遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

止める術もないんですが

2020-01-15 23:40:09 | 

結構寒かったです。降ったのは雪ではなく雨でしたが・・・
明日16日(木)の天気
日差し少なく真冬らしい寒さ(ウェザーニュース)
明日は曇り予報ですが、等圧線の歪み具合からすると天気図に出ない程度の前線ができてそうですね。雨の確率はそこそこありそうです。

冬日っていうのは、最低気温が氷点下になった日のことなんですが、県庁所在地で冬日がまだ来ていないのが25地点。金沢・富山でもまだ来ていません。富山では今までで一番遅い記録を破っています。金沢では23日ですから来週記録更新ですね。
金沢、京都など冬日なし多数 最も遅い記録更新も (tenki.jp)
各地で記録的な「雪が少ない冬」に 寒気の流れ込み弱く (NHK NEWS WEB)
ロシアや北欧でも暖冬 河川に雪どけ水流れ込み水位上昇 (NHK NEWS WEB)
日本でも暖冬が問題になりつつありますが、欧州でもそうです。北極から降りてくるはずの冬将軍がしょぼいのです。ここんとこシベリアでどんどん凍土が溶けて川の水量が増えてるそうで、この溶けた水による温室効果ガスを取り込む勢いが地球レベルで熱帯雨林を凌ぐレベルだというから痛し痒しです。まあ、あかんからといって止める術もないんですが・・・。

とうとう言っちゃった。タイミング的に世界中が注目しているんで、大丈夫かなぁ。
gooニュース
台湾の蔡総統、「われわれはすでに独立国家」中国に警告
Tsai Ing-wen says China must 'face reality' of Taiwan's independence (THE GUARDIAN)
中国「台湾の前途は全中国人が決定」、蔡総統を対等な交渉相手と認めず(読売新聞)
河野防衛相「習主席の訪日 歓迎には中国側が改善に努力を」 (NHK NEWS WEB) 
確かに大きな勝利だと思うけど、「われわれには独立国家を宣言する必要はない」とか「私たちはすでに独立国家であり、中華民国や台湾と呼んでいる」「われわれは独自のアイデンティティーを持っている。この国は私たちの国だ」とか「われわれには、成功した民主主義とかなり妥当な経済がある。中国から敬意を受けるに値する」とか「台湾を侵略するならば、中国は非常に大きな代償を払うだろう」とか、北京政府が言われたくないことをどかーんと言っちゃったから、世界中に拡まっちまった感があります。こうなると北京側も黙っててはいかん。国務院台湾事務弁公室の馬報道官が、「台湾の前途は全中国人民が決定する」とコメントしたそうです。「それじゃあ、中華人民共和国の前途も全中国人民で決定しろよ」って、言い返されそうです。最近の北京政府はなんかすると裏目に出る言動が多いです。内輪の論理だけで政治しない方がいいと思う。まあ、僕は台湾が大好きなんで、蔡総統には「いいぞ、もっとやれ」という気分ではありまする。
河野大臣さんも訪米中のシンクタンクでの公演でいろんなことゆうてます(ちなみに「シンクタンク」はあちらでは通じない和製英語)。「東シナ海、特に尖閣諸島周辺で、『力』を背景とした一方的な現状変更の試みが、間断なく続いている。日本はこうした挑戦的な活動を見過ごすことはできない」とか「自由や民主主義といった国際的なルールをないがしろにするならば、国際社会と連携して相応のコストを支払ってもらう状況を作る必要がある」 とか「前回は外務大臣として訪れ、今回は防衛大臣として戻ってきた。来年は総理大臣としてかもしれない」とか、お父さんとはかなり違う物言いをなされる。もちろん、「いいぞ、もっとやれ」という気分です。

繰り返しますが、民主国家でも独立なんてのは大変なことなのです。
スコットランド独立めぐる住民投票、英政府が正式に拒否 (BBC)
カタルーニャ自決権を主張 プチデモン氏、EU議員就任で(中日新聞)
ブレグジットが迫ってきて、スコットランドでは再び独立のための住民投票をしようという流れがあるようですが、首相が一蹴しました。あのおっさん、政治家一家出身であって、肝が座っとる。前任のメイさんなら折り合いをつけようとして泥沼にハマりそうでした。
プチデモン氏はカタルーニャ独立運動のリーダー・カタルーニャ州前首相でして、スペイン追い出されたんだけど欧州議会選挙で勝って、欧州議会での政治活動のチャンスを得ました。まあ、スペイン国外からどれだけのことができるかわかりませんが、 これらの欧州の動きは下手をすると国家から地域が独立する機運を醸し出してしまうかもしれません。

先日の休日に鶴来の汐井酒店に行って、鶴乃里を買ってきました。2016年ものです。山廃純米酒ですが吟醸のカテゴリーには入りません。ラベルの色は三色あってその年ごとにローテーションしています。ワインほど長持ちはしませんが3年の範囲でビンテージを楽しむ酒です。だから「古酒」という楽しみ方とはちょっと違います。2016年ものは柔らかくもったりした微妙な酸味を楽しめる出来栄えでございます。

本日のお酒:萬歳楽 鶴乃里 2016 + 立山 特別本醸造

コメント
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