒストリーの違うtel1変異を使って同様の結果が出るかで確かめてるんですが、だいたいいい傾向。長くこの仕事をしていると同じ変異でもいろんな株がある。出芽酵母はどうしても遺伝的背景の違いを気にしながらの仕事になるんで、こういうのは大事。同じ細胞で同じ結果が出るかも大事なんだが、生まれ育ちが違う同じ遺伝子型の細胞で同じ結果になるかっていうのも大事。昔、「〇〇研からもらった細胞は掛け合わせちゃダメ。表現形質が見えなくなるから」っていう口コミ情報が流れたりしたんだよな。逆にいうと、観察しやすい遺伝的背景を選べるのが出芽酵母の長所でもあります。人間で例えると、僕で「かけっこ」のミュータントを分離するより、ウサイン・ボルトで「かけっこ」のミュータントを分離した方が研究が進むのです。だから、ある糖の代謝系の変異を採るとしたら、当然その糖の代謝能が強い株で採るのです。こりがまた他のラボでその手の実験した時に論文に出た通りの綺麗な結果になりにくかったり・・・・細胞は機械じゃないからね。なにごとにも得意不得意はあるのだよ。
でも、培養細胞ごとの個性の違いと比べたらたいしたことないっすよ。HeLa cellに至っては、「それ、どこのラボ由来のHeLa?」ってな会話が出て来たりします。

そろそろ本性を現して来ました
北朝鮮「米の圧力役立たず」日本にも圧力維持の立場転換を要求 (NHK NEWS WEB)
拉致家族会 訪米から帰国 米朝後の日朝会談へ期待(毎日新聞)
日米韓の分断が目的でしょうから、ここら辺のタイミングで揺さぶってきますね。たぶん、日本が拉致家族会を訪米させたのを愉快に思わなかったのでしょう。日本にとって唯一で最後のカードです。米国の3人の人質は返されるでしょう。日本はこれで手打ちとされては困る。米国としてもカードの枚数は多い方がいい。「核爆弾を搭載したミサイルが怖いからやめれ」っていうだけじゃ弱いから。拉致された方々をカード扱いするのは人間としてどうかと思うが、相手がそういう連中だということは悔しいことに事実だ。

いでんや』に2月にいった家族旅行の写真をまとめました。いやあ、近江八幡で食った近江牛すんごく美味かったすよ。

本日のお酒:インドの青鬼 INDIA PALE ALE + 宮崎栗焼酎 栗天照
コメント
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